清家雪子のレビュー一覧

  • 月に吠えらんねえ(1)

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    白秋って童謡のイメージが強かったけれど、女まみれのスキャンダラスな人だったんですね。「この道」も女性との会話が元なんでしょうか。朔太郎も改めて読むと凄い狂気ですね。
    面白かったです。

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    2018年02月18日
  • 月に吠えらんねえ(7)

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    朔がいつにも増して具合悪そうでちょっと興奮する。

    悪いこと恥ずべきこととして無かったことにされたものへの視点と考えればとても優しい視点。
    悪意なくよかれと思って携わった人、もしくは気がすすまないながら強いられた人、を考えたら善悪というより間違っていたというのがしっくり来る。

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    2017年09月03日
  • 月に吠えらんねえ(6)

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    わかんねーわかんねーと思ってたけど登場人物が解説してくれる親切展開。
    それでもわからない謎解きミステリーの様相。
    我々の知っている現実と物語内の現実の違いでややこしくなってる上に、物語内で現実と幻と時間がごっちゃになっているので、ほんとこんな複雑な世界観よく思い付くなと読むだけで精一杯。
    わからないなりにとても面白いのもすごい……

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    2017年09月02日
  • 月に吠えらんねえ(4)

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    こんなにも美しく哀しい女たちが描かれているのに朔の独走なのがすごい。

    毎回言ってる気がするけど、読むたび自分の教養の無さを痛感するのに面白く読めちゃうのはすごい。

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    2017年07月02日
  • まじめな時間(1)

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    交通事故でいきなり死んでしまった高校生の女の子一紗の幽霊ライフ?面白い。突然死んでしまった霊は本当にこういうふうにあの世に行かずにさ迷っているのだろうか…?死んでから家族や友達の本当の気持を知ってもどうすることも出来ないのがせつない。さて、一紗はどうなる(成仏できるのかな?)

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    2017年06月03日
  • 月に吠えらんねえ(1)

    購入済み

    気付いたら一晩で全巻購入していました。

    タイトルや表紙や設定からマニアックな雰囲気が漂っていて、実際内容もマニアックですが、過激な表現があるにもかかわらず趣味に走りすぎとか自己満とかそういう感じはしません(趣味に走ってるっぽい表現があっても、この作品ではそこにちゃんと意味もある)。
    物語の構成もものすごくしっかりしています。
    日本文学・文壇オタクな作者さんの作品(文豪らの作品と自作品のどちらに対しても)への真摯さと徹底した研究心が読み取れます。

    ファンタジーだし、言ってしまえば当時の文壇の二次創作なのかもしれませんが、ここまで(事前調査・構想・構成等の)クオリティが高ければ、そ

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    2017年03月30日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    狂気がすごい、狂った人しかいない。
    思ってたのよりハードだった。

    私自身に詩を解する素養が無いのが悔やまれるし文学史もあやふやだ~けどわからないなりに十分楽しい。

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    2017年03月14日
  • 月に吠えらんねえ(5)

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    怖い怖い怖い怖い!
    いやー、もう、一巻からの不気味さの皮を剥いたら恐怖が出てきた感じ?
    パンドラの箱的な?
    ぃゃ、全然違うか…。
    まぁ、なんにせよ好きな人にとっては相変わらず最高。
    あとストーリーよ方向性がもう全くの予想外で楽しい。

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    2016年09月19日
  • 月に吠えらんねえ(4)

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    今回のとても面白かった。
    何となく誰もが思うのか、自分が共感できるだけなのか分からないけど。
    この話は凄い心に落ちてきた。

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    2016年07月03日
  • 月に吠えらんねえ(4)

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    "内"の1巻に"性"の2巻、"外"の3巻、そしてこの"愛"の4巻。痛烈な皮肉と壮絶な陶酔はそのままに、閉塞した世界にもようやく光が差してきた。雨のシーンはあまりに痛ましく叙情的。また、彼らは詩人モチーフではなくあくまで作品モチーフのキャラクターである、ということの意味が4巻にしてようやくわかった気がする。この物語は"人物"のキャラクターでは描けなかった。脚色や装飾ましてや捏造ではなく、あるがままの自然体でこの無尽の膨らみを持つ世界やキャラクターを描くのは困難である。だからこそ初期から「朔は朔」と

