カルロ・ロヴェッリのレビュー一覧

  • 時間は存在しない

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    自分の物理や科学の知識が、圧倒的に足りていないこともあり、内容が非常に難しかったです。この世界の時間の流れは一定ではないとか、この宇宙を動かしているのはエントロピーだとか、新しい知識に触れることはできましたが、人に説明できるほど完全に理解できたような実感はないです。ただ、筆者の論旨のひとつの、過去と未来が違うのは、ひとえにこの世界を見ているわたしたち自身の視界が曖昧だからという見解には目から鱗が落ちた気持ちでした。もっといろんなことを(物理とか科学も)勉強して、自分自身の視界を明瞭にしたいなと思いました。

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    2025年07月13日
  • ブラックホールは白くなる

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    ブラックホールはホワイトホールになる。そして〇〇〇〇〇〇の正体はホワイトホールなのかもしれない…。
    ロヴェリは本書で興味深い仮説を提示している。うすい本なのですぐ読みおわった。

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    2025年05月14日
  • 時間は存在しない

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    時間って何だろうということを考える良いきっかけとなった。

    考えてみると不思議なものであり、目には見えないし、感じることしかできない。その感じいているものでさえ、私たちの生きているスケールが大きすぎるあまり近似されたものであり、そもそも時間は存在しない。でもじゃあ、何で感じるの?という疑問に物理学に最先端を行くカルロさんが答えてくれる、そんな内容だった。

    文体は詩的で扱うトピックのせいか、哲学的な内容も多く正直わかり易くはない。エッセイというジャンルだからか、物理学の数式や理論的な記述は少なく、結論や表面だけをさらっていくだけでモヤモヤする。ただ、深い議論をされたところでほとんど理解できない

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    2025年05月05日
  • 時間は存在しない

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    ネタバレ

    “するとナーガセーナは勝ち誇ったようにいう。「馬車と同じように、ナーガセーナという名前も関係と出来事の集まりを指しているにすぎない」と。
    わたしたちは、時間と空間のなかで構成された有限の過程であり、出来事なのだ。
    それにしても、わたしたちが独立した実体でないとすると、何がわたしたちのアイデンティティー、「自分は一つのまとまった存在だ」という感覚の基になっているのか。このわたし、カルロをまとまりあるものとし、その髪や爪や足、さらには怒りや夢をも自分の一部だと感じさせ、悩み考えさまざまなことを感じている今日のカルロが昨日や明日のカルロと同じだと思わせているのは何なのか。”

    自分が何者であるのかと

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    2025年04月02日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    ネタバレ

    量子力学が分かりにくい。ニュートン力学など従来の考えではとうてい納得いかない。
    多くの人の共通した認識ではなかろうか。本書もこの観点、筆者も通った道から説明をしている。そもそもこの導入が罠である。もっとも私達の多くはこの文脈からしかのみこの山を登れない。この山は様々な状態を内包している。しかしそこにはすぐには気づかない。
    第五章にて、ボーアの直感をあらゆる自然現象に拡張した記述として以下を挙げている。

    以前は、あらゆる対象物の属性は、たとえその対象物と、ほかの対象物との相互作用を無視したとしても定まると考えられていたが、量子力学は、その相互作用が現象と不可分であることを示している。どんな現

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    2024年09月07日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    イタリアの理論物理学のトップランナーが、2010〜2020年にかけて仏英の新聞・スイスメディア等に発表したエッセイ集。人となりを示す生の考え方や視点、科学者として、イタリアの一市民として、西洋の知識人として。

    まさに理系のエッセイ。文系の人はどのくらい楽しめるんだろうか、と思いました。

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    2024年04月20日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    「確かさと不確かさの間で」

    「統計学の基本概念の誤解が広がっていることが、個人にとっても社会にとっても混乱と損失の源になっている。提案:学校教育にもっと確率の理論を」

    「なぜわたしは無神論者なのか」

    「個人的には、地獄に落ちるのが怖いからという理由で善行する人々を好まない。善行をすることを重んじて善行をする人のほうが好ましい」

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    2024年01月20日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    あらゆる物が他との関係において観測される事象ということだろうか。モノからコトへみたいな。ナーガールジュナの空の思想が少しだけイメージできた気がした。
    ただ、文章はちょっと文学的すぎるかもしれない。物理的な内容にあまり突っ込まず雰囲気だけ書いてある感じ。やや冗長で、この内容なら半分以下のページ数で説明できるのではと思った。

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    2023年10月17日
  • すごい物理学入門

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    世界の見方。科学が明らかにしたこと、まだ明らかになっていないこと。
    理解し切れたわけではない。少し垣間見る、直観と異なる世界、新しい視点。

    ・ニュートンは、自らの導き出した結果の限界に自覚的だった。

    ・ファラデーは、懐疑と熟慮の末に、力線は実在すると結論づける。しかし彼はその結論を、「ためらい」とともに提示する。というのも、ファラデーの考えによれば、「科学の根幹にかかわる問題に相対するとき」、わたしたちはつねに「ためらい」を抱くべきだから。

    ・色とは、光を形づくる電磁気の波の振動数(振動する速度)である。

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    2023年09月21日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    自然はわたしたちの形而上学的な偏見よりもはるかに豊かなのだ。自然のほうが、わたしたちよりずっと豊かな想像力をもっている

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    2023年05月20日
  • すごい物理学講義

