感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年01月11日
ボーカロイドという非現実的ながら実在するガジェットにより「初音ミク的存在が現実にいる」という空想の世界観が、現実に近いように錯覚してしまう。ある意味、現実に絶望してしまう作品。
高次知性体との邂逅の周辺にちりばめられた恋愛エピソードは、有川浩「空の中」と似た感覚を味わった。自動化され増殖する工場...続きを読む、宇宙への風に乗る恋人達、特殊な環境下でのクモが生み出す予想外の構造物、潜水艦を使った鯨との追跡コミュニケーション研究、一つ一つにボーカロイド「小隅レイ」のイメージが生かされ、「あーやきゅあ」に行き着く世界は、出来すぎなくらいのユートピアである。
~再読~
「外見の同一性保持」は疑心暗鬼を生まないための機能と思ってたが、可塑性があると絶対悪用されますね。あっさり自壊する性質のおかげで「肉の壁」にも「デコイ兵士」にも出来ない。もし他の有名キャラだったらと考えても『宗教・政治的バックボーンを持たず、知性を感じさせ、暴力性が低く、基本能力が歌唱のみ』って辺りが絶妙。(仮にドラえもんが選択された場合、四次元ポケットが機能しないので少なからず偽物感が生まれる) そういう意味でもやはりマジ天使だった。
●「ハジメテノオト」の所にetmlタグが入ってる……。
Posted by ブクログ 2021年02月06日
ニコニコ動画とボーカロイドを下地にした、壮大にして飛躍的なSF。
民間ロケット、軌道エレベーター、潜水艦でのクジラとの対話、そして星間文明との交流へとスケールがどんどん広がっていくのが爽快で心地良い。
Posted by ブクログ 2020年01月06日
2012年に尻Pが夢想した「ネット社会の理想の未来」って感じの小説。終始明るく読んでてワクワクする。
だけど、終盤に実名で津田大介、どう見たってカワンゴの山上会長が出てきてからは「なんで今のネットってこうなっちまったんだろうな」と作中と現実の落差に落胆せざるをえなかった。
夢がある話だけに、現実の夢...続きを読むのなさが残酷なほど浮き彫りになってしまう。この小説みたいにみんなが科学に理解を持って助け合えば、今からでもこんな社会は目指せるんだろうか。
現実のクソさのせいで読後感は複雑だが、内容は傑作といって過言じゃないと思う。
Posted by ブクログ 2022年08月24日
SFの一つの到達点。「今の日本」でSFが書かれなければならなかった理由は、この作品が生み出されなければならなかったからなんじゃないかなとか言いたくなるレベル。まあ、アキバ的思考が全宇宙標準というのはある種の人々にとってはデストピア作品にしか捉えられない可能性はあるかw潜水艦まででおわっても、普通にS...続きを読むFなのだが、その先の展開は予想外だったw
Posted by ブクログ 2015年10月06日
共通の偶像(ミクさん)があることで大勢の人たちが共通の目標に向かい、それによって予想もできないものすごいできあがってしまった!!!...というニコニコ技術部の「作ってみた」文化や今後の3Dプリンタの技術に期待できるSF作品集。これはすごい。短編集の形式なのでよみやすかったです。
Posted by ブクログ 2015年09月27日
久々に、どストライクな小説にあたった。初音ミクをモチーフにしたお気楽小説かと思っていたが…間違いでした。
どの話も実現してもおかしくないような話ばかりで、ワクワクさせられっぱなしでした。宇宙からの使者はさすがに…だけど。でももしそうなったらまっさきにファミマに行って複製希望だしますw。
Posted by ブクログ 2015年08月31日
地球文明史におけるVOCALOIDの意味を俯瞰してとらえ、その愛すべき存在価値を究極まで歌い上げた良作と申せましょう。
後世の方々には、初音ミクさんの誕生期にはこの小説みたいなトキメキが疾風怒濤していたから読んでみ?と伝えたい。
月にさ、彗星が墜落しちゃうアクシデントがあったわけ。そんで、大学院生...続きを読むである彼が係わってた月探査計画が頓挫しちゃってぐちゃぐちゃ愚痴ってたら彼女がいなくなっちゃって…というのがこの本の一番目のお話。
でもその悪い運命かと思われたアクシデントは新たなるチャンスを彼に与えてて、ボーカロイド小隅レイを好む人々がそれを後押しする状況は出来ていた!ってゆう。美しいね。
そのあとこのお話は、更なる、わたしたちの愛についての考察を促すことになるのだ。
あーホント、「好き」って大事。
好きこそ人類の上手なり。
Posted by ブクログ 2014年08月09日
読みだしはSFを絡ませたライトな恋愛モノか~と思いながら読んでたけど、徐々にSF臭くなっていき、「歌う潜水艦と~」で突如未知との遭遇!そこから1話2話を巻き込んで一気にSFな感じに!!
