谷瑞恵のレビュー一覧

  • 伯爵と妖精 祈りよアルビオンの高みに届け

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    二人の子どもが優しい子でひとまず安心。プリンスのような心持っていたりして、と変な心配をしていたので。
    ユリシスの体を使うとは、ユリシスも出たがり(笑)
    ただ、妖精界で死んだんだからそのうち生き返るんじゃという希望がなくなりました。ユリ…

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    2013年01月06日
  • 伯爵と妖精 あなたへ導く海の鎖

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    正直、結婚してからのリディアとエドガーにはさほど魅力を感じられなくなっていたのですが、今回は久々に面白かったです。
    リディアに対して、ただただ甘いだけじゃないエドガーの方が魅力的だと思うのは私だけなんでしょうか。少数派なんでしょうか。葛藤してこそ、画策してこそ、自らをも裏切って自嘲してこそエドガーだと思うんですが。
    ここまで培われて来た、ニコとレイヴンの友情も、ひとつ高いところに登った気がします。いい加減そうにみえて、たまに出てくるニコのモノローグにはきゅんとさせられますね。
    カテーナのエピソードも悲しいけれど、心に残る素敵なものでした。フランシスにも段々と大きな役が回って来て、これからどうな

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    2013年01月02日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    愛って偉大だ!!
    と、ベタな事を思ってしまった一冊(笑)。

    記憶を失くしても、エドガーはちゃんとリディアを選んだ。
    もうそれだけで喜び一杯♪
    後は、二人の子供がプリンスではなく、青騎士伯爵の力を持って生まれてくる事を願うばかりなのだが……。
    今回、その力でリディアを守ろうとした事を考えると、きっと祝福の子が生まれてくれると思うのだが、こういうのは一筋縄では行かないのがお約束なのでw

    早く続きが読みたい。

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    2012年12月09日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    お腹の子供への不安をつのらせていくリディア。だが、記憶を失ったエドガーに相談することもできない。
    二人にとって待ち望んだ子供なのにその喜びを分かち合うことすらできない。
    それどころか、他人との子供であるというふりすらせざるを得ない。
    リディアにとって本当に切ない状況ばかりが続く。
    エドガーのリディアへの愛情が試される。

    それにしても、人間界と妖精界との関係とか、かなりややこしくなってきた。もちろん、お腹の子供は世界を救うのだろうけど、この先どうなるのか、まだまだ目が離せない。

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    2012年11月23日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    記憶を失ったエドガーに改めてプロポーズされたリディアだが、未婚だと思われている自分のお腹に子供がいると知られては……そんな中、プリンスの組織に囚われているフランシスから手紙が。手紙の暗号をもとに調査に向かうニコとレイヴン。その一方で、リディアの母・アウローラの故郷に向かったリディアの父・カールトン教授が見たものとは…

    祝リディア懐妊確定!! いやはやほんと嬉しいけどそう喜んでもいられない事態。でもリディアがお腹の子を守るためにもう母親!って感じなのがとてもかっこいい。
    前にここで書いた仮説に、本当の青騎士伯爵とはシーリーコート・アンシーリーコートつまり善悪両方に通じる必要があるのではないのか

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    2013年02月07日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    記憶をなくしたエドガーに改めてプロポーズされたリディア。嬉しく思いながらも、お腹の子のことを知られないよう神経を尖らせていた。そんな時、プリンスの組織に捕われたフランシスから助けを求める手紙が来る。文中に暗号が隠されていることに気づいたエドガーは、ニコとレイヴンを調査に向かわせた。一方、パトリックの依頼を受けてアウローラの故郷に向かったカールトンが見たものは・・・。

    エドガーに子どものことを知られて、傷つきながらも距離を置こうとするリディアが漏らした言葉に泣きそうになった。どれだけ好きでもそれを素直に伝えられない、誤解を受けているってどんなにつらいんだろうと。だから、エドガーが彼女のことを受

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    2012年09月25日
  • 伯爵と妖精 真実の樹下で約束を

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    ネタバレ

    あいかわらずリディアはリディアでエドガーはエドガーなんだけど、ふたりのあいだの信頼がしっかりしてくれて、というかリディアが強く成長してくれてよかったなーという一冊。
    あとはユリシス。テランが出てきてからはユリシスの人間ぽさがより強調されてたし、伯爵家の血をひいてる唯一の存在なのでまあこうなるかなーとは思ってたけど、ジミーにまでああいう設定がついて、よりやさしい印象に。
    さすがリディアということにしておくべきか。

