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女性初、黒人初、アジア系初のアメリカ副大統領、初の自伝! ――ジャマイカ出身の経済学者の父と、インド出身のがん研究者の母の間に移民の娘として生まれた彼女は、いかにして「ガラスの天井」を打ち破ってきたのか? どのような知恵と判断力とリーダーシップで、数々の難題に対峙していくのか? 本書ですべて明らかに。
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Posted by ブクログ
アメリカ民主党の大統領候補、カマラ・ハリス氏のことが知りたくなり手に取った本。ハリス氏は2016年から議員を務めているが、原著は2019年に書かれており、政治家としてのエピソードも書かれてはいるが、生い立ちや学生時代のこと、地方検事や州司法長官として働いていた時のことが多くを占めている。 小学校の...続きを読む無断欠席問題の解決や警察のボディカメラ装着の話、サブプライムローン問題や医療保険制度の話など、アメリカ社会が抱える問題点や、これまでハリス氏がそれらに立ち向かって来たことが分かり、勉強になったし熱意が伝わってきた。
現職以外なんの前知識も持っていない分際でその半生を覗く。政策より前にその人の雰囲気を見がちだけど、最初に思ったのは相当闘い抜いてきたんだろうなってことだった。 前に読んだMichelle Obamaさんとはまた違う、名前負けしないどっしり構えた戦闘態勢。飾らないプラス等身大とも言える文章は彼女の正...続きを読む義感の強さがよく表れている。 親子3代の教え「人生は他者の力になってこそ目的と意味を持つ」がバックボーンだったのか。これが後にどの局面でも生きてくる。 Michelleさんの幼少期はお利口さんでどこか繊細なところがあったけどKamalaさんは笑顔いっぱいで楽しい事を見つけるのが大好きな女の子って印象。学生時代は学生自治会や黒人法学生協会の代表を務め、おそらくこの頃に自分が信じる正義を真剣に考えてそれを確固たるものにされたんだと思う。 有色人種間で悪の象徴みたいになっていた検察官という職にもその正義を信じて飛び込むあたり(普通に挑戦意欲もあったと思うけど)、只々脱帽する。 「バックオントラック」プログラムなど前例を意に介さず迅速に動くところも周りの批判や失敗を気にしていたら出来ないこと。厳しいボスだろうけど落ち度があればなじるよりもまずはその人の可能性を信じて善導されるような気がする。 いつの話か混乱することもあったけど、どの時期・場面であれ一秒たりとも無駄にしてこなかったのは確実に伝わってきた。 現地での刊行時期が‘19年らしいから現職の話は出てこない。どのようなストーリーか気になるところだけど彼女の信念・生き方を形作ったお母さんと今日も一緒に闘っているはず。 「真実を話す」 聖書に片手を置いて宣誓しているような文言通り、貧困層・移民への風当たりや国内に蔓延るその他諸問題と理不尽な話も多かった。(ここに書いてあることが本当の本当に真実ならかなりエグい…移民規制のくだりとか) 「夜も眠れないのにどうして夢を見ることができるだろう?」 この先、任期を終えられた後には何が語られるのか。Michelleさんが著書に残していた悲壮感を少しでも拭えているかな。あの晴れやかな表情だけでも残っていて欲しい。
カマラ・ハリスがいかにして、現在の副大統領まで上り詰めたかの半生が描かれていた。移民の家系としての生い立ち、偉大な母の存在、アメリカの目を背け続けた真実に立ち向かう強さ、声を発し続けることで得た仲間など、現代の女性のロールモデルというべき強さや芯を持った女性。 内部でしかわからないどんな小さな問題で...続きを読むも、検事という経歴を生かして、被害者の声を聞き、全力を尽くす。諦めないことの偉大さを実感した本
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カマラ・ハリス
藤田美菜子
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