つげ義春のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
朝目が覚めると
今日は外がひどくふくらんでいるようだった
外が家のなかに侵入してくる
5歳で父親を亡くしたつげ義春。
「がまんしてくれよな タクワンしかないんだよ」
すざましい貧しさで、さらには母親の再婚相手が作中では
本当に酷い人で、
とても不幸な環境で育ったのだなと感じました。
さらにひどい赤面恐怖症だったつげ義春は、
小学6年生の時、運動会で多くの観客の前で走るのを恐れ
足の裏をカミソリで切ったそうです。
今の時代なら、
きっと心の病気だ、と病院にいけたのでしょうけど、
小学校卒業後メッキ工場で働き、
ろくなものも食えず、
おまけに外は空襲が頻繁に起こるような環境で -
Posted by ブクログ
昭和50年から55年までの日記。つげさんは文章もいい。
かなり赤裸々に夫婦間のいざこざや経済的な問題や不安神経症について書かれている。
後半はほとんど不安神経症の記録となっており、読んでいて気が滅入った。息子の誕生や住居の購入などの大きなイベントもあった期間なのに、それよりも日常の、子育てや、妻との諍いや、病気のつらさに記述の大部分が費やされている。一部創作が混ざっていて妻の藤原マキさんが書いた日記と食い違う部分もあるようだが。
本書を「私小説」と評する声もある。漫画の元ネタになっていると思しき箇所もいくつかあった。
表紙のデザインに違和感。つげ義春といったら「ねじ式」だからこれでいいだろ、み