あらすじ
〈ロケットガール2〉 森田ゆかりとマツリのオービターが日本に不時着。そこに現れたのは──新装復刊第2弾
ゼロ・グラビティの恐怖と酩酊感は3Dで体験できても、彼女たちのけなげさは体感できない。史上最年少の宇宙飛行士“ロケットガールズ”としてミッションに従事する森田ゆかりとマツリ。
しかし、大気圏再突入時にトラブル発生、二人のオービターはあろうことか日本に不時着してしまう。そこに現れたのは、三浦茜という小柄でほっそりした秀才少女。
故障した実験装置に応急処置をほどこす茜に感心したゆかりは、彼女を三人目の宇宙飛行士にスカウトするが、そこには思いもよらぬ難関があって……シリーズ第2弾
感情タグBEST3
2巻読了
とりあえず、ここまでがアニメ化された内容。
サブタイトルをメインで出してるので解り難いけど、本作がシリーズ第2巻。
紛らわしい事をしてると云うか、作品のタイトルすら見てもいなければ分類もまともに出来ないのがBookLiveの悪いとこ。
作品が良くても、これでは作者にも読者にも失礼でしかない。
Posted by ブクログ
ここまで感動できる物語に久しぶりで出会えた.この本が10年前以上にでていたなんて驚きである.今回もまた女子高生でないと解決できない問題をクリアする物語.管制室の描写などもでてくるので,かなりのめり込めました.
Posted by ブクログ
2度目の新装版。何度読んでも何年経っても相変わらず極上です。
ワクワク感がパないです。
金魚の件とか胸が詰まります。
このまま順当に4巻までリリースされたとして、新作出るといいなぁ。
ついでにRPGも新装版で出せばいいと思うの。
Posted by ブクログ
面白かった。
冒頭のつかみはアニメチックで面白かった。
まだ、スペースシャトルが飛んでいて、ニューホライズンズが冥王星に到達していなかった時代のお話。
今回はマツリが薄かった。
やたら元気よく、荒唐無稽なストーリーだが、きちんとSFしている。
しかもラストのお約束も納得感があり、面白かった。
Posted by ブクログ
ロケットガール2作目。以前読んだときは途中でなぜか中断してそのままになっており、後半2/3以上は初読。
三人目の宇宙飛行士登場編。3巻で本格的に登場する、フランス版ロケットガールもチラっと前振り。
終盤の大気圏突入など、これは無理だろう・・・と思うシーンはいくつもあるが、まあシャーマンが活躍する作品世界の事だからキニシナイ。
Posted by ブクログ
ロケットガール2巻。
新たな女子高生パイロットをメンバーに加えて、コンビからトリオになった「ロケットガールズ」。
今回のミッションは、冥王星探査船のオルフェウスのトラブル処置です。
そういうとチープな感じですが、2段構えのトラブルが起きるのがパニック映画で楽しい。『アポロ13』を見た後の感じになります。ライトスタッフの面々が己のプライドをかけ、仲間への信頼のもとに困難に立ち向かうのは、やはり楽しい。
破天荒なゆかり。マイペースなマツリ。冷静な茜。
ロケットガールズの3人を大雑把に分けると、こういう区分けになるのかなぁと思いますが、それぞれに頑固というか熱血というか、自分の心の奥底に持ち合わせている行動原理の熱い部分は持ち合わせているので、そこが互いにパートナーとして信頼できる部分になっているのかな。
マツリのそれは見えにくいけど、一番ぶれない芯を持ち合わせている娘だと思う。野放図な部分が強く見えているだけで。
いや、好奇心だけで動いている面もあるから、この評価は違うかもしれない。ガールズを一括りにしたくて、自分が無理やり言っているきらいがあるな。
茜が「ロケットガールズ」に希望した直接の理由の一つに、外面だけを気にする校長への不満・反骨があるのだけど、解放の手段として盗んだバイクでなくロケットに乗るというのが、非常にわかりやすくて良いです。
ロケットは重力からの脱出ですからね。重力に魂を引かれた大人への反抗、というやつです。世紀末覇者先輩はまんまでしたが、茜もストレートで良いです。
若者の特権ですよ、無鉄砲というのは。