つげ義春のレビュー一覧

  • 紅い花 1

    購入済み

    表題作の紅い花やもっきりやの少女などが収録されている短編集。すごく満足する1冊だった。元々つげ義春が好きなのもあるが、大人になればなるほど荒んで歪んだ世界の見方しかできなくなったなと思った時に読み返すと私は少し元気になる気がする。

    #シュール

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    2025年01月19日
  • ねじ式 1

    購入済み

    最高

    この世で1番好きな漫画です!持ち運ぶの大変なので、電子でも買ってしまいました!!退屈な時、憂鬱な時、ひねくれている時に読みたくなります笑

    #シュール

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    2025年01月16日
  • つげ義春 幻想怪異奇譚集成

    購入済み

    大好きな世界観

    つげ義春さんの世界観が大好きで電子版でも買ってしまいました笑有名な作品も入ってるし、他のものと重複してしまいますが、満足する1冊だと思います。

    #深い

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    2025年01月16日
  • 新版 貧困旅行記

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    読みやすさ ★★★★★
    面白さ ★★★★★
    ためになった度 ★★★

    何度も読んだ、自分にとってバイブルのような本の一つ。つげさんは、ご自身では文章を書くのは苦手と言っているが、なかなか味わい深い文を書く。p250の家畜小屋のくだりが特に好きだ。

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    2023年09月19日
  • つげ義春 幻想怪異奇譚集成

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    これまで何作かのつげ作品を読んできて、私は特に〈李さん一家〉と〈海辺の叙景〉に見事にやられてしまったのだが、そこにこれまた私が好きな『幻想怪異』の要素までトッピングされたら、それはそれは素晴らしい作品集に決まっている!
    という訳で実に良かったです。ハイ。
    運よく収録作全てが未読だったのも素晴らしい。

    紙質も製本も非常に良くて、めくり心地最高。すべすべ。


    作品ではやはり群を抜いて〈ゲンセンカン主人〉が狂気の極み、まさに奇譚としか言いようがなく、「と……… まあ そういう わけだったのさ」(p123)という文字だけのコマに痺れたし、淡々としているはずなのに結末に向けてクレッシェンド気味に緊

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    2022年10月24日
  • 無能の人・日の戯れ

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    それぞれの世界に没入させてくれる。
    へんてこりんな人達ばかりなのに。

    不思議としっかり没入させられてしまう。

    つげ義春…恐るべし。

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    2022年10月22日
  • 新版 貧困旅行記

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    ネタバレ

    時間かかった!
    小倉の昔の写真がどどんと載ってるのに惹かれて買った
    この頃の小倉に行ってみたい
    杖立温泉に行った後にこれ読んで、出てくる写真と同じ建物の写真を撮ってたのも偶然だった
    最初の珍道中感から徐々にだらだら旅日記感が出てきて時間かかったけど、わざとボロい宿に止まって自分はどーしよーもない人間だって思う気持ちよさは分かる気がする、やりたい
    この頃の日本の全国のボロ宿に泊まりたい…

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    2022年09月23日
  • 新版 貧困旅行記

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    千葉県の大原や、上野原の旧甲州街道、東京都の深部など観光にとってマイナーな場所のマイナーな宿を綴った一風風変わりなC級旅行記。

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    2022年02月24日
  • 紅い花 1

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    紅い花の叙情的で郷愁を誘うその世界は、何とも言えない独特な感情を呼び起こさせる。それは暖かく、優しく、そして悲しい、そんな気持ちにいつもさせてくれる、私にとって大切な作品です。

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    2022年02月21日
  • つげ義春日記

    ネタバレ 購入済み

    つげ義春好きなら

    かなりボリュームがあるので、つげ義春さん好きの人なら買って損はないかと思う。「無能の人」のようなユーモアは、ほとんどなく、生活の事と不安神経症(今ならパニック障害と診断されるはず)の事が書かれている。

    #癒やされる #切ない

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    2021年11月21日
  • つげ義春 幻想怪異奇譚集成

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    独特の世界観にいつも圧倒される。妄想の出来事や不条理な夢をそのまま映像化する圧倒的な力。説明のしようがない世界を具体化する。驚嘆のみ。

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    2021年11月06日
  • 紅い花 1

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    代表作とされる「紅い花」「李さん一家」「もっきり屋の少女」を含む13編を収録。