    エドガーはぜんぶ記憶なくしちゃうみたいなので、英国に戻ったあともかなりごたごたするんだろうけど、テランも蛇も残ってるのでまだまだダークめな展開はつづくのかな。
    エドガーなら記憶なくて

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    2012年09月18日
  • 伯爵と妖精 情熱の花は秘せない

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    ネタバレ

    表紙のリディアの髪、すでに赤錆色でもなんでもなくただの栗色に見えます…w

    本文はようやく最初からずっとエドガーとリディアが一緒。
    エドガーの言葉は一生懸命無関心を装ってるんだけど、行動がまったくともなってなくて、そこがせつなくていいかんじにきゅんとする。
    エドガーが組織を出るときの鬼畜っぷりもいいかんじです。
    リディアに現状も把握してもらえて、次はふたり一緒に妖精国へ。

    全巻のあとがきでは、目的地が終着地とは限らないってことだったので、妖精国から英国へ戻ってからが正念場なのかなーやっぱり。

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    2012年09月18日
  • 伯爵と妖精 愛の輝石を忘れないで

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    ネタバレ

    表紙がキラキラしすぎていなければ★5つ……というのが結構な本音。

    ラスト、エドガーがプリンスを解放するシーンがやるせなくてせつない。
    後の巻を読み進めていると、まだエドガーがエドガーだけだったときのモノローグを思い出してせつなくなっちゃう。
    リディアたちの乗る船を逃がすシーン。

    早く、リディア。
    テランが追いつけないように。

    急いで、リディア。
    僕が追いつけないように。

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    2012年09月17日
  • 伯爵と妖精 あなたへ導く海の鎖

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    ネタバレ

    結婚式あたりから後の表紙はきらきらしすぎてることが多くて、最初のころの絵柄が好きだったので苦手だったんだけど、この巻の表紙は久しぶりに結構好み。

    本編の内容は、誰もが気になってる目覚めたあとのエドガーがどうなったかという点を上手にひっぱりつつ、いつものように妖精の謎解き。
    前巻の18行からまた17行に戻ったので気を抜いて読み始めたものの、相変わらず内容がっつりでちょっと読むの疲れた。
    でもエドガーは冷静に感情を押し殺しててもやっぱり基本リディアのことを考えてると信じられたので、むしろ出会ったころの彼がどうだったか読み比べたくなっちゃった。
    p61から後の、目覚めたばかりのエドガーは結構好き。

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    2012年09月16日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    エドガーとリディアの関係性は進みますが、他の部分の進行がゆっくりでもやもやします。謎も不安要素も深まるばかり。。。パトリックのカミングアウトにはびっくりでした。

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    2012年09月11日
  • 伯爵と妖精 祝福の子か夜の使者か

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    リディアのお腹の中に子供がいると知ったエドガー。
    記憶がないまま再びポロポーズしてくれたのはいいけれど赤ん坊の父親を明かすことができないので(本当はエドガーの子)リディアは素直に受けることができない。
    しかも未婚なのに妊娠したことになるわけで、リディアの外聞はエドガーの中では悪い。なんだかややこしいことになっています。
    パトリックが少しだけ好意的に思えてきました。

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    2012年09月09日
  • 伯爵と妖精 オーロラの護りを胸に

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    相変わらずのタラシっぷりだが、記憶を失っても、ちゃんとリディアに惹かれて行くエドガーが可愛い^^

    組織がリディアを狙ったり、フランシスが捕まったり、状況は一向に良い方向へ向かわないのだが、最終章も長引く予感?

    それにしても、女王陛下の登場には、かなり驚かされた!

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    2012年09月05日
  • 伯爵と妖精 ロンドン橋に星は灯る

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    ネタバレ

    第一部完。的な。

    こういう決着にもってくるんだー、と途中から思ってはいたけどほんとにそうなって、エドガーらしいというか、ほんとエドガー好きだなあと思いました。
    リディアも、前巻の「いやな夫になりそう」発言に続き、結婚するけどエドガーはいやだから父に抱きつくとか、かわいすぎてなごむ。

    この先もふたりは微妙にすれ違ったまま、ちょっとダークになりつつもしあわせに進むのかな〜。

    前巻の三人の女神と石の関係はいまいちわかりにくくてもやっとしつつ読んだものの、今巻の矢と弓にはちょっとがくっときた。ちょっと。

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    2012年09月18日
  • 伯爵と妖精 恋よりもおだやかに見つめて

