安藤貴子のレビュー一覧

  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    日本で生きていると実感の湧かない世界の実情、地球の現実を知ることができた、自分にとってはとても貴重な一冊。
    テクノロジーの発展は、確かに私たちを便利な生活へと導く。しかし、その甘い蜜を現代を生きる誰もが吸っている(無意識的に)からこそ、「便利さ」という誘惑に私たちは驚くほど脆弱だ。
    現代に蔓延る社会問題、環境問題は、紛れもなく私たち人間が、引き起こしたものであり、その責任を私たち人間は、引き受ける必要がある。一度手にした甘い蜜を諦めること、手放すこと、すなわち自分たちの生活が「便利でなくなること」に、私たちは過剰なまでの恐怖を抱く。しかしそれは、私たち人間が歩んできた時間軸を、歴史を逆戻りする

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    2024年04月26日
  • おもてなし幻想

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    第1章 顧客ロイヤルティを巡る新たな戦場
    結論その1 喜びの戦略は割に合わない
    結論その2 満足度はロイヤルティの予測因子ではない
    結論その3 カスタマーサービス・インタラクションはロイヤルティではなくディスロイヤルティを促す可能性が高い
    結論その4 ディスロイヤルティ緩和のカギは顧客努力の軽減

    ■まとめ
    ・サービスチャネルで顧客を喜ばせることは割に合わない。期待を上回るサービスをされた顧客のロイヤルティは、期待が満たされただけの顧客のそれよりほんのわずか高い程度。
    ・カスタマーサービスが促すのはロイヤルティではなくディスロイヤルティ。平均的なサービス・インタラクションが顧客のロイヤルティを

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    2023年12月23日
  • ロケット科学者の思考法

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    仮定と合わない結果に対して都合の良い解釈でしっかり眼を向ける部分を歪める、一つの良い結果での思い込み。
    技術分野で働く身としては結果に対する考察をもっと深掘りしていかなければと改めて考えさせられた気分です

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    2022年05月22日
  • ロケット科学者の思考法

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    新規事業が立ち上がらない原因が論理的に示されている。

    問題は、これを理解した上でどうするかだ。悩みは深まるばかり…。

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    2022年01月23日
  • This is Service Design Doing サービスデザインの実践

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    デザイン思考、アジャイル、HCD、コ・デザイン、DX…モダンなプロダクト開発の文脈で頻出する単語は、濃淡あるにせよ。だいたい本書でも取り扱われている。それくらい網羅的な一冊だ。

    サービスデザインとは何か。何故サービスデザインか。いかにサービスデザインを実践し、上達するか。
    そして、組織へと取り込んでいくにはどのようなアプローチがあるのか。
    サービスデザインについてホリスティックに書かれた本書は網羅的であるがゆえに、分厚い。しかし、一冊の中に「ゆりかごから墓場まで」が詰まっているため、自分自身や組織がどのフェーズに位置していても得るものがありそう。

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    2021年01月19日
  • おもてなし幻想

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    まとめ 
    「カスタマーサポート=お客様をおもてなしする(喜ばせること)」ではない「カスタマーサポート=お客様の努力を低減させる」

    お客様の努力の低減させるには
    ・全ての問題をできるだけセルフサポートで解決させる(2章)
    ・2回以降のお問い合わせを減らす(3章)
    ・お客様に努力を感じせない対応する(4章)


    感想
    カスタマーサポートの教科書。
    実践的に使える内容、CSの指標の立て方、教育方法などが書いてある。
    また、「こうすればお客様が満足が上がりますよ」ではなく、しっかり根拠のあるデータから説明してくれるので頭に入りやすかった。

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    2020年04月18日
  • おもてなし幻想

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    おすすめされた本だったので読んでみました。
    分厚い死ぬ!と思いましたが図解も多く、専門用語には注釈が振られているのでわかりやすかったです。

    よくある「神対応」「おもてなし」とやらに一石を投じる一冊でした。
    まず手厚いおもてなしと、プラスのサービスは顧客のロイヤリティにはそこまで響かない。
    むしろ問題解決のプロセスが端的で明確な事の方がポジティブなイメージを抱くそうです。

    早速明日からやや滞っていたFAQの精査と、お問い合わせの導線の見直し、ユーザーが一回で問題解決出来るような必要な質問の提示を実装できるよう内容を修正していこうと思います。

    残念ながら、CSはお客様のクレーム処理的な立ち位

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    2019年03月17日
  • ミーティングのデザイン - エンジニア、デザイナー、マネージャーが知っておくべき会議設計・運営ガイド

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     キックオフミーティング、セールスミーティング、ブレインストーミング、OKRミーティングなどの具体的なアジェンダ例が載っており、実務にそのまま活かせるのがとても良い。
     今後自分がチームで果たす役割が変わるにつれて(ex. リーダー、マネージャーなど)、より参考にできる部分が増えそう。ミーティングのデザイン、プロジェクトの進め方などで迷ったら都度参考にしたい、と思える一冊だった。
     すぐできることとして、まずは会議の目的・アジェンダ・参加者の選出の意図などを明らかにするよう心がけていきたい。議論をリアルタイムで視覚化するのも率先してやっていく。

