野尻抱介のレビュー一覧

  • 南極点のピアピア動画

    Posted by ブクログ

    初野尻。これ初音ミクが好きな人は絶対ハマるわw 内容を簡単に纏めると・・まず表題作から、宇宙開発+ボカロ。振られた?彼女を取り戻す為、主人公の親友が奮闘するお話。主人公と彼女の再会シーン。主人公と親友の友情シーン…など、グッとくる場面も多々ありとても良かった^^ 次、コンビニを舞台に○ァミマのお客さんが入ってきたときのあの独特な音をボカロ曲の新曲のサビに替えて洗脳?したり。次、クジラと会話をするプロジェクトから地球外(知的)生命体に遭遇するとは…。レイたんマジネ申w で、最後はその地球外生命体が大量生産され・・とまぁ、こんな感じだ。読んでてホント楽しかったなぁ♪

    0
    2016年10月17日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    「時間封鎖」に似た設定でまず引き込まれ、後はファーストコンタクトまで一気。スピーディーな展開で非常に読みやすかった。

    0
    2016年05月15日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    西暦2006年、水星から太陽に向けて放出される謎の物質が観測された。その物質は太陽を覆うようにリングを形成し始め、人類は太陽の光を奪われていく。地球外文明に魅せられた若き研究者・白石亜紀は、そのリングを破壊するミッションに参加するが……という話。
    米子で開催されたSF大会米魂に参加したのだが、その予習も兼ねて読んだ。SF長篇を読むのは久々だったのだが、とても面白かった。内容はハードSFで、理解が難しいところもところどころあったが、しかし作者の文章力がとても高く、ぐんぐん読ませられた。
    内容は地球外文明とのファーストコンタクトものであると同時に、白石亜紀というひとりの女性の一代記でもある。望

    0
    2016年02月05日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    水星に突如現れた建造物。そこから始まる物語は内容も思想もとてもスケールが大きく、こんな作品が国内で生まれていたとを知らずにいたなんて、とても勿体無いことをしてきたように思います。
    言語、常識、容姿、生物的構造。すべてが異なる異性人とのファーストコンタクト。コミュニケーションを円滑に取り合うことはとても困難が伴うことでしょう。
    果たして、相手を信じて友好関係を築けるでしょうか?
    こちらが友好を示そうとしたコミュニケーションに対して攻撃的な応対をされたら、やっぱり信じることはできない気がします。
    そんな難しい命題を分かり易く考えさせてくれる作品でした。

    0
    2016年06月12日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    日本のSF作家として名の知れた、野尻抱介の長編小説。元は短編作品で、それを長編化したものです。テーマは異星人とのファーストコンタクト。

    あらすじ。西暦2006年。太陽は、突如現れた巨大なリングによって取り囲まれた。日照量の激減により、滅亡の危機に瀕する人類。誰が、何の目的で太陽を簒奪したのか……? 科学者・亜紀は、宇宙戦艦に乗り込みリングの破壊ミッションに参加するが……、というのが、序盤~中盤の内容。リングが現れた時から事件の終焉に至る数十年を、主人公・亜紀の視点から描くリアリティあふれるSF小説です。

    異星人とのファーストコンタクトって、結構いろいろな小説や映画で描かれてきたテーマですけ

    0
    2015年09月14日
  • 南極点のピアピア動画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ニコニコを観ている手前、あるいみ日常的なSFだった
    前半のちょっとありそうな話と後半の王道なSF展開が、無理なく繋がっていて面白い
    面白さのために知識や工数を使うということの先に、星間文明への仲間入りが待っているかは実感できないが、オープンハードウェアはありそうである

    0
    2015年05月05日
  • 南極点のピアピア動画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰にでも進められる、というわけではないので☆4。
    でも面白かったし、旬といえるうちに読むのが良さそう。
    「どこかで聞いたことがある名前や出来事」は名前が変わっているけれど、JAMSTECや金髪のジャーナリストの人が実名なのに吹いてしまった。
    ファミマ入店音シリーズとか聞いたこと無い人だとこの本を読んでからニコニコでチェックしてみたりするのかな。

    0
    2015年03月10日
  • 南極点のピアピア動画

    Posted by ブクログ

    ボカロ関連にカテゴライズしたが、初音ミクというよりCGMとしてみたニコニコ界隈に理解があればより楽しめる。
    ジャンルとしてはSFで、あらゆるものがオープンソースとなり、ユーザー同士の協力でどんなものでも作れるようになった世の中。その世界における初音ミクを模したキャラクターやCGMに携わる人々の物語。
    SFだが近い将来こんな世界が来たらいいな。そう思える一冊。

    0
    2014年12月27日
  • 南極点のピアピア動画

    Posted by ブクログ

    SF小説って初めてぐらいに読んだ。
    初めて読むには格好の本だったんじゃないだろうか。
    サイエンスの部分が理解できなくても、楽しめる内容。
    それでいて、そこに裏打ちされているだろうことも分かって、荒唐無稽な発想も、妙なリアリティを感じる。

