野尻抱介のレビュー一覧
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初野尻。これ初音ミクが好きな人は絶対ハマるわw 内容を簡単に纏めると・・まず表題作から、宇宙開発+ボカロ。振られた?彼女を取り戻す為、主人公の親友が奮闘するお話。主人公と彼女の再会シーン。主人公と親友の友情シーン…など、グッとくる場面も多々ありとても良かった^^ 次、コンビニを舞台に○ァミマのお客さんが入ってきたときのあの独特な音をボカロ曲の新曲のサビに替えて洗脳?したり。次、クジラと会話をするプロジェクトから地球外(知的)生命体に遭遇するとは…。レイたんマジネ申w で、最後はその地球外生命体が大量生産され・・とまぁ、こんな感じだ。読んでてホント楽しかったなぁ♪
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Posted by ブクログ
西暦2006年、水星から太陽に向けて放出される謎の物質が観測された。その物質は太陽を覆うようにリングを形成し始め、人類は太陽の光を奪われていく。地球外文明に魅せられた若き研究者・白石亜紀は、そのリングを破壊するミッションに参加するが……という話。
米子で開催されたSF大会米魂に参加したのだが、その予習も兼ねて読んだ。SF長篇を読むのは久々だったのだが、とても面白かった。内容はハードSFで、理解が難しいところもところどころあったが、しかし作者の文章力がとても高く、ぐんぐん読ませられた。
内容は地球外文明とのファーストコンタクトものであると同時に、白石亜紀というひとりの女性の一代記でもある。望 -
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ネタバレ水星に突如現れた建造物。そこから始まる物語は内容も思想もとてもスケールが大きく、こんな作品が国内で生まれていたとを知らずにいたなんて、とても勿体無いことをしてきたように思います。
言語、常識、容姿、生物的構造。すべてが異なる異性人とのファーストコンタクト。コミュニケーションを円滑に取り合うことはとても困難が伴うことでしょう。
果たして、相手を信じて友好関係を築けるでしょうか?
こちらが友好を示そうとしたコミュニケーションに対して攻撃的な応対をされたら、やっぱり信じることはできない気がします。
そんな難しい命題を分かり易く考えさせてくれる作品でした。 -
Posted by ブクログ
日本のSF作家として名の知れた、野尻抱介の長編小説。元は短編作品で、それを長編化したものです。テーマは異星人とのファーストコンタクト。
あらすじ。西暦2006年。太陽は、突如現れた巨大なリングによって取り囲まれた。日照量の激減により、滅亡の危機に瀕する人類。誰が、何の目的で太陽を簒奪したのか……? 科学者・亜紀は、宇宙戦艦に乗り込みリングの破壊ミッションに参加するが……、というのが、序盤~中盤の内容。リングが現れた時から事件の終焉に至る数十年を、主人公・亜紀の視点から描くリアリティあふれるSF小説です。
異星人とのファーストコンタクトって、結構いろいろな小説や映画で描かれてきたテーマですけ -
Posted by ブクログ
ーーー西暦2006年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。はたしてリングの正体は? 人類の運命は?
異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。
野尻抱介2冊目。
ジャンルとしてはファーストコンタクトもののSFになるのか。
この手の物語にありがちなご都合主義 (例えば熱気バサラの唄がプロトデビルンに有効だとか。いや、マクロス大好きですけどね…笑) はほとんど見受けられず、ある意味冷徹な視点から描かれている。
自分自身、先入観を持って