日本のオフィス街にある洋食の食堂である「ねこや」に土曜日だけ開店する、
異世界食堂に異世界からの多種多様な種族が食事をしに訪れる物語の第6弾。
今作は、時系列がバラバラのオムニバス形式となっていて、
六柱の内の一柱である、漆黒の巨竜が人化して食堂でウエイトレスを
しているが、あまり出てこない代わり
...続きを読むに、店主の姪が登場する。
異世界モノであり、俗にいるなろう系ではあるものである。
俺つえー、異世界転生など、そんなバトルものはイマイチって人でも
楽しめる作品で、1話が10ページ前後とそんなに長くないので、
少しずつ読むのにも向いている。
類似作品で人気のある、「異世界居酒屋のぶ」が好きな人なら、
少々客層の毛色が違ったりはするものの楽しめるのではと思います。
異世界食堂は、客が心温まる感じで店を後にするところが、
単に食事に感化するだけじゃない一面を見せてくれる。
第百十四話「チキン南蛮」は過去数度登場した、3人の若き冒険者の
成長および、新展開があってよかった。