カルロ・ロヴェッリのレビュー一覧

  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    量子力学の幕開けについて作者の解説がわかりやすく、あっという間に知の旅を駆けた感じ。ハイゼンベルグやシュレーディンガーなどのエピソードも面白い。量子もつれは、関係論的解釈で考える、というのが分かったようなどうかな。後半は哲学的で?でした

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    2026年01月25日
  • すごい物理学入門

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    ループ量子重力理論提唱者であるカルロ・ロヴェッリ氏のり一般向け物理学書。といっても小難しさはほぼなく詩的な美しい文学作品のような趣。
    相対性理論から量子力学、宇宙、素粒子、量子重力理論、熱と時間、そして「私たちについて」と7つの講義。これは「時間は存在しない」などカルロ氏のその後の著作物の流れと同じで、物理学初心者にとっては非常に分かりやすく、氏の趣旨一貫性に唸らされる。
    題名はイタリア語で「Sette brevi lezioni di fisica」で「
    物理学の7つの短いレッスン」という意味のようで、日本語版の「すごい~」よりこちらのようが美しいような気がする。

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    2026年01月23日
  • ブラックホールは白くなる

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    カルロ・ロヴェッリ氏の今度のテーマはホワイトホール。全てを吸い込む高質量かつ高密度のブラックホールが特異点で跳ね返り反転してホワイトホールになるという。それはブラックホールとは反対に全てを放出し、プランクスターとして痕跡を残し宇宙を漂っているという。なんともワクワクする話だ。
    カルロ氏の他書籍と同様、非常に分かり易く説明されており、哲学的な内容を多分に含み、本書ではダンテの『神曲』が度々引用されている。また、発展途上の理論ゆえ時折挟まれるカルロ氏の独白部分が彼の思考プロセスを知ることが出来て面白い。
    ホワイトホールの「放出」が何かを出しているわけではない?(ブラックホールでの順行の質量凝縮に対

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    2026年01月15日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    各媒体に掲載した量子理論物理学者カルロ・ロヴェッリ氏のコラムを約50篇収録。
    氏の論考は科学のみながらず哲学、芸術、文学、詩、経済、政治と幅広く及び、1篇数ページながら氏の手加減なしの知性と教養がぎゅっと濃縮されており、集中して読まないと置いてけぼりをくらう。ほか著作の専門書のほうが平易で分かりやすいという珍しいパターン。
    いずれも深い造詣に基づく大変知的好奇心を刺激するものであるが、「わたしの、そして友人たちの一九七七年」のように感傷的なテーマもある。先人たちの知に触れどう向き合うかを学ばせてくれる一冊でもある。

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    2025年12月29日
  • 時間は存在しない

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     物理学的に、「時間は存在しない」。それは現世を生きている人間にとって、すっと受け入れることができない、常識に反すること。

     なぜ時間が存在しないのか、を物理学者目線で平易に語る。

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    2025年12月29日
  • 世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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    ループ量子重力理論の提唱者であり、「時間は存在しない」の著者であるカルロ・ロヴェッリ氏の著書。相変わらず面白い。
    量子とは同定した「何か」ではなく、観測者と観測物とが相互に干渉し合う「関係」として捉える点が興味深い。しかも量子もつれ(Entanglement)を二者間の関係ではなく、三人称での関係性で記述される妥当な相対情報を持つ「意味」として捉えている。XP-PX=iℏという順序による差に虚数をかけることで何らかの意味が生じるというこの式にも、オイラーの等式的な深遠な美しさを感じる。
    カルロ氏は科学と哲学を表裏一体のものとして考えており、第七章で龍樹菩薩(ナーガールジュナ)の思想を内在化させ

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    2025年12月25日
  • 時間は存在しない

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    Audible!!