巻末の解説にもありましたが、とっても楽天的なSF(でもあ~やの設定がなかったらこうはならないだろうな…)。実際、初...続きを読む音ミクやらニコニコ動画やらは全然知らないんですが、ほんとにこんなことができれば夢があるな~と楽しく読めました。冷静に考えると「オタクの妄執ってエネルギーありすぎて怖ぇ~」と思わなくもないですが(笑)。
でも現実世界の上記ユーザーに理系バリバリの人達ってどれぐらいいるんだろうな~??あと、ネットユーザさん達ってこんなに仲良くできるのかしらとか。…AKBのファンたちが結託を組むようなものか??
追)作中曲を聞いてみた。…わ~なんかすごい世界が広がってるぅ~(笑)。初音ミク、テレビでちょっと流れてるやつは聞いたことあったけどちゃんと聞くの初めてだったわ…。テレビで聞いたのはもっと激しかったり早口だったりしたけど。ほんとに初音ミク出始めのヒット曲なんですねぇ。この曲ぐらいならまだ初心者に優しい(笑)
Posted by ブクログ 2014年12月24日
読みだしはSFを絡ませたライトな恋愛モノか〜と思いながら読んでたけど、徐々にSF臭くなっていき、「歌う潜水艦と〜」で突如未知との遭遇!そこから1話2話を巻き込んで一気にSFな感じに!!
巻末の解説にもありましたが、とっても楽天的なSF(でもあ〜やの設定がなかったらこうはならないだろうな…)。実際、初...続きを読む音ミクやらニコニコ動画やらは全然知らないんですが、ほんとにこんなことができれば夢があるな〜と楽しく読めました。冷静に考えると「オタクの妄執ってエネルギーありすぎて怖ぇ〜」と思わなくもないですが(笑)。
でも現実世界の上記ユーザーに理系バリバリの人達ってどれぐらいいるんだろうな〜??あと、ネットユーザさん達ってこんなに仲良くできるのかしらとか。…AKBのファンたちが結託を組むようなものか??