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    2016年01月19日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    嵌ると知ってて敬遠していたが読んでみた。完敗だった。完全にドストライクに好みです。多くのBL表現に拒否反応が出るのだけど、この作品のBLはOKだった。事実に基づいて表現しているからだろう。沢山のモノローグや朔のカジュアルな病み方が最高オブ最高です。朔の病み方が物凄くかわいい。表現方法が全体的に詩的で作品に合っている。白さんの詩に孕まされる表現が生々しい色気が有って良かったです。燃えに近い萌え。

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    2016年01月05日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    なんかもうダメダメな感じで、しかも格好良さが全部排除されて、ホラーテイスト?なのが良い感じ!
    主人公が素敵に病んでて、ドツボです。

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    2016年02月02日
  • 月に吠えらんねえ(1)

    購入済み

    有名文人がいっぱい

    詩人そのものではなく、その作品群から得た印象をキャラクターにして、仮想の世界でワチャワチャする話。
    絵が綺麗で内容も不思議だけど面白いし、それぞれの原作の詩集を読みたくなる。白さん(北原白秋)がイケメンすぎ。

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    2015年05月29日
  • 月に吠えらんねえ(2)

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    よい文学を読み終えた時の虚無感、また己を直視せざるを得なかった時、見てはいけなかった他人の素顔を見せられた時の、孤独感。一巻は前者が強かったけれど、この二巻は後者のほうが効いたかな。ここにあるのは人間の暗部であり、深部だ。

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    2014年11月11日
  • 月に吠えらんねえ(2)

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    白さんの子供の頃の話とか中也くんの話が印象に残った。
    白さんと朔くんの関係と複雑な世界観にもやもやしつつもそれが楽しい。
    それにしても比較的まともかと思ってた三好くんもやっぱりたいがいだった。
    犀もどうなるのか…。

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    2014年11月05日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    久々に凄い私の中に残った漫画かもしれない。
    でも独特な雰囲気なので合わない人は合わないだろうし、好きな人にはたまらないという感じだと思う。
    詩人に関しては名前とかなり有名な詩だけ知ってるというくらいの無知な私だったけどこれを読んで詩人たちにも凄く興味が湧いた。
    この漫画に出てくるキャラは詩人自体をキャラ化したんじゃなくて、各人の詩の雰囲気から造られたキャラみたいだけど。
    朔くんの病みっぷりが最初はあんまなんとも思わなかったけど見れば見る程なんだか可愛く見えてきてたまらない。
    白さんとのなんとも言えない関係も好き。

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    2014年11月05日
  • 秒速5センチメートル(1)

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    ネタバレ

    淡い初恋と遠ざかっていく思い出と記憶が
    何とも切ない…。
    絶対行けない距離なんて
    本当はない筈なのに、
    お互いの知らないことが増える度に
    目に見えない距離がドンドン開いてしまって
    時間と自身の心の移り変わりが怖い。
    でも、ハッピーエンドで終わることを
    期待して読んでいきたい。

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    2014年11月04日
  • 秒速5センチメートル(2)

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    次の恋愛をしても、心のどこかに忘れられない人がいるというのは何とも言えない気持ちになります。切ないですが、最後の場面で主人公は過去の自分と決別というか、割り切ることはできたんじゃないでしょうか。ノスタルジックな気分にもなりますし、情緒的な話が好きな人向きかなと思います。

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    2014年07月03日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    萩原朔太郎さんの『月に吠える』が読んでみたいなあ、とまさに思ってた時に見つけた漫画。

    近代文学とかって興味あるけどなんか難しくって…って人はこういうのから入ると面白いのかな。

    それにしても狂ってるなあ。
    ものすごく純粋に狂ってる感じ。
    めっちゃ好き。

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    2014年06月18日
  • 月に吠えらんねえ(1)

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    すごい!!近代詩ってさっぱり読んだことなかったんだけど、それでも全然おもしろかったし、こんなの読んじゃったら元の詩の方にも手出すしかないよ 14/5/11

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    2014年05月11日