    宇宙、量子、時間的な話って何で定期的に読みたくなるのかな、、もちろん現実逃避をしたいから!
    ってことでがっつり逃避してみましたw

    最初に面白いなと思ったのが、宇宙とエントロピーのお話。宇宙全体が最初は低エントロピーだったわけじゃなくて、たまたまそういう場所に自分たちがいるからという考え方。部分集合の一部でたまたまエントロピーが低い場所があった的なことみたい。

    その視点を分かりやすくしてくれるのが、りんご酒の例えでした。北ヨーロッパでりんご酒が飲まれているのは、文化が特別だったからじゃなくて、そもそもりんごが育つ土地だったから。同じように、生物が存在しているのも「奇跡」

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    2025年12月21日
  • すごい物理学講義

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    「超ひも理論」並ぶ統一理論の候補である「ループ量子重力理論」の提唱者であるカルロ・ロヴェッリ氏による一般読者向けの物理学読本。といっても後半はかなり難解。でもとてつもなくエキサイティングで面白い本。再読。
    近代物理の原点をプラトンやアリストテレスではなく(むしろ否定し)デモクリトスの原子とし、そこからニュートンの古典物理学、ファラデー=マクスウェルの電磁気学、さらにアインシュタインの相対性理論、ディラックの量子物理学へと紡がれる変遷を追う。それらをベースに、(刊行当時の)最新物理学であるループ量子重力理論を中心に量子のふるまいに迫っていく。
    氏の別著書「時間は存在しない」でも触れられていたが、

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    2025年11月24日
  • 時間は存在しない

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    誰に対しても、どこでも一様に流れている時間はないこと、現在というものはないこと、当たり前だと思ったこれらが実際は違うという事実は興味深い。また時間の方向もないことが、様々な物理方程式にみられるらしいことは特におもしろい。その後の、では時間のない世界をどう記述するのか、それでも感じる時間の正体はなにか、これらの論説は解説読んでも理解不能でした。

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    2025年10月15日
  • 時間は存在しない

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    マクロな曖昧さ、これ、一神教の神でいいかな。

    この状態、状況を記述しようとすると、その背後に神の視点なりが、立ち現れて来ると感じる、と、思えるな。記述自体は、聖書、寓話の一説、ミクロな個々のイベント、出来事の一つでしかない。

    世の皇帝たちが、暦の作成に力を入れたのも、よく分かる。現況のトランプ関税も、パラダイムシフトか、アメリカの新たなブランディング戦略なのだろうかな。負債処理、金利操作の一つにもなってるし。

    ロシアに暴露されちゃったし、当然、エントロピーは、増大するよね。失敗すると、核戦争もあるかな、うーん、一神教、縁遠いんだけどな、わし。

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    2025年09月26日
  • ブラックホールは白くなる

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    ロヴェッリの「時間は存在しない」からの3部作最終巻(のはず)。著者が書かれているように本シリーズは物理をあまり知らない人と「専門家」向け。専門家と言っても本書は高度な知識や数式による表現はなく、物理に対する形而上学的な哲学的な著者自身の信念的な考えを伝えている意味合いが強い感じ。自分はもちろん前者寄りだが、特に第三部は著者の熱いメッセージが伝わってくる。時間/過去/未来に対し、宇宙と言うとてつもなく大きくとてつもなく長い歴史の振る舞いを通じてとてつもなく小さく短い存在の人間がどう捉えているか(捉えるべきか)いう観点はとても深遠で壮大な感じで良き。マクロな話(人や心)とミクロな話(量子の世界)と

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    2025年08月13日
  • ブラックホールは白くなる

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    ネタバレ

    みんな大好きカルロ・ロヴェッリの新作。

    ちょこちょこ色んなところで出て来たホワイトホールについての解説本なのだけど……難しい!
    いや、ロヴェッリ自身の語り口は軽妙なんだけど、純粋に内容が難しいね。細かく理解をしようとせず、あえて文学的比喩に身を任せてみたほうが良かったかもしれない。

    「ホワイトホールは、時間が反転したブラックホール」というのが、ロヴェッリの答えなのだけど、その実証が(つまりホワイトホールを観測できた、という結果があれば)彼の唱える「ループ量子重力理論」が正しいことを証明してくれるのだそうな。
    しかしまぁ難しい本だったな…。読み直しても半分以上分からんが、雰囲気は楽しめる。そ

