目的の共有と質問を通じて、適切な批評を。
・デザインを見せる目的:次の開発工程へ進むために見せるわけだが、それは承認のためだけにあるのではなく、協力を求めるために見せる場合もある
・フィードバックの依頼に関わる問題は、私たちが常に、なにについてのフィードバックが欲しいのか、なぜフィードバックを求め
...続きを読むているのかを具体的に説明していないことである
・役割が異なる人からフィードバックを集めるときにも、必ずユーザーのニーズや目標、そして状況に留意する必要がある
・よい批評のカギ
1)分析しているのは、デザインに含まれるアイデアのどのような側面または判断かを具体的に明らかにしている
2)その側面または判断を、目的あるいはベストプラクティスに関連づけている
3)その側面または判断が、目的あるいはベストプラクティスをサポートする機能をいかにして果たしているか、いないか、その理由は何かを説明している
・よい批評とは、その内容をすぐに行動に移せるものである。フィードバックに「理由」が盛り込まれていれば、デザイナーはそれをしっかり理解して行動を起こすことができる。要するに、デザイナーはなにが機能し、なにが機能していないか、そしてなぜ機能していないかを十分に把握するので、代替案を考えたり、ほかの部分を調整したりすることができる
・誰の「アングル」からデザインを分析しているか
・批評を構成しているのはシンプルな4つのステップのプロセスである
1)デザインの目的は何か
2)目的に関連しているデザインはどの要素か
3)そうした要素は目的を達成するのに効果的か
4)それはなぜか
・批評とはなにが機能していないかについてのみ話すことではない。長所についても話すこと
・批評において大事なのは、常に全員が同じ心理プロセスにあること
・批評セッションを行うときには、分析対象であるデザインの要素に適用される目的や原則、シナリオ、ペルソナをチームに必ず意識させること
・役に立つとはいえないフィードバックをする人が皆、卑怯な、世界征服の野望に突き動かされているわけではない
・人に反応型フィードバックの段階を超えて、先に進ませるためのただ1つの方法は、反応だけではなく、こちらが分析してほしいものについても相手に考えさせるような質問をすることだ
・強みを見つけるための例:ソリューションについて機能していることを2つ、心配なことを2つあげてもらう