    【自分用メモ】
    - 議論をリアルタイムで視覚化

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    2019年01月19日
  • おもてなし幻想

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    一言でいうと本書のテーマは「顧客サービスとは顧客努力を減らしてディスロイヤルティを緩和すること」である。
    まさしく過日、部品の自主回収を知らせてきた某メーカーに対し、こちらが3回も電話をかけなおす羽目になって腹立ったばかりなので、そうそうそうなんだよ!とひざを打った。
    自分はもともと短気で特別や過剰を好まない性格ということもあるが、実は多くの顧客もそうなんじゃないだろうか。別になんでもかんでも温もりあふれた関わりをしたいわけじゃないし、不機嫌や失礼でなければいい。あっさりと最短距離で解決できるようになっていればそれでいいのだ。
    顧客努力を減らすためには、現場最前線のオペレータたちに対する評価指

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    2018年11月01日
  • みんなではじめるデザイン批評 - 目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

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    批評とは、問題を解決するものではない。新しいアイデアを出すためのものでもない。自身の好みを述べるものでもない。承認を得るためのものでもない。
    デザインをより良くするためのものである。

    この本は批評について、する側・される側の心構え、ミーティングの準備・進め方や事例を示す。

    基本となる思考の流れは、

    目的は何か?→目的に関連している要素はどれか?→その要素は目的を達成するために効果的か?→それはなぜか?

    デザイナーに限らず読んで欲しい本。

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    2018年04月15日
  • デザイン組織のつくりかた - デザイン思考を駆動させるインハウスチームの構築&運用ガイド

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    ※僕はデザイナーではありません。

    前半の総論っぽいところはよくわからなかったんですけど、後半の各論は大変勉強になりました。デザイナーやデザインに関心があって、組織としてデザイン力を高めたい方には一読をオススメできます。

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    2018年02月05日
  • みんなではじめるデザイン批評 - 目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

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    今まさに必要な書籍でかなり学べる書籍。
    というのも今の組織でも伝統として残るデザインレビューにはいつも頭を悩まされている。デザインの統制を取るために必要な機関ではある反面、反応的なフィードバックをしたり、指示的なフィードバックをしたりしてしまいプロダクトチームやデザイン担当者にとって必要なものなのかどうか、感情的にはよろしくないだろうなど、いつも頭を抱えてしまう。

    しかし批評するには必要な批判的思考が批評を受ける側もする側にも基盤として必要なことがわかった。
    まずは批評をうまく機能させるためにこの本にかかれている4つのプロセスを、書籍タイトルに倣ってまさにみんなで意識することから軌道修正をは

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    2016年07月10日
  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    ●2025年10月3日、池袋ジュンク堂本店にあった。
    これからの時代は、人工肉にもAIが関係してるのかーと思って、読んだ方がいいかと思った。

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    2025年10月03日
  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    テクノロジーの進化によってもたらせる
    性、食、生、死のアップデート。

    技術革新によってこれら全てがもし自在コントロールができるようになったとして、その先にあるのは果たしてユートピアと言えるのか。

    本質的で根源的な自分にとっての"幸せ"はなにか考えさせられました。

    AI黎明期にあたる今こそ必要な一冊だと痛感。

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    2025年06月27日
  • みんなではじめるデザイン批評 - 目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

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    デザインをテーマにした批評についての内容。
    批評とは何か、どうするのが良いか、どうやってチームの文化にしていったり業務プロセスにとりいれるのが良いか、などが書いてある。
    批評をする側、される側の両方の視点があるため、チームみんなで読んで共通認識として持つのがこの本の良い使い方だろう。
    グッドパターンとバッドパターンが細かく書いてあるので実践的。
    デザインが具体例としてのテーマだが、内容としてはデザイン業務でなくても使える内容。

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    2025年06月13日
  • This is Service Design Doing サービスデザインの実践

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    以前より興味を持っているサービスデザインに関する本
    カスタマーエクスペリエンス、イノベーション、共創に関心のあるすべての人のための本

    メモ
    ・サービスデザイン思考の5原則
     ユーザ中心、共創、インタラクションの連続性、物的証拠、ホリスティックな視点
    ・ステークホルダーマップ
    ・バリューネットワーク、エコシステムマップ
    ・デザインプロセスのコアパターン
     発散と収束、思考と行動

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    2025年05月03日
  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    性、食、生、死にまつわる4種類の近未来の技術に挑む人々を取材したルポルタージュ。技術の革新性よりも、シリコンバレーなどで開発に挑むユニコーン企業の”上手くいくまでは上手くいっている様に見せる”というビジネスの論理が共通している点に驚いた。

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    2024年12月26日
  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    多様化した現代社会で表面化している性愛、肉食、生殖、自死の問題
    人間性の根幹領域をテクノロジーに委ねることで、何か大事なものを失っている
    しかしすでにもう舵は切られているんだな…
    ホモ・サピエンスは本当に、ホモ・デウスになるのか

    面白いが末恐ろしい読書体験

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    2024年09月28日
  • 私たちの真実~アメリカン・ジャーニー~

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    アメリカ民主党の大統領候補、カマラ・ハリス氏のことが知りたくなり手に取った本。ハリス氏は2016年から議員を務めているが、原著は2019年に書かれており、政治家としてのエピソードも書かれてはいるが、生い立ちや学生時代のこと、地方検事や州司法長官として働いていた時のことが多くを占めている。

    小学校の無断欠席問題の解決や警察のボディカメラ装着の話、サブプライムローン問題や医療保険制度の話など、アメリカ社会が抱える問題点や、これまでハリス氏がそれらに立ち向かって来たことが分かり、勉強になったし熱意が伝わってきた。

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    2024年09月16日
  • セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服”できるか

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    最後まで読めなかったけど面白かった。特に人工肉の章。フードテックで働いているので今後食べ物に関する人間の価値観がどう変わっていくのか興味がある

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    2024年07月26日