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    2025年07月05日
  • ブラックホールは白くなる

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    数式等の詳細は入れずにホワイトホール論を語る本。

    それでも中盤は難しく少し流していましたが、最後の一文に「ハッ」として戻って読み返してしまいましたw

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    2025年06月24日
  • 時間は存在しない

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    あらゆる事象に囲まれて私たちは生きている。時間という概念しかり、そこに絶対というものはなく単なる目安としての心構えとして尺度は設けられる。現在という時間は瞬間であり、過去と未来にすぐさま振り分けられる。では普段私たちが使う現在とは何か。このクエスチョンに込められているのは尺度の不確実性にある。その柔軟こそ事象ではないだろうか。正体はわからない。私たちはわからないものの中でわからないものを享受している。わかろうとするのではなくわからないものもあっていいと感知する。そしてわかりたいという好奇心を大切にしよう。時間と切り離せない音、音楽に身を委ねると、言葉にできないがほんの少し何かがわかったような気

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    2025年06月17日
  • 時間は存在しない

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    難しい。
    人に説明できるレベルまではまだ理解できていないが、どこかで同じような話を聞いたときに改めて理解できそう。

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    2025年05月25日
  • ブラックホールは白くなる

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    文章はわかりやすく第一人者の書いたポピュラーサイエンスの本でありながらエッセイ風でもあった。ホワイトホールについておそらく本書以上にわかりやすく解説することはできないと思うが自分には十分理解できなかったのが残念。
    ダークマターはホワイトホールかもしれないというのは驚き。

    【原題】
    Buchi biamchi
    【目次】
    第一部 黒い穴(ブラックホール)
    第一章 ブラックホールとは何か
    第二章 地平線で時は止まるのか
    第三章 不穏なる時間の相対性
    第四章 内側に行って、見る
    第五章 量子効果と特異点
    第六章 ブラックホールの奥底を見る

    第二部 白い穴(ホワイトホール)
    第七章 ホワイトホールと

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    2025年05月24日
  • 時間は存在しない

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    前半は科学的な理論展開ですが、後半は哲学の世界に入って一気に難解になります。デカルト、カント、ハイデッガーの思想が時間に紐付けられて高度な議論が展開されています。

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    2025年05月20日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    科学、物理、自然科学など専門的な事柄と内容、更に諸外国の歴史的な背景を理解するのには素人には少々難解な書物だ。過去の科学者も物理学者も大きな間違いもあったと言う、だから世界は、人類は時代にあった新たな知識と知恵を得て共存できる社会になってきた。気になる事柄は「タコの知的能力」は人間の子供と同等な能力がある、と言う。それと「輪廻転生」の現実と空の世界がある、と言う説。新たな知識と知恵は現実的には違った方向へも動き出している、と言う。それは、世界の動向。あらゆる格差からの不平等、気候変動における環境問題、経済不均衡からの難民問題、核の脅威など独断政治家も増え、世界の緊張感は一気に膨れ上がっているが

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    2025年05月11日
  • ブラックホールは白くなる

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    まず、とても読みやすい。ブラックホールをダンテの地獄編の象徴的な文章を引用しつつ解説し始めた時は心配したが、全くの稀有だった。まぁ、多分に“文学的”な表現に溢れているので、気に入らない人もいるだろうけれど、私にはわかりやすかったし、何より驚きがたくさんあった。他の著作も読んでみよう。

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    2025年04月18日
  • 規則より思いやりが大事な場所で 物理学者はいかに世界を見ているか

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    ネタバレ

    みんな大好きカルロ・ロヴェッリのコラム集。
    一つ一つが読みやすく、けれども内容はしっかり濃いので、このレベルのものがコンスタントに出されているってのがすでにすごい…。

    ロヴェッリの本は3冊ほど読んでるので、あーここが繋がってああいう発想になってるのね、と納得する部分も多かったり。

    特に面白かったのは標準理論やホーキング温度のところかな。何となくは知ってたけど、ロヴェッリの手に掛かればこれほど興味深い内容もない。ここらへんは別の本で詳しく勉強していきたいね。

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    2025年03月31日