谷川ニコのレビュー一覧
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加藤さんが智子に急接近し、以前から加藤さんの友人だった佐々木風夏は二人の関係が気になってしかたがありません。どうにかして彼女たちの秘密を知りたいと願うあまり、空まわりして恥ずかしい思いをすることになります。
高校三年生の夏休みを迎え、大学受験に向けていよいよ勉強にも本腰を入れなければいけません。加藤さんに勧められて予備校の夏期合宿に参加することを決意し、友人たちも多数がくわわります。
作品の初期のころは智子の空回りばかりがめだっていましたが、最近では智子がまともなツッコミ役のポジションを務めています。彼女と親しい友人が増えて、そのキャラクターの魅力をえがく工夫なのでしょうが、作品の雰囲気の -
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修学旅行で智子にストーカーをされているという被害妄想をいだきながらも、しだいに智子に魅かれていったうっちーですが、今回で彼女の正直な気持ちが露呈してしまいます。それでも、いちおう二人の仲は進展したといえるのかもしれません。
その一方で智子は、吉田さんの運転するバイクに乗せてもらって下校しているところを、近所のひとに目撃されてしまい、学校から謹慎処分をいいわたされます。謹慎期間中はほかの生徒たちとの交流は制限され、吉田さんと二人きりの教室で黙々と課題に取り組みつづけます。そんな彼女たちの復帰を待ち望む友人たちが大勢いることからも、智子が変わったことをいまさらのように実感させられました。 -
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智子は、おなじクラスの加藤明日香の聖母のようなやさしさに包まれ、とまどいつつも彼女といっしょに青学のオープン・キャンパスにさんかすることになります。さらにゆりとは千葉西に、ネモと茜とは森永に、それぞれ大学見学に行くことになり、ゴールデン・ウィークの予定はたちまち埋まってしまいます。
そればかりか、きーちゃんが智子の家にやってきて、彼女の通う高校を見てみたいといい出します。いつものように彼女に振りまわされるのではないかと智子は恐れますが、今度は以前のようにリア充のフリをすることもなく、きーちゃんは智子が多くの友人たちに取り巻かれて充実した高校生活を送っていることを察します。
ゆりがどんどん面 -
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智子のまわりにひとが集まるようになり、陰キャどうしで控えめながらも智子に連帯感をおぼえていたゆりは、すこしずつジェラシーを感じるようになります。そんななか、遠足でネズミーランドに出かけることになり、智子はゆりをはじめ友人たちと園内をまわります。声優になるという夢をカミング・アウトしたネモも智子に接近し、以前からネモと仲がよかった岡田茜の嫉妬を招きます。
さらに、高校入試のときに智子のアドヴァイスをもらったことを感謝している後輩の平沢雫も、たぶんに誤解を含んでいるものの、智子のことを慕うようになります。
リア充的な気のまわしかたができず、ところどころでギスギスを発生しながらも、智子がいよいよ -
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高校二年生の冬を迎えた智子は、ゆうちゃん、こみちゃんの二人とともにクリスマスをすごします。はっちゃけたキャラになりきれないながらも、充実した一日を送ることになります。
修学旅行から帰ってきて以来、ゆりと仲良くなった智子でしたが、彼女が学校を休むことになり、友達の友達である田中真子と昼休みをすごすというミッションが智子に降りかかります。けっきょく智子は一人でお弁当を食べることになるのですが、真子の誤解もあってすこし二人の距離も縮まります。また、智子からのストーカー被害に遭っていると誤解していたうっちーも、しだいに智子のことを意識せずにはいられなくなります。
登場人物が増えてきて、それぞれのキ -
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智貴をめぐって、こみちゃんと一年生の井口朱里が修羅場を演じることになります。しかも、こみちゃんは自分が智貴の姉だと朱里に嘘をついており、その場に智子が居合わせたことから、ますます話はこじれてしまうのですが、結果的に智貴に恋する二人のあいだに連帯感が生まれます。
クラスの進路指導で、担任の口から声優をめざしている生徒がいることが明らかになります。智子は偶然、その生徒がネモだということを知ってしまいますが、彼女は友人にそのことを明かしていないようで、リア充にも人知れぬ苦労があることを智子は実感します。
修学旅行でいっしょになったゆりや吉田さんとの交流もつづき、ぼっちだった智子の周辺がすこしずつ -
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修学旅行から帰ってきて、いつもの学校生活がふたたびはじまります。修学旅行中におなじ班になったゆりや吉田さんとは、それなりに交流がつづき、すこしだけ智子の高校生活にあたらしい彩が添えられます。
一方で、次なるイヴェントである体育祭が彼女の前に立ちはだかります。借り物競争では「イケメン」というお題が課されて、智貴の先輩といっしょにゴールに駆け込んだり、二人三脚で男子生徒と運動場を走ったり、さらに騎馬戦では智貴に片思いしている後輩の井口朱里を陥れようとしたりと、あいかわらずの空まわりではあるものの、それなりに充実した一日を送ることになります。 -
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中学時代の知りあいだった図書委員の小宮山琴美と再会するものの、智子はなかなか彼女のことが思い出せません。一方こみちゃんのほうは、智子のカン違いでひどい恥をかかされたことをわすれていませんでした。そんな彼女に対して、智子は対抗意識を燃やしてぼっちじゃないアピールをくり返し、中学時代にも増してこみちゃんの智子への心証は悪いものになります。それでも、二人の共通の友達であるゆうちゃんが険悪な二人の仲をとりもとうと努力し、ほんのわずかながらも接近の兆しが見えます。
またクリスマス・イヴの夜には、ゆうちゃんがどのように過ごすか気になってしまい、彼女に何度も連絡をしたあげく、妄想をフル回転させて一夜を送り -
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智子の通う高校で卒業式がおこなわれ、三年生を送り出すことになったものの、彼女には特別な感慨もなく、かかなくてもいい恥をかくだけに終わります。
その後二年生に進学した智子は、一年生でおなじクラスだった根元陽奈という少女に話しかけられます。ようやくぼっちから抜け出す兆しが生まれたかと思いきや、自己紹介でまたしてもおかしなことを口走ってしまい、あいかわらず委縮する日々を送ることになってしまいます。
あたらしいクラスの担任は、熱血タイプの体育教師である荻野先生です。どう考えても智子と折りあいがいいとは思えませんが、案の定友達がいない智子を心配する彼女の行動に、智子はうろたえる羽目になります。 -
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冬がやってきて、高校一年生もそろそろ終わりを迎えようとしますが、あいかわらず智子の孤独な高校生活がつづきます。テレビに出演しているキャバ嬢にあこがれて歌舞伎町に赴いたり、ケーキ屋でアルバイトをしているゆうちゃんに感化されて、自分もアルバイトをはじめたりと、空まわりをくり返します。
そんななか、高校受験を迎えた智貴の願書をポストに出すように依頼された智子が、出すのをわすれてしまうという、かなりひどいミスをやらかしていますが、けっきょく智貴は彼女とおなじ高校を受験することを決意することになり、結果的にはギャグの範囲に着地させています。
それにしても、姉とはちがってよくできた弟です。