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    前巻からの続きと閑話休題的な短編が2つ。

    記憶を失っても、心のどこかでリディアに惹かれてるエドガーが素敵!
    「何度生まれ変わっても、僕は君に恋をする」的な?
    時々、誤解を招くけど、ちゃんとリディアを大切にしていることが伝わってきて嬉しくなった^^

    あと、短編はアウローラのお話が面白かったかな。
    アザについて、しどろもどろに説明しようとしているリディア父を想像したら、とても可笑しかった(笑)。

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    2012年08月30日
  • 伯爵と妖精 あいつは優雅な大悪党

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    ヴィクロテに結構はまったので、同じコバルトの人気長編ということで手を出してみました。
    いろんな妖精てんこもりでちょっと読みながらう〜んと思ったけど、エドガーの過去や謎が気になって一気に読み進めちゃった。そして意外と盛りだくさんで読むのに時間かかった。
    文章もすんなり読みやすいし挿絵も繊細できれいで、これは大人買いしたい……。
    一巻がこのクオリティならはずれはないなーという構成力&文章力。
    エドガーの設定はダークさてんこもりなんですが、リディアの性格と作者さんの品のある世界観できれいな乙女のファンタジーという印象。
    こてこてファンタジーになりすぎず、ヴィクロテのようなどろどろリアルよりにもならな

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    2012年08月29日
  • 伯爵と妖精 オーロラの護りを胸に

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    ネタバレ

    伯妖史上一番切ない巻だったな

    お互い"友達"ってスタンスだけど、エドガーはリディアに友達以上の感情を抱いてるように感じながらも、リディアのために友達であろうとするし、リディアはエドガーを夫ではなく男友達としているわけで、今までのように近づくことも出来なければ、他の女性が近づくことに対してどうこう言える立場でもない
    二人の葛藤がとにかく切ない
    特にリディアかな 引用したところみたいに、ちょっとした事が嬉しいのに、それでもそれ以上に苦しい所がたくさんで
    その一方でレイブンとケリーはちょっとずつ、微笑ましい感じで距離が近づいてるのがまた・・・読者にとっては切なさの中にある安らぎ

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    2012年07月30日
  • 伯爵と妖精 恋よりもおだやかに見つめて

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    ネタバレ

    あとがきでは短編集って書いてあったけど、続編+短編2つって感じ?
    谷さんの仰る通り、一粒で二度おいしいってやつですね

    続編の方は、予想通り、なんとも切なさが常に漂ってる感じだった
    それでも、エドガーの心の奥底で見え隠れするリディアへの想いが、その切なさの一つの原因であるとはいえ、フランシスの言うように、記憶を失ってもリディアが大好きなんだなって伝わってきた
    まさかエドガーの記憶を取り戻そうとしないなんてビックリしたけど、理由読んで納得したけど、リディアが可哀想だわ
    記憶はなくても魂か何かでリディアとは結びついてそうな気がしないでもないけど・・・この後どうなっていくのやら
    取り合えず、リディア

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    2012年07月18日
  • 伯爵と妖精 真実の樹下で約束を

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    ネタバレ

    伯妖も佳境に入ってきた・・・?

    対に妖精国に辿り着いたエドリディ
    皆と逸れたり、ダネル双子の兄のニールがダネルに成りすましてきたり、今までになくエドガーは弱ってるし、プリンスの声も大きくなってるしで・・・ハラハラドキドキしぱなっしだった

    そんなのを横に、遂にハッキリとロタが好きって口にしたポールや、ポールの側に居る時の安らぎを実感したロタにニヤニヤしちゃったり
    ニコに飛びつかれて嬉しそうだったり、ケリーのことも考えるようになったレイブンにほっこりしたり
    ダイアナがグラディスって分かってめっちゃ驚いたりした
    あとフランシスが紅いムーンストーンを目から取り出したのは、絵的になんともエグいなって

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    2012年07月18日
  • 伯爵と妖精 恋よりもおだやかに見つめて

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    こちらのほうが本編より、このシリーズらしい雰囲気。

    心の絆って、ここに出てくるほど強固なものじゃないし
    離れてしまったら、どれほど愛していたって
    何もできなくなるものだ…。

    というツッコミは置いておいて、甘く愛らしいお話を
    読みたい向きには、可愛らしい短篇集だと思います。

    最初の表題作は、私の無粋なツッコミを
    理想型で優しく描いていますが、私にとっては
    作品中の優しさが、かえって
    ビターすぎて、悲しくなってしまいました。

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    2012年07月11日