畠山健二のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレついに完結か…なのである。実は入手段階で、出版社を変えて第二部が始まったのを知っていたので心配していないのであるが。
それはともかく、一つの大きな区切りとしてとてもよくできた1冊。収録話数を3話と少な目にして、一つずつの噺を若干長めに設定、その中でお満の長崎留学話と万造の母の話を盛り上げていき…って構成が上手い。
このシリーズは伏線は張っても基本的に一話完結で難しいこと考えずに読めるのだが、この1冊はそれまでの19冊のちょっとした伏線を回収しつつ、盛り上げるとこは盛り上げ笑わせるとこは笑わせるというメリハリをしっかり効かせている。
万造とお悠さんのシーン、お満を連れてさくら屋に行くシーンなどは、シリーズ屈指の感動処。万造の本名が明かされるあたりは屈指の笑わせ処。
この後、外伝経由で第二部とまた思いっきり楽しませてくれそうである