追)作中曲を聞いてみた。…わ〜なんかすごい世界が広がってるぅ〜(笑)。初音ミク、テレビでちょっと流れてるやつは聞いたことあったけどちゃんと聞くの初めてだったわ…。テレビで聞いたのはもっと激しかったり早口だったりしたけど。ほんとに初音ミク出始めのヒット曲なんですねぇ。この曲ぐらいならまだ初心者に優しい(笑)
Posted by ブクログ 2014年05月10日
悪ノリはバーチャルアイドル"小隅レイ"に具象化し、宇宙へ飛び、地上と宇宙を繋ぎ、鯨を追って深海に潜る。星間文明の親善大使にだってなれるのだ。
ネット住人の「なんだか面白そう」が寄り集まって、ビックプロジェクトへ。このみんなで何か出来る感…。ワクワクしますね。
動画サイトやボカロ、...続きを読むコンビニなどの身近なところから、有人宇宙船や軌道エレベーター、ファーストコンタクトといった本格派SFへの極端な飛躍が面白い。
"アカルイミライ"がきっとあるはず、と信じたくなります。
Posted by ブクログ 2014年03月09日
ボーカロイドを使って歌わせるだけでなく、弾道飛行にも連れて行く。
コンビニの入店音がボカロ曲のプロモに。
鯨とのコミュニケーション試験にボカロ音声が使われ、それは未知との遭遇へと繋がる。
ボカロや動画サイト、それを取り巻く人々を書いた連作短編。
面白かった。うちにもあーやが来たらいいのに。
Posted by ブクログ 2021年03月10日
面白かったです。
SFなんだけれどとってもハッピーしかない。。
ピアピア動画ユーザーたちの、「なんかそれ楽しそう!」というノリで、有人宇宙飛行や軌道エレベーター、地球外知性体とのファーストコンタクトまで。
軌道エレベーターが変異した蜘蛛(の糸)から作られるというのもよいです。ハミマ宇宙店。
「歌う潜...続きを読む水艦とピアピア動画」が好きでした。鯨とボーカロイド・小隅レイのコミュニケーションすてき。
最終話ですべてが繋がるのも良かったです。そしてあーやが地球を離れて宇宙空間を航海しているときに歌う曲が「ハジメテノオト」とか泣くやん。。
昔々にオススメされていた本をようやく読みましたが今までスルーしてたの勿体なかった。
Posted by ブクログ 2021年02月16日
ニコニコ動画、初音ミク、Maker movement と言った草の根テクノロジーで「きっと遠くまで行ける」という希望に満ちた物語。
残念ながら著者が振り返って認める通り「楽観的に過ぎた」物語ではあるが「2010年代前半の空気」を閉じ込めたタイムカプセルとしては素晴らしい。
もちろん、ちゃんと SF...続きを読む であり、初音ミクもとい小隅レイ(cosmic ray)は結節点として機能している。
Posted by ブクログ 2018年12月08日
「「ニコニコ動画」と「初音ミク」と宇宙開発の清く正しい未来を描く」
という宣伝文句どおりのSF
腹がくちるとかの言い回しがないと
ライトノベルとのちかさてきに
小川一水作品とあまり見分けがつかないような気がする作者の作品だが
ニコニコ動画というか初音ミクへの入れ込みっぷりは異状
「日本人は異星文明と...続きを読むのファーストコンタクトよりKawaiiが大事である」
で日本は今日も平和ですが始まりすぎが
「清く正しい未来」なのかは良くわからないが
「正しい」は現在に対する理想ではある
「清く」というところが返ってそうでないそうから忌避されるところである
『ふわふわの泉』が早川JAで新装される日も遠くないか
Posted by ブクログ 2018年04月21日
【今更ながら】ピアピア動画【読んでみた】という感じ。
私もニコニコ動画に詳しいわけではないけど、あと300年くらい発達した科学と発達したニコ動があったら、こんな「胸熱」な展開もあるのかな、とわくわくした。内輪のノリで、一人一人の応援と投げ銭と技術で、途方もない話が現実のものになっていく可能性を信じた...続きを読むくなる。
wktk、ボカロ、技術部、才能の無駄遣い、そんな単語がSFの世界に登場する、なんか外国の街角で日本人にあったような懐かしさと照れくささがあって面白い。
「はじめての音はなんでしたか」
ひさびさにボカロを聞いてみようかな。
Posted by ブクログ 2018年02月24日
ピアピア動画と言われるネット動画サイトを接点にした連作、と思いきや最後に繋がるストーリー。
明らかにニコ動をモデルにしてボーカロイドやコンビニをネタにして最後はSFらしく宇宙と人の心へ繋がる壮大な話、なのだが緊張感はなくオタクが活躍するユルイ話に仕上がっている。
特にボーカロイドがロボット化し増殖し...続きを読むていく話はリアリティがあり本当にそうなりそうだった。
Posted by ブクログ 2017年11月10日
SF。連作短編集。
タイトル通りに某動画サイトをモチーフにした作品。
はじめの3話は、主人公がアイディアの実現を目指して奮闘する、ライトな青春SF。
最終話は『星間文明とピアピア動画』。これが素晴らしい。宇宙人とのファーストコンタクトから、宇宙人の地球での発展を描いた、自分の大好物な設定。
1冊全体...続きを読むを通して、一貫して明るい未来が描かれているのが非常に好印象。
Posted by ブクログ 2017年08月24日
この本の評判の良さはなんとなく聞いていたものの、ニコニコ動画+初音ミクという組み合わせに加えて表紙の絵でなんとなく避けていた。
しかし、作者の「太陽の簒奪者」をたまたま読んで、とても面白かったのでついに本書にも手を出してみた。
うん、面白い!
