畠山健二のレビュー一覧

  • 本所おけら長屋【お試し読み版・つじぎり】

    江戸人情

    人情もの、良いですね。江戸の時代のものはまた格別に好きです。町人たちが分かりやすく書かれていますし、世のため人の為と思ったら真っ直ぐ突き進むからでしょうか。今の世の中はこんなに付き合いが濃くないので、余計にホロリとします。他の話も読んでみます。
  • 本所おけら長屋
    時は江戸、所は本所亀沢町にある「おけら長屋」の、大家と12組の店子が絡む様々な騒動とその顛末を描いた連作短編集です。
    手にとったキッカケは、bookwallさんが手がけた、三木謙次さんの愛嬌あるかわいらしいイラストの特別カバーが目に付いたからでした。
    もともとのカバーだったら、果たして手にとったかど...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十七)
    ああ、もう言うことなし。テンポの良い笑いの中に人情や謎解きがある。鉄斎さんの出番が少なかったけど、また、次回にたくさん出てきてほしいなぁ。
  • 本所おけら長屋(十七)
    どれも面白かったけど、『みなのこ』に泣いてしまった。社会が、特に地域コミュニティが子育てをするということは本当に大切なこと。自分の子を信じるなんて口で言うほど容易くない。本当のおとつぁんとは彼のことだ。すばらしい男だ。おけら長屋の人々見直した。畠山さん、芝居の脚本まで手掛けてるなんて、おみそれしまし...続きを読む
  • スプラッシュ マンション
    面白かった!

    マンションの理事会、管理組合での大変さが分かると同時に、遊び心を持った大人たちの悪ふざけの爽快さを味わうことができる。

    マンションの理事会で権力を振りかざす理事長(いや、実はそんなにめちゃくちゃ悪いことしてるわけじゃないんだけど)を、懲らしめてやろうとする住人3人とソープ嬢1人の物...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十七)
     万造とお満、松吉とお栄は早晩一緒になることでしょうw。著者は、鉄斎とお染についてはどうされるのか(^-^) 畠山健二「本所おけら長屋(十七)」、2021.10発行。かえだま、はんぶん、げんぺい、みなのこの4話。ネタ作り、かなり苦労の跡がみられますが、今回もしっかり泣き笑いを! 今回はおけら長屋の団...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十七)
    シリーズ17

    本所亀有町にある貧乏長屋「おけら長屋」には、万造・松吉の「万松」コンビ、左官の八五郎・お里夫婦、後家で訳ありのお染、浪人の島田鉄斎らが住んでいる。
    人情とお節介で、笑いあり、涙ありの珍騒動が巻き起こる。

    〈かえだま〉
    母を探しに、三河から出てきた、木綿問屋で奉公している作吉のため、...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十六)
    このシリーズについては言うことなし…になってきた。

    貧乏神が出てくる「せいひん」が特に良かった。俺もエラくなりたいわけではなく、楽しく笑って暮らしたいだけやねんなぁ…と共感。
  • スプラッシュ マンション
    “大人のイタズラ”が最高でした。堅苦しい世の中ですが、見方を変えれば楽しむこともできる、と教えてくれもしました。笑いあり、驚きあり、学びありの3点セットです。
  • 本所おけら長屋(十五)
    今回も笑いあり、人情あり、謎解きありで申し分なしの面白さ。残りページが減っていくにつれて、あとちょっとしかないと悲しくなる。
    万松は、意外に賢い。今度は殿様も出てきてほしいなぁ。
  • 本所おけら長屋(十五)
     畠山健二「本所おけら長屋(十五)」、2020.10発行、再読。はるざれ、なつぜみ、あきなす、ふゆどりの春夏秋冬4話。あきなすは嫁と姑の愛すべき争い。はるざれは、春が来て野山がうららかな景色になること。お葉と尾形清八郎の今後に幸あれ。お喜代57歳と嘉助58歳の純な恋に乾杯、なつぜみ。お染と鉄斎、そろ...続きを読む
  • 本所おけら長屋(二)
    2巻目突入!
    もう読み終わっちゃった。
    更にパワーアップした感じがする。
    というか、自分が思い切り感情移入してるからなのかな。

    ほろりときて、そして面白い!
    「あれ…この話はこれで終わりかぁ」なんて残念な気持ちになってしまう。
  • 本所おけら長屋(十六)
    今回も文句なし!
    本当に面白い。話が面白いだけでなく、笑えるという意味の面白さも、ストーリーを邪魔しない絶妙さでしっかり盛り込まれている。マンガではなく、小説で文章だけを読んで笑えるのは、本当に滅多にない。
    たくさんの本を読む私は、細かい描写をななめ読みすることも多々あるけれど、このシリーズは、一文...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十六)

    本所おけら長屋(十六)

    「あいぞめ」。やけにあっさり話が終わったと思いきや、そこからの展開がおもしろい! すべての話とつながる最終話。
  • 本所おけら長屋

    私は愛すべき馬鹿になりたい

    昨今流行りの江戸市中物の時代劇(?)人情とお節介だけが取り柄の貧乏人が集まる長屋での、笑いあり涙ありの騒動が落語の様に語られる物語だ。
    登場人物は皆一癖も二癖もある町人で(1人武家も居るが)持ち込まれる相談どころか、今どきの我々なら見てみぬふりをする様な事にも自らしゃしゃり出て粋な落ちを付けて解決...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十五)
    安定の市井人情噺おけら長屋シリーズ、もう15巻で今月(2021・3月)には新刊も出るようである。

    このシリーズに関しては言うことなし。レベルを落とさず、無理な設定変更もなく、良い意味でマンネリ継続してくれる限りいつまでも読み続けると思う。

    巻頭収録の「はるざれ」、最後に収録の「ふゆどり」がちょっ...続きを読む
  • 本所おけら長屋(六)
    今回は更に会話の面白さ、軽妙さが増している印象です。
    それに加えて万松コンビの活躍も、悪ふざけではなく優しさと男気に溢れていてとても良かったです。
    このシリーズは回を重ねる度にどんどん魅力が増してくると思います。
  • スプラッシュ マンション
    なんとなくタイトルから選んで読み始めましたが面白かった!
    主要キャラが面白い人が多かったのと、自分もマンションに住んでるのでイメージしやすかったのがよかった。
    貴子はそんなすぐに変われる?と思いつつ、いい仕事してました。
  • スプラッシュ マンション
    シンプルにめちゃくちゃ面白かったです。
    久しぶりに小説の世界観に入り込みました。特に後半は先が気になって気になって気づいたら降りる駅よりだいぶ先に行ってました笑
    自分がマンション住まいだから感情移入した部分があったのでしょうか。恋愛っぽい要素もあり、ちょっとワクワク。デビュー作とは思えないほど引き込...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十五)
    今回は嫁姑のしみじみコメディあきなすが一番良かったな。そういえば鉄斎さんは悲しい過去をもつお方だった。ふゆどりというタイトルがとてもステキ。もう15巻か!おけら長屋は中毒性を持っているわ。2020.12.11