神戸遥真のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ元カレがクズですな、本当に。
それでいてやることが小っちゃい。
まあその小っちゃいことが、今の主人公にしてみれば致命的なことになっていくのだが。
ズボラ女子と料理上手な年下男子との同居もの。
向かない仕事やその他諸々で精神をすり減らした結果、声は出なくなるし、部屋は荒れ放題。
ただそのズボラっぷりも家庭環境のせいかと思うと同情の余地はある。
抑圧され続けたら、どこかで爆発もするだろう。
そういう意味では、彼の方も似た境遇ではあった。
色々隠してはいたが(転がり込んだ理由が理由だったので、絶対何か裏があるだろうと思っていたら案の定……ただ悪い方向でなくてよかった)
彼にしてみれば彼女は恩人でもあるし、理解もしやすい立場だっただろう。
元カレに対しての言葉は、彼だからこそ出た言葉だったと思う。
思いの外、彼氏彼女になるタイミングは早かったが、付箋で言葉を交わし合うバカップルぶりに悶えることもできたし、元カレにも主人公を苦しめてきた元凶にも一矢報いることができてよかったと思う。
あそこで駆けつけて逆転の一手を放つのはヒーローの醍醐味よの。
主人公を追い込んだ人が血の繋がった……(伏せ)と言うのは辛いものがあるが……
ラストに和解らしき描写があるのも救いか。
引きこもっていた彼女も作中で色々仲間ができたのもよかった。
自分が引きこもった場合はこうはいかない。
しかも、そこから自分の未来を決めたところもびっくり。
そこまで飛躍するとは思わなかった。
あのマグカップやお菓子は布石だったか……
やはり、自分ではこうはいかない。
主人公の成長ぶりが嬉しくもあり、置いていかれたような寂しさもあり。
でも、同じ未来を見てくれる彼がいるのだから、大丈夫だろう。
そう信じている。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまあ随分やらかす主人公さまで。
告白相手間違えるし、ケーキを彼の顔面に突っ込ませるし、肝心なところで言葉間違えるし。
お陰で色々ハラハラする羽目になりました。
一方、強面の彼はいい子すぎて、損しているのが気の毒になるレベル。
「わたしだけが知っていればいい」と独り占めしたくなるほど性格はいい子なんですけど、学校生活に支障が出るレベルで誤解されていたから、そうもいかず。
見た目で損すると生きづらい不条理よ。
主人公も(恐らく)初恋面でも家庭内でも色々問題を抱えて、その割に前半でさくさくっと解決していくので、もっと引っ張らなくていいのかと肩透かしを食らったのですが、彼が上記の状態なので。
また表題にある通り、彼とは友だちでなく、それ以上になりたいと思ってしまったから、後半は彼の環境改善と新しい恋の話になりました。
となると、あのさくさく展開はありかなと。
再び間違えた彼女でしたが、最後はうまいことまとまって、彼の環境も色々改善されてよかったです。
久々に高校生のアオハル、小説で堪能させていただきました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ紅茶専門店の物語と聞いて、紅茶好きとしてつい手に取っちゃいました。
偽物夫婦が何だかんだ口喧嘩しながらも、心通わせていったり、お客様との縁を結んでみたり。
登場する紅茶がどれも美味しそうで、香りまでこちらに伝わってくるようでした。
秀二さんの家族側とはある程度和解はできたのでよかったですが、偽物夫婦は「家族」と称するようにはなりましたが、結局まだ偽物のまま。
できたら、この二人がちゃんと正式に「家族」になるところまで見たかったです。
偽物のまま紅茶の香りに包まれた日々が続いていくのもまた面白いかもしれませんが。
それにしても、秀二さんの機械オンチぶりはかなりやばい。
あやめさんが来るまでどう生活してたのか、地味に気になります。