あらすじ
女子高生の森田ゆかりは、16年前ハネムーン先で失踪した父親の消息を求めて、ソロモン諸島・アクシオ島を訪れた。そこで出会った「ソロモン宇宙協会」の所長、那須田と名乗る男は、父親捜しを手伝うかわりに、ゆかりを協会にスカウトする。そこには、軽量化を余儀なくされたロケット打ち上げのため、小柄で体重の軽いゆかりを飛行士に採用しようという協会の思惑があったのだが……。野尻宇宙開発SFの原点、ついに復刊
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ほほぅ
原作版は原作版で面白い。
先にロシアのソユーズが出て来ると思わなかったけど、
それはそれで在りだとも思った。
書かれた時代が時代だけに仕方無いけど。
Posted by ブクログ
これ、20年前の作品の復刊だったのか!後書き読むまで気づかなかった。
だって、断熱タイルがデブリ衝突で脱落って、シャトルの事故前に書かれたとは思わないでしょ…そして、誰も不幸になっていないよなあと書こうとして気づいた。ミール…
Posted by ブクログ
昔アニメでみた記憶を思い出して読んでみた.エンジンの燃料についてはとても驚いたが,ところどころにエンジニア的な考えがあり,主人公の発言には納得する部分が多い.あと,スペースシャトルの扱いはお約束でした.
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ふわふわの泉がJAで復刊した時も満面の笑みで『2冊目』を買いましたが、まさかロケットガールまで再リリースしてくれるとは。店頭で見た時目を疑いましたよ。狂喜乱舞。
というわけで『3冊目』のロケットガール1。やっぱりいいわぁ。バイブルです。
願わくば。新作で「ロケットガール5」を。
ついでにドラゴンブックの「ロケットガールRPG」の復刊を。
それにしても昨今は「富士見の遺産」が各所で復刊復活してて実に嬉しい状況です。やんややんや。
Posted by ブクログ
本屋さんでたまたま見かけ、タイトルのインパクトと表紙にひかれ読んでみることに。
初読の作家さんですが、おもしろいぢゃないかコレ。
有人飛行までに至るロケット技術開発のなんやらかんやらとか、いざリフトオフしてから帰還するまでの様々などーたらこーたらとか、とてもわかりやすく読ませていただきました。
スペースシャトル全盛で、ISSは建設前、と。そんな時期のお話ですね。ソユーズの長持ち具合ってやっぱすげぇ。
復刊モノで続編あるとのこと。次もゼヒ読みたい。
Posted by ブクログ
富士見ドラゴン文庫からハヤカワでの再発行。表紙が変わってラノベ風味は薄れたのは良かった。
中身は変わってませんが、古臭くなっていないところは現実の世の中がいかに停滞しているかという残念さです。
まあ、ネットや携帯なんていうものがないのはしょうがないことで。
なにしろ、20年前ですから。
誰か、映画化しない?
あ、ゴウリキさんはもう女子高生役は無理でしょ。
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面白かった。
これぞ、ラノベといった作品。
快活、行動力のある女子高生に、話のわかる母親、家族に顔向けできない、問題のある父親、巨乳野生児の腹違いのほぼ同い年の妹、計画力のない宇宙協会の面々。ラノベ設定はバッチリ。
失敗続きの打ち上げの原因が、なんともとんでもなかった。
とにかく面白かった。
Posted by ブクログ
主人公ゆかりの宇宙旅行、最初は父と再開するための手段の一つだったが、宇宙に飛び立つことが目的のように変わる流れは良かった。女子高生が宇宙?話にならない、なんて事はなく十分楽しめた。また与圧服が既存のタイプではなく、レオタード型と珍しくも感じた。
Posted by ブクログ
宇宙開発SFがSFにジャンル分けされなくなった現在でこそ、改めて世に問う意義がある。SFじゃなくても何も問題ないよね、という問いかけ。立派なSFでしたけど。
それにしても、マツリのキャラには、古き良き90年代
ライトノベルの香り(笑)。
Posted by ブクログ
ロケットガール1巻。
やけにテンポよく進む展開と文体だと思っていたら、最初の出版はラノベレーベルだったのか。主人公が女子高生だったりするのも、読者層に合わせてのことなのね。オチも納得。
あとがきを読むと、隠された狙いというか宇宙開発に向けての思い入れがわかります。
ハネムーンで別れた父親を探すべくソロモン諸島・アクシオ島を訪れたゆかりは、出会ったソロモン宇宙協会の所長・那須田に言いくるめられて、ロケットのパイロットに採用されてしまいます。
父親を探し出したら帰る、という約束だったのが乗り掛かった船というやつで、なんだかんだとロケット打ち上げまで関わることに。
打ち上げ成功、船外活動、ドッキングと、立て続けに起こったトラブルを回避しながら、突発のミッションをこなす女子高生ゆかり。
なんなのこれ、とんでもないアクション映画なんだけど。
宇宙への期待と興奮と不安とか、家族関係のごちゃごちゃとか、人類初の女子高生パイロットに群がるメディアの煩わしさとか。いろんな内面の葛藤を描けたであろう部分は早々に切り上げて、宇宙へ行こう!危険なことも起こりうるけど、知恵と工夫と少々の根性で乗り切ろう!
というめちゃくちゃに前向きな物語なんだよなぁ。
読後が、やってやったぜ、と思う爽快感があるのは久しぶりです。
読み返すと、細い部分で違うと思うのですが、第一印象がね、やり切ったなんですよ。それを台無しにするオチが若者っぽくて良い。
Posted by ブクログ
実際の宇宙工学をベースに、フィクションでブレークスルーさせるハードSFです。この物語ではスキンタイトスーツという宇宙服がキーの一つになってますが、表紙を見ての通りの萌え要素でもありますね。読むと元気になれる作品でした。?