カルロ・ロヴェッリのレビュー一覧
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科学、物理、自然科学など専門的な事柄と内容、更に諸外国の歴史的な背景を理解するのには素人には少々難解な書物だ。過去の科学者も物理学者も大きな間違いもあったと言う、だから世界は、人類は時代にあった新たな知識と知恵を得て共存できる社会になってきた。気になる事柄は「タコの知的能力」は人間の子供と同等な能力がある、と言う。それと「輪廻転生」の現実と空の世界がある、と言う説。新たな知識と知恵は現実的には違った方向へも動き出している、と言う。それは、世界の動向。あらゆる格差からの不平等、気候変動における環境問題、経済不均衡からの難民問題、核の脅威など独断政治家も増え、世界の緊張感は一気に膨れ上がっているが
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あるとき、2歳の娘に「『時間』ってなに?」ときかれた。私たちがあまりにも頻繁に「時間がない」だの「ごはんの時間だ」だの言うからだろう。日頃、娘を急かしていることを反省させられた。
それはそれとして「時間」である。
私たちは過去から未来へと続く直線的な時間の観念をもっているが、現代物理学の知見はこれとはかなり異なるものらしい。娘に「時間」について説明するためには、もう一度きちんと勉強し直す必要がある。
そうして調べていたときに出会ったのが、理論物理学者のカルロ・ロヴェッリが書いた「時間は存在しない」(NHK出版、2019年)だ。衝撃的なタイトルである。これが事実なら、娘に謝らなければいけない -
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相対性理論とこの本とプロジェクトヘイルメアリーが私の中でつながった
パッと部屋の時計を見たら時間が少しだけズレていた。時計はズレるものって思ってたけど、時間がズレてるとは思ってなかったな。
特別って概念はややこしくさせるものだな
特別は自分にとっての特別でしかない
たしかに私は曖昧に物事を捉えていたな、今は常にこの瞬間しかないのに、だいたい今ですべてをまとめて捉えている。本当に今について考えていたら、今について問うことはしない。
当たり前に思ってるものほど、当たり前じゃないが隠れているなぁ
この本でも宇宙規模の鏡のゲームという言葉が出てくるとは
人が見たいように見るということを色々考えさせられ -
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ネタバレ坂本龍一のTIMEを観に行って、『坂本図書』を読んで、取り上げられていたので手に取りました。『世界は関係でできている』も面白そうなので次に読もうと思います。
平易な語り口調であり、文学や音楽への言及もありながら導かれる「時間は存在しない」?ということ。
第一部で基礎的なことを確認しつつ、第二部が一気に面白かったです。
・エネルギーではなくエントロピーがこの世界を動かす
・この世界の成り立ちの歴史、これらすべてがはるか昔の事物の配置が「特殊」だったという事実から生じた結果に過ぎない
・そのうえ「特殊」というのは相対的な単語で、あくまで一つの視点にとって「特殊」なのだ。あるぼやけに関して特殊な -
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ネタバレイタリアの物理学者 さんが2010年代~2020年に書かれていたエッセイをまとめたもの。
科学や理系に疎いので、ちょっと難しいお話かなーと思いながらも手に取りました。
たしかに始めの方のエッセイは、宇宙とか粒子とか、数学の話が割とありましたが、
全体として楽しく読ませていただきました。
というのも、
・分からなくても一つ一つ完結しているので次に進められる、
・まとめ、がある文章構成ー理由や問いに対して、1, 2, 3、とはっきりと述べられているので、論点が理解しやすい
・後半はとくに、社会や時事に関する馴染みある話題が扱われている。
と思いました。
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「光だけの宇宙では時の流れを -
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ネタバレみんな大好きカルロ・ロヴェッリの科学哲学本。
『時間は存在しない』、『世界は「関係」でできている』は読んでいるので、(訳者あとがきであったように)そこらへんの繋がりも気付けて面白かった。
古代ギリシアのアナクシマンドロスを中心に話は進むんだけど、「科学とは何か」というより「科学的思考とは何か」の方が適切かな。
科学哲学で言うと、本書でも引用されていたポパー(反証可能性)やクーン(パラダイムシフト)が有名だけど、そこにあえて「連続性という視点が欠けている」と批判するロヴェッリの鋭さ。そしてその「連続性」という形式を生み出したのがアナクシマンドロスだ、というのが本書の意見なわけだな。
