あらすじ
「こうやって貧乏人同士で暮らしてると、見栄も外聞も要らねえ。本音で暮らしていけるんでさあ。あるのは貧乏人の面目だけでね。だから助け合って生きていくしかねえんですよ」大人気の笑って泣ける時代小説シリーズ! 人情とお節介で名高い「おけら長屋」には、いつも騒動が舞い込んでくる。万造と松吉は記憶をなくした老人を“貧乏神”に仕立て上げ、金儲けを目論むが……「せいひん」。奉行所が追う凶悪な“髪切り魔”が十年ぶりに現れた。次々と女が襲われるなか、聖庵堂のお満にも魔の手が。お満の危機に万造は……「くらやみ」など、爆笑&感動必至の四篇を収録。
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Posted by ブクログ
いつの間にか万松が人情と知恵を武器にした正義の味方みたいになっています。
それでも随所に見られる緩いいい加減さや、彼らだけできれいに幕を引けないところが愛らしくて、非常に読んでいて気持ちの良い成長振りです。
匿名
弥太郎はやはり面白い。
次はなんだろうとまたを期待してしまいます。
万松はやはりバカで格好いいですね。
万ちゃん間に合って良かった。
Posted by ブクログ
このシリーズについては言うことなし…になってきた。
貧乏神が出てくる「せいひん」が特に良かった。俺もエラくなりたいわけではなく、楽しく笑って暮らしたいだけやねんなぁ…と共感。
Posted by ブクログ
今回も文句なし!
本当に面白い。話が面白いだけでなく、笑えるという意味の面白さも、ストーリーを邪魔しない絶妙さでしっかり盛り込まれている。マンガではなく、小説で文章だけを読んで笑えるのは、本当に滅多にない。
たくさんの本を読む私は、細かい描写をななめ読みすることも多々あるけれど、このシリーズは、一文字も逃したくないので丁寧に読む。
あー、読みきってしまった!次はいつ出るんだろう…。
Posted by ブクログ
ドキドキはらはら、そしてほっこり、しんみり、ぽかぽか。
ちょっとしたショートムービーを観たような、楽しい時間を過ごせた。
おけら長屋のシリーズもまもなく読み終えてしまうと思うと、進みたくないけど読みたいという幸せな悩みが生じる。
読めてよかった。
Posted by ブクログ
大好きな笑って泣けるシリーズの16巻目。『くらやみ』『ねんりん』『せいひん』『あいぞめ』の4作。ミステリー要素が入っていた。今回は貧乏神が出てくる『せいひん』が特にいい話だったな。読み終わって、鼻の奥がツーンとした。
Posted by ブクログ
今回からサスペンスの様相も
その壱を読み終えた時ふと思った。
読者を良い意味で裏切るのはこの作家の得意とするところ。その四のお満の言葉にも感動したが、やはり最後には万松か、いや今回は万造かな。
十七巻が待ち遠しい。