アーロン・イリザリーのレビュー一覧
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批評とは、問題を解決するものではない。新しいアイデアを出すためのものでもない。自身の好みを述べるものでもない。承認を得るためのものでもない。
デザインをより良くするためのものである。
この本は批評について、する側・される側の心構え、ミーティングの準備・進め方や事例を示す。
基本となる思考の流れは...続きを読むPosted by ブクログ -
今まさに必要な書籍でかなり学べる書籍。
というのも今の組織でも伝統として残るデザインレビューにはいつも頭を悩まされている。デザインの統制を取るために必要な機関ではある反面、反応的なフィードバックをしたり、指示的なフィードバックをしたりしてしまいプロダクトチームやデザイン担当者にとって必要なものなのか...続きを読むPosted by ブクログ -
とてもよかった。フィードバックを反応型・指示型・批評と分類しているのがいい。分類することでパターンとして対処できるようになるし、自分がフィードバックをするときも、客観視して悪いフィードバックにならないように気をつけることができる。あと批評の場で問題解決を始めてはいけないというのは盲点だった。けどそれ...続きを読むPosted by ブクログ
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デザインに対するフィードバックを分類した上で、建設的な批評以外に対するフィードバックをどんな風により良いものにしていくか。また、効果的なファシリテーションについても学ぶことができる。手法そのものに真新しい発見はないかもしれないが、デザイン批評という切り口で解説されているところが有益だと思う。とても良...続きを読むPosted by ブクログ
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目的の共有と質問を通じて、適切な批評を。
・デザインを見せる目的:次の開発工程へ進むために見せるわけだが、それは承認のためだけにあるのではなく、協力を求めるために見せる場合もある
・フィードバックの依頼に関わる問題は、私たちが常に、なにについてのフィードバックが欲しいのか、なぜフィードバックを求め...続きを読むPosted by ブクログ -
自分はファッション系のコンテンツ制作の編集をやっています。今までなんとなく感覚的にデザインの良し悪しについて、人とコミュニケーションを取っていたのですが、この本を読んでより具体的に話すことができそうです。ただ結構内容が難しいので、何回か読まないと、きちんと理解できないかも。Posted by ブクログ
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デザインを改善するために、批評がどのように行われるとよいか、について、批評を受ける側、批評する側、グループにおける進め方、組織における批評のありかた、というそれぞれの立場から解説する。
本書でいう批評とは、一言で言えば、アウトプットが目的に沿っているか、それはどのような理由からか、について分析する...続きを読むPosted by ブクログ -
【批評】ということばのもつ批判的な意味と、「問題解決とは切り離す」という手法にピンとこず、ずっと混乱しながら読み終えましたが、
そもそも日本が批評という意味をネガティブに捉えていたり、「指示型」のフィードバックになりがちな文化なので、
この批評をシステムとして組み込むというのは、ましてやスタッフレベ...続きを読むPosted by ブクログ -
Webデザインに於ける批評(英語原題ではDISCUSSING)の実践に関するナレッジ本。
既存のものでは”レビュー”が比較的近いが、”デザイナー以外の人達(デザイン経験値の無い人も当然のように含めて)からの、目標を見据えての意見・分析をデザイナーにフィードバックする”、”各デザイナーの育成的な面も多...続きを読むPosted by ブクログ