    登場人物が皆、楽観的なのが良い。
    のんびりした空気感なのに、展開は結構急で、そのギャップが面白かった。

    現実ではこうはいかないだろうけど、
    こんな世界になればいいな。

    個人的には「コンビニエンスなピアピア動画」が好き。
    各章が最終章で集約されるのも良かった。

    0
    2014年12月17日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    尻P。一貫しているところ=異星人との出会い、異星人の性格、主人公が女性、ナノテク好き、地球文明に関する諦観。すこし違うと思ったところ=科学考証が十分でない、描写が物語的、底なしの明るさが無い。科学考証については、惑星間航行、宇宙戦闘などストーリーのハードルが高いのもあるだろう。
    私の好みでは、ピアピア=>ロケット・ガール>ふわふわ>太陽。

    0
    2014年11月02日
  • 私と月につきあって

    Posted by ブクログ

    良い良い。三人のキャラが立って、三人一組感が出てきておる。マツリがあんまり活躍してない感じはあるが本人はそんなことどうでも良い感じがするのでちょうどよいバランスなのかもしれん。

    0
    2014年10月28日
  • ふわふわの泉

    Posted by ブクログ

    出だしから、娘そっくりで面白い。科学的考証を積み重ねて突飛な世界を作る、SFとはこうあるべきだな。復刊ハヤカワ文庫のあと書きに、種明かしが述べられている。
    アーサー・C・クラークの作品に『楽園の泉』という軌道エレベータに関する作品があるのだが、それのオマージュである。主人公の名前が「朝倉」泉、そして軌道カタパルトを建設する。

    0
    2014年08月02日
  • ふわふわの泉

    Posted by ブクログ

    さくさく進んでいく展開は楽しい。しかし作中の開発スピードを見ると、普段の自分たちとはかけはなれているが、一流はそんなものなのか。

    0
    2014年06月12日
  • 女子高生、リフトオフ!

    Posted by ブクログ

    主人公ゆかりの宇宙旅行、最初は父と再開するための手段の一つだったが、宇宙に飛び立つことが目的のように変わる流れは良かった。女子高生が宇宙?話にならない、なんて事はなく十分楽しめた。また与圧服が既存のタイプではなく、レオタード型と珍しくも感じた。

    0
    2014年06月11日
  • 天使は結果オーライ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロケットガール2作目。以前読んだときは途中でなぜか中断してそのままになっており、後半2/3以上は初読。
     三人目の宇宙飛行士登場編。3巻で本格的に登場する、フランス版ロケットガールもチラっと前振り。
     終盤の大気圏突入など、これは無理だろう・・・と思うシーンはいくつもあるが、まあシャーマンが活躍する作品世界の事だからキニシナイ。

    0
    2014年06月09日
  • 女子高生、リフトオフ!

    Posted by ブクログ

    宇宙開発SFがSFにジャンル分けされなくなった現在でこそ、改めて世に問う意義がある。SFじゃなくても何も問題ないよね、という問いかけ。立派なSFでしたけど。
    それにしても、マツリのキャラには、古き良き90年代
    ライトノベルの香り(笑)。

    0
    2014年04月04日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    この作者のテーマは、未知との遭遇。「ピアピア」も「ふわふわ」も。
    ただ、交流できない存在との遭遇は初めてかな。読んだ順番では。

    おそらく、地球に存在している自分達人類と、同様の進化をしてきた宇宙人。その行き着く先。それは結局のところ、自分達の行き着く先。

    個が集まって、全体となる。一は全、全は一。そうはいうけれど、貴方たちのようになってしまうの?
    バッドエンドと思うような状況を眼にしてしまった亜紀の切なさ。

    積極的な敵対でないけれど、決して相容れない存在との遭遇。
    なかなか悲劇的な未知との遭遇。

    0
    2014年02月24日
  • 女子高生、リフトオフ!

    Posted by ブクログ

    20年前の作品とは思えない。すごいなー野尻さん。破天荒な大人達に振り回されながらも、前向きな主人公に好感度高

    0
    2013年11月20日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    ーーー西暦2006年、水星から突如として噴き上げられた鉱物資源は、やがて太陽をとりまく直径8000万キロのリングを形成しはじめた。はたしてリングの正体は? 人類の運命は?
    異星文明への憧れと人類救済という使命の狭間で葛藤する科学者・白石亜紀は、宇宙艦ファランクスによる破壊ミッションへと旅立つが…。


    野尻抱介2冊目。
    ジャンルとしてはファーストコンタクトもののSFになるのか。

    この手の物語にありがちなご都合主義 (例えば熱気バサラの唄がプロトデビルンに有効だとか。いや、マクロス大好きですけどね…笑) はほとんど見受けられず、ある意味冷徹な視点から描かれている。

    自分自身、先入観を持って

    0
    2013年11月17日
  • 太陽の簒奪者

    Posted by ブクログ

    正統派ファーストコンタクトもの。
    斬新な設定とか奇想天外なアイディアがあるわけではありません。
    でも、面白い。
    人類の危機であるはずの異星人の襲来。
    それでも白石亜紀は異星人との意思疎通を諦められません。
    未知への憧れと探究心が命の危機に勝るのです。
    この知的欲求がSFの面白さの原点なのかなと改めて思いました。

    0
    2013年10月08日