ホーガン先生にも通じる科学や技術や人に対する楽観主義に...続きを読む文句をつけたくなるところもあるけど、読み終わってみると気分よく「まぁこんな話もありだよね」と思えてしまう。
オープンソースハードウェアも今はここまでできてないけど、あのbonanzaがソースを公開したことで将棋ソフト全体の能力が向上したことを考えると、3Dプリンタの能力があがり、何か大きなことがあれば一気に進むかもしれない。
あーやたんの最後の歌には感動。
あーやたんマジ天使
Posted by ブクログ 2017年08月12日
それなりに面白かった。SF的なアイデアを、ニコニコ動画をモデルにした動画投稿サービス?のユーザーネットワークの中で実現してしまったり、さらには未知との交信まで。息抜きに軽いものを読みたいと思って、実際軽かったのだけれど、はずれでなく、割と楽しめた。
170812
Posted by ブクログ 2016年10月17日
初野尻。これ初音ミクが好きな人は絶対ハマるわw 内容を簡単に纏めると・・まず表題作から、宇宙開発+ボカロ。振られた?彼女を取り戻す為、主人公の親友が奮闘するお話。主人公と彼女の再会シーン。主人公と親友の友情シーン…など、グッとくる場面も多々ありとても良かった^^ 次、コンビニを舞台に○ァミマのお客さ...続きを読むんが入ってきたときのあの独特な音をボカロ曲の新曲のサビに替えて洗脳?したり。次、クジラと会話をするプロジェクトから地球外(知的)生命体に遭遇するとは…。レイたんマジネ申w で、最後はその地球外生命体が大量生産され・・とまぁ、こんな感じだ。読んでてホント楽しかったなぁ♪
Posted by ブクログ 2015年05月05日
ニコニコを観ている手前、あるいみ日常的なSFだった
前半のちょっとありそうな話と後半の王道なSF展開が、無理なく繋がっていて面白い
面白さのために知識や工数を使うということの先に、星間文明への仲間入りが待っているかは実感できないが、オープンハードウェアはありそうである
Posted by ブクログ 2015年03月10日
誰にでも進められる、というわけではないので☆4。
でも面白かったし、旬といえるうちに読むのが良さそう。
「どこかで聞いたことがある名前や出来事」は名前が変わっているけれど、JAMSTECや金髪のジャーナリストの人が実名なのに吹いてしまった。
ファミマ入店音シリーズとか聞いたこと無い人だとこの本を読ん...続きを読むでからニコニコでチェックしてみたりするのかな。
Posted by ブクログ 2014年12月27日
ボカロ関連にカテゴライズしたが、初音ミクというよりCGMとしてみたニコニコ界隈に理解があればより楽しめる。
ジャンルとしてはSFで、あらゆるものがオープンソースとなり、ユーザー同士の協力でどんなものでも作れるようになった世の中。その世界における初音ミクを模したキャラクターやCGMに携わる人々の物語。...続きを読む
SFだが近い将来こんな世界が来たらいいな。そう思える一冊。
Posted by ブクログ 2014年12月17日
SF小説って初めてぐらいに読んだ。
初めて読むには格好の本だったんじゃないだろうか。
サイエンスの部分が理解できなくても、楽しめる内容。
それでいて、そこに裏打ちされているだろうことも分かって、荒唐無稽な発想も、妙なリアリティを感じる。
登場人物が皆、楽観的なのが良い。
のんびりした空気感なのに、...続きを読む展開は結構急で、そのギャップが面白かった。