    ’影’の表現が素晴らしい。
    直接的に感情を口にする場面はほとんど見られないが、陰影や微妙な表情のゆらぎ、情景で心模様を描き分けている。



    表題作「紅い花」は夏の陽が注ぐ深緑、川や滝の流水音・蝉の声が耳目に鮮やか。そして現れる紅い花。初潮を迎えたサヨコと、それを目の当たりにしたシンデンのマサジの心の変化が描かれる。


    「李さん一家」はただただ怖い。どこからともなく鳥語を話せる李さんが現れ、いつの間にか家の二階に住み着き、特に何をするでもなくそこにいる。最終的にどうなるかと言えば「実はまだ二階にいるのです」で

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    2021年09月18日
  • 蟻地獄・枯野の宿

    購入済み

    やっぱりしみる

    良い

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    2021年07月22日
  • つげ義春日記

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    昭和50年=1975年、子供が生まれ、入籍。作品が文庫化し儲かる。
    昭和52年=1977年、マキ、癌手術。家の問題。
    昭和55年=1980年、不安神経症の診断。森田療法。

    といった、いわば「「ガロ」以降」の私生活を、1983年から「小説現代」に連載した、というか、売ったというか。
    子が生まれて5年ほどの記録だ。
    ほぼ同時期の記録を藤原マキが、1982「私の絵日記」、1987「幸せって何?ーマキの東京絵日記」として出している。
    この2冊は持っているので、続けて読むつもり。
    つげの持つ、旧来の男性的子育て価値観/神経症的・心配し過ぎな子育て価値観、をマキ側から光を当てられる、結構稀有な題材だと思

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    2021年04月06日
  • ねじ式 1

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    つげ義春さんの作品は学生時代によく読みました。50年ぶりに再読。学生時代に読んだときと同じところで、同じような感覚になって、なんというか、タイムスリップしたような不思議な懐かしい体験でした。歳とって、いろいろ経験して、考え方もずいぶん変わったと思っていたけど、変わっていないところは全然変わっていないんだなとしみじみ思いました。

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    2021年03月02日
  • 義男の青春・別離

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    救いようのない状況なのに、どこか飄々と、それを他人事のように、時にバカバカしいユーモアをも交えながら描く、これこそ、つげ義春ワールド。
    絵の一種のしつこさも好きだ。

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    2020年07月06日
  • 無能の人・日の戯れ

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    最後の「無能の人」を除けば、短編の漫画集。

    【退屈な部屋】
    日常と離れるために、偽名を使って、外にアパートを借りる。が、妻に気づかれる。妻は怒るでもなく、部屋を掃除してくれ、また、住むことが出来るように、整えてくれる。
    それは、新たな、退屈な日常となる。
    【魚石】
    つげ義春の、旅行記によく出てくる、相模原のT君から譲り受けた、いかにもインチキくさい石の話。
    【日の戯れ】
    これも、つげ義春の随筆旅行記によく登場する、妻がでてくる。随筆旅行記には、妻は写真でも登場するが、小さい写真なので、顔までは分からない。この漫画に描かれている妻は、なかなか魅力的。つげ夫妻は、仲が良かったのだろう。
    【散歩の

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    2020年06月26日
  • 無能の人・日の戯れ

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    20年ぶりくらいで読み返したけどやはりいいですね。「隣りの女」とか、「蒸発」とか、昔読んだときよりも良さが増してる気がする

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    2020年06月14日
  • 無能の人・日の戯れ

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    つげ義春についてはよく知らないのだが、何とも言えない画風と陰鬱とした世界に引き込まれる。どの物語の主人公も貧乏で仕事をするでもなく、怠惰の極致だ。そして全編において妙なエロさがある。その辺の石を売る男、ただただ病人のふりをして働こうとしない男など、いずれも世俗の最底辺にいる人たち。しかしどこか憎めない。

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    2019年02月22日
  • 新版 貧困旅行記

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    巻頭に昭和45年当時の鄙びた山村、漁村、温泉宿の写真が載せられるが、もはや探しても見られなくなった絶滅風景か。ここ写る子どもたちは、そうか、ちょうど自分と同じくらいの年齢なわけだ。かつて、未舗装路に並ぶ掘っ立ては我がまちにもあったが、ここまで寂れて侘しい風景は記憶にあるような、ないような。わずかばかりの我が深山幽谷の旅では、著者の望む趣きもないのだけれど、仲間と泊した九州の安宿、がっかり民宿ほど想い出深く語りぐさになっている。旅人は訪れた地域の風情や風習をけがしてはならず、寄らせていただく気分が大切だが、迎える側も外貨稼ぎで俗化したサービスに努め、旅人が観光客と呼ばれ、お客様気分になった時点で

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    2018年06月25日