アナクシ -
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物理学を築き上げてきた人々の物語。ニュートン力学からループ量子重力理論まで。
今なお人類が到達していない、現在進行形の知の先端を覗く。直観と異なる世界を理解する難しさ。
無知を受け入れること。
◯特殊相対性理論
「今」は「ここ」にしか存在していない。過去と未来のあいだの中間的な領域である「拡張された現在」が、あらゆる観察者にとって存在。地球上では知覚できない時間だが宇宙では有意な幅を持つ。
→時間と空間が時空間というひとつの概念に統合
→電場と磁場が電磁場というひとつの概念に統合
→質量とエネルギーはひとつの保存則E=mc^2
◯量子力学が発見した世界の三つの側面
1粒性:ある物理学的な系 -
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方程式を理解すれば、物理学の美しい世界とやらが見られるのね。そうですかそうですか、という話ではない。物理学はちょっと…と苦手意識たっぷりでも突き放されることなくわかりやすく面白いエピソードにどんどんページをめくってしまう。その面白いと思う好奇心についても、物理学として最終章で語られている。宇宙の話は言わずがな面白い、時間と熱の関係など日常で考えたことなどなかったけれど、これからは頭の片隅で意識してしまうであろう。最初に触れる物理学の入口がこうだったら、もっと早くに違う世界が見えていたんだろうな。これを期に少しず物理学に触れていこうと思う。
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新聞のコラムとして投稿した記事をまとめたもの。平易な文章で宇宙や量子力学の最前線を紹介してくれている。前著のすごい物理学講義を読んだ後だからか、大まかな内容だなと感じたけど初手としてはその魅力に触れる意味で最適かなと。
最終講義が秀逸。著者の学問の意味、自然科学と人文学の垣根を超えたシンクロなんかを諭してくれて、人間の好奇心、探求心は果てしないし心が躍る。そう、未知のことへの挑戦は人間の性なのだ。人間も自然のほんの一部、自由意志なんてものはないのではという不安を、自然の一部である脳ニューロンの決定という自然の法則に従っている限り自由なのだと。読んでいると浮遊感がすごい。スピノザの一元論(汎神 -
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物理学で「意識」の説明を試みたパートあり
■四章 現実を織りなす関係の網
量子物理学を、系が互いについて持っている情報の理論と捉えることが可能
対象物の属性を二つの対象物の相関の確立、あるいはむしろ片方の対象物がもう片方について有する情報、と見なすことができる。
111
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165
わたしたちが心的生活を送るには、ニューロン、感覚器官、肉体、脳で起きる複雑な情報処理が必要だ。
基礎となっている各系に「原意識」があると考えなくても、凍りついた「単純な物質」を迂回することはできる。互いの関係によって定まる変数とその相関という観点に立てば、この世界をはるかに上手に記述できる、というこ -
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文系量子論渉猟
量子論の読み物を相変わらず手に取ってしまうのである。
もちろん多分一生わからないままでおわるのだが、何冊も読んでいると、さながら巨大な塔の内部をゆっくり螺旋階段でのぼっていくように、気づけばだいぶ高いところにきたなーなんて気分にはなれる、それが量子論文系読書の醍醐味であろう。
さて、本書の議論の出発点は、うちの娘が苦労している元素周期表、さらに言えば電子が核の周りを回るその数と動きである。電子が増えたり減ったりして性質が変わる、その働きはどのように説明できるのか。
そうこうしているうちに、電子の動きは観察しているかどうかで変わってくる、という、お前ら自然界レベルで人の目気に -
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カルロ・ロヴェッリといえば、ベストセラー「時間は存在しない」の天才物理学者
個人的には「科学とは何か」に次いで2冊目
こちらは「世界一わかりやすく美しい『七つの講義』」が売り文句
対象者は一応(ワタクシのような)初心者向け
ついつい備忘録を書きたくなるが、本書はそんなことより圧倒的な何か大切要素が詰まっており、
未だかつて体感したことのない不思議な感覚の理系書籍である
何が凄くてベストセラーとなったか…について、私なりの分析を踏まえご紹介したい
まず一番驚くのがものすごく凝縮されているのにも関わらずしっかり伝わる凄さ…だ
そう、ギュッと凝縮しているのにバンバン伝わる
素晴らしくコン