現実ではこうはいかないだろうけど、
こんな世界になればいいな。
個人的には「コンビニエンスなピアピア動画」が好き。
各章が最終章で集約されるのも良かった。
Posted by ブクログ 2018年10月08日
創造主の掟からインスパイアされてるだろ/ それは別にいいけど、あまりにも臭すぎる/ 作家がニコニコ動画に心奪われているというだけで新興宗教にはまった奴を観ているような気分になる/ ボーカロイドごときに傾倒するのもどうかと思うわ/ 所詮は商業に達しないド素人が曲を作ったからなんだと言うのか/ あまりに...続きを読むも臭すぎる/ 内容的には結局宇宙人が人類に影響を与えないように浸透して情報上げたいってのは解るけど、おまえがそんなに目立って複製したら影響与えまくりだろ/ 破綻してるんだよ/ 誰にも存在を知られず人間として浸透しろよ/ それにしても、なんたらPやら自称するようなメンタリティの人間に面白い奴は(最初の一人を除いて)タダの一人もいないと言うことが理解できない知恵遅れの巣窟に、野尻抱介ほどの作家がはまり込むとはな/ 話は面白かったけどね/
Posted by ブクログ 2019年01月05日
とにかく明るい未来への期待に溢れたSF。
もう少し前に読んでいたら感想も違っただろうけど、今のニコニコ界隈の感じを考えると、いまいち登場人物のテンションに乗りきれなかった。
Posted by ブクログ 2014年09月15日
ニコ動やボカロを意識したSF小説
リア充爆発しろとまでは思わないけど
なんだか鼻につくのはなぜなんだ・・
科学的な話や技術的な話がさっぱりわからなかったけど(笑)
彗星が月に衝突してなんたらかんたらで南極から宇宙に行く話と
ファミマでくもの巣で宇宙蜘蛛繁殖の話と
潜水艦がクジラの会話を分析して宇...続きを読む宙人見つける話と
最後が宇宙人がロボットでボカロで一人一台の話
最後の話が面白かったかな~
あんまりニコ動とか興味がないから
そこまでじゃなかったけど・・
ネット用語みたいので会話する人たちに違和感^^
Posted by ブクログ 2014年03月02日
野尻作品ははじめて読みましたが、リアリティを持たせる部分のさじ加減がとても上手い。なので、空想の翼を広げた部分の物語もひょっとしたら有り得るんじゃないかと思えてしまう。
あーやを独断で広めるのはどうかと思ったけど、少し先の未来に有り得るかもしれない物語からの急展開には、グッと引き込まれた。
Posted by ブクログ 2014年02月13日
最後まで読むとおもしろかった。お話のテンションは普通。なんか常にちょっといい話だった。そういう普通の小説だった。
アイデアがおもしろかった(ピアピア工場が企業とかと実際つながって、ピアピア技術部が各所で実体持ってるのとか)。
正統的なおもしろい小説の部類だった。どこの本屋さんでも平積みされてる感じの...続きを読む。工業っぽい用語がなければ本当に普通の小説であって、そこそこ売れるやつ。
こういうSFっぽくないハヤカワ文庫をはじめて読んだかもしれない。なにをもってSFというのかは知らないが、あーや複製の話以外はSF度は低いと感じた。普通の、良い小説。
でも最後はおもしろかった。最初のがいちばんつまんなかった。あーやに素数を送るあたりからSFっぽくてよかった。コンビニは普通の小説としておもしろかった。あっでも最初のピアピア工場の仕組みはSF的でよかった。ただし主人公の二人がどうでもよすぎた。
自己複製、自動増殖というのが、最近のSFっぽさなのかなと思う。