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    学校で習ったニュートン力学が全てだと思っていたから、これはけっこう衝撃だった。この本は難しそうに見えるけど、意外と読みやすい方だったと思う。何となくは想像ができる。

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    2023年04月04日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    『時間は存在しない』の、ループ量子重力理論の研究者カルロ・ロヴェッリの本。
    量子力学の発端の、生き生きとした歴史を示す導入は読みやすいが、第2章後半から、この世界構造は何なのか、という量子論にとって避けられない根源的な問いへの思索となり、難解になっていく。ここからは読者を選ぶように思われる。
    量子力学は情報理論だ、関係だ、「空」だと言われても、それが物理事象とうまく接続できない読者としては、わかった気になるようでならないようで、著者の思索に振り回されて困惑する。世界の本質の思索において、物理は哲学と無縁ではいられない、と頭でわかってはいても。それでも、思想の網を広く持つことが重要だ、という物理

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    2023年02月11日
  • すごい物理学入門

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    【物理を知りたいと思っているあなたに贈る、最も軽やかで最も素敵で、あっというまに理解できる感動的な究極の名著。】
    という触れ込みであるし、文庫で実質120ページと軽めの本なので読んでみることにした。

    以前に読んだロヴェッリ氏の「時間は存在しない」は「ループ量子重力理論」という概念を説明する本だったが、本書もそうだった。
    ( [すごい物理学] とは [ループ量子重力理論] のことだったのかと納得 )

    最初に「一般相対性理論」と「量子力学」の概要を説明しているのは「ループ量子重力理論」への前振りでした。
    「超ひも理論」に関する書籍は多数あるが、「ループ量子重力理論」の本は少ないので多くの人に知

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    2023年01月22日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    途中までだが、量子論の考え方と、すべては関係によって成り立つ考え方は、唯識やスピノザなどともつながると思ったが、思考したり語るにはまだまだ聞き齧っただけでは歯が立たない。

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    2022年12月10日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    哲学的な面もあり興味深い本なのですが、わたしには少しレベルが高かったかなと…

    個人的には、『時間は存在しない』の方が楽しめました。

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    2022年11月23日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    相互作用のネットワークの節を素粒子と呼んでいるに過ぎない、そう考えれば素粒子の不可思議な振る舞いが理解できるのか?
    あまりに哲学的に過ぎて理解できない。
    物質的世界と精神的世界が同じ?分からない。

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    2022年09月30日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    「時間は存在しない」という著作で、私を混乱に陥れた理論物理学者カルロ・ロヴェッリの初学者向け量子物理学の入門書。

    著者が序文に記している「私はこの本を、なによりもまず量子物理学にはなじまが薄いが、それでも量子力学がどんなもので何を意味しているかをできる限り理解したいと考えている人々に向けてまとめた。」という意図は成功していると思う。
    言葉で書いてある部分を拾いながら、それを理解しようと努力することはできた。
    ただ、数式が出てくると、私はその意味を理解しようという努力をスキップした。
    見えても理解できないものはあるのだ。
    ただ、なんとなく、マルチバースの考え方は、空想だけでなく、現実に理論的に

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    2022年06月28日
  • カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か

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    本書のテーマは「科学的思考の歴史」。
    著者のカルロ·ロヴェッリはその科学的思考の一大転機を、古代ギリシャの都市国家ミレトスのアナクシマンドロス(BC610生まれ)とする。
    その時代は、あらゆる事象はギリシャ神話に出てくる神々の意思と結びつけられてていたが、彼は
    1.雨水は元々海や川の水で、それが太陽の熱で蒸発して降ってくる。地震は酷暑や豪雨が引き金。
    2.大地は有限で宙に浮遊し、落下しない理由は落下さる特定の方向わ持たない=他の物体に支配されていないから。
    3.太陽、月、星は地球の周りを完全な円を描いて回っている。
    4.自然を形づくる事物の多様性は、全て唯一の起源(アペイロン)から生じている。

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    2022年05月02日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    ネタバレ

    科学的素養をそこまで必要としない量子論の本という触れ込みで読んでみた。確かにエピソード重点で読みやすい部分もあったが、数式や未知数が出てきた瞬間にわかったふりしかできなくなった。観測による確定とか関係性しか存在しないとか実にむつかしい哲学の話で、この辺は訳者あとがきの言う通り。
    直感に反するというだけで話が受け入れがたくなるのは、注記で批判されていた本そのままの態度で反省すべきかと思うが、それも引用されていた英作家ダグラス・アダムズの「重力井戸の底で火の玉の周りをまわって生きている人間の視野がどれだけ歪んでいるかは明確」という言を受けてみればなるほど納得。また人は目でものを見ず、脳の予期と異な

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    2022年03月24日
  • カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か

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    カルロ・ロヴェッリさんの言えば「時間は存在しない」の著者
    何か読んでみたいと前々から思っていた
    たまたま書店で目についたのでこちらが1冊目のカルロ・ロヴェッリ氏


    アナクシマンドロス
    紀元前610年、ミレトス出身の古代ギリシアの哲学者
    著者によれば、科学史における、最初の概念上の革命を実現し、物理学、地理学、気象学、生物学の先駆けとなった人物とのこと
    さらには世界像を捉え直すことへの道を切り開いた科学的思考の源流に立つ思想家とする
    そのアナクシマドロスの今もなお影響が生きている革命について語られるのが本書だ

    アナクシマドロスの時代は巨大な宮殿も、半神のような王の存在も、組織化された宗教的権

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    2022年03月10日