谷川ニコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私モテの転機となった「修学旅行編」前半
これでもかという「ぼっちの修学旅行トラブル」と他人と無理やりでも絡まないといけないシチュエーション。
単行本で読むとバランスとテンポが絶妙だ。
もこっちを含む特性の異なる「ぼっち3人(ゆり:クールぼっち、吉田さん:ピュアヤンキーぼっち)」をメインとして、リア充側から絡んでくる人物「顔文字、真子」の配置もよい。
雌猫の間の女子生徒たちが、随分と独善的な印象(恋愛脳丸出しなのは言うまでもない)にみえるのは気のせいでしょうか?
・旅行前のイオンモールでのホラー映画への恐怖は、ぼっち人生の恐怖にまで拡大してしまう。突然に起こったぼっち自己批判は、問題提起とな -
Posted by ブクログ
もこっちのリア充化? それは半分しか言い得ていない
他者との交流が主軸になってきた本巻。
でも、依然ぼっち思考のもこっちのギャップさ加減が、おかしくもあり、もの悲しくなってもくる。
独白に、なんだか厚みが出てきたかのようだ。
俺的ベスト
?両親の突然の留守に弟と一晩過ごす冬休み初日
終止興奮気味のもこっちだが、弟のために夕食の買出し、下ごしらえをしてあげる。
振り回され気味の弟は、幼い頃に姉と過ごした夏休みを重ねて、憎からず見守ってしまう。
?大雪の自習中にイケてる女子生徒にしてもらったネイル
牛乳(いろいろなコンプレックスの内在した飲み物)をカップで飲む口元と取手にかかるネイルがアップに。 -
Posted by ブクログ
アニメ化後消えずに徐々に評価を上げている噂を聞き入手
序盤の変態的ぼっちライフの描写がおとなしくなり、クラスメート、旧友、変態シスターズとの交流が増えている。
特に「小宮山さん」は、オタでもぼっちでもないのに、もこっちが精神的優位に立って交流できるなんだか貴重なキャラである。
しかし、本作品が秀逸なのは、交流できる人々が増えているなかで、もこっちのぼっちエピソードが効果的に挟まることだろう。
少しさびしいけれど、悲しくはないぼっち生活。これくらいなら、こちらも心が折れずよいのではないでしょうか?
また、優しい母親、姉をどこかで思慕している弟(PK残念だったな)の丁寧な描写があり、うれしくなる -
購入済み
人間関係が強めの巻
12巻はもこっちに友達が増えて明るく楽しいかんじだったけど、13巻では人間関係の摩擦描写が多め。あえて起伏をつけてメリハリを出しているのかな。
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Posted by ブクログ
自分の場合、谷川ニコ先生の、ちょくっていう作品にバカウケして、その後のワタモテには、まったく面白さが見いだせなかった。
なので、早く次の作品を出してくれないかな、と切に願っていた。
そこに、この作品。
内容は、16人のクローン少女達に個性を見いだすという前代未聞の設定。
こんな方向性が見えない設定なのに、確実に笑いへ繋がるのが驚愕。
新しい天然ボケの世界といった感じ。
これは、この先も楽しみです。
一巻を読み終えてみて、
面白さの秘密は、クローン達の天然ボケぶりと、他の作品にはない、ほぼ同じキャラによる団体同一行動、だと思った。
二巻も楽しみです(^^) -
Posted by ブクログ
ハードモードの1年生が終わり、インフェルノモード突入の2年生が始まった第5巻。手を差し伸べられるけどゲスさ極まる女の無情さをひしひしと感じました。
やべー俺黒木さん状態。いつも、いつも彼女なりに頑張ってはいるんですけど、そりゃ無茶だよもこっちと言わんばかりにその場の空気をズタズタにしていきます。2年次の担任は熱血体育会教師とまさにオタクの敵の象徴とも言える存在です。友達いなくてもいいじゃねぇか!ほっといてくれよ!ぐらい言えたらいいんだけどね。言ったら言ったで今度は先生に反抗=黒木さんかよとか言われるのかな…もうクラスで八方塞がり状態なんじゃないかこれ。
それでも意外ともこっちの存在を -
Posted by ブクログ
谷川先生新刊ということで購入。谷川先生らしいボケとツッコミに大いに笑わせてもらいました。
クローンという個性。今作品の主人公は個性の発芽を目指すクローン16体。普通に考えれば、各個体体験したことで徐々に変化していくことに集中していきそうですが、ナンバーガールでは違います。無個性であることも個性と言わんばかりにクローンを武器にしたネタや谷川先生らしい空気を読み違えた言葉の応酬など谷川ギャグが大いに溢れていました。クローンとしての個性を活かした面白い作品でした。
ボケのクローン、ツッコミの先生陣としっかり分かれているのも面白さの一つのなので次回もそこらへんを見て行きたいですね。クロー -
Posted by ブクログ
もーういーくつねーるとおーしょおーがーつな4巻。孤独は続く
こいつゲス。智子の良いところは孤独であってもしょうがないなと思えるほどの思考回路と性格に付きます。自分より下を見下し、友達を置き去りにマラソンを走ったりとこいつまじで救いようがねぇと思う行動をしてくれます。だからこそ、友達ができないしこちらもさほど最高にいたたまれない気持ちになることも回避できるわけですが、今回は特にひどい。弟の願書を出し忘れてそりゃねぇだろと思いますが、それにはそれなりの罰が待っているので無問題。どうしようもないこのこ。
だけどもまぁ、ゴキブリ退治でもそうですが裏目に出てしまうことは人間誰しもあるわけでそう