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本所亀沢町にあるおけら長屋は、今日も騒がしい。――◎密かにお染のあとをつける大工の又造。その意外な理由とは。 ◎花見で浮かれる長屋の連中をよそに、一人沈む万造。ひょんなことから彼の五十年前の真実が明らかに。 ◎八百屋の金太に嫁取りの話が!? ◎お糸と文七の祝言が近づく長屋のあちこちで難事が発生。折しも流行病が西方から江戸へ、そして本所にも……。笑って泣ける大人気連作時代小説、シリーズ第六弾。
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Posted by ブクログ
いやー、見直したよ万松コンビ。
なかなかやるじゃねぇか。
さすがは粋を大事にする江戸っ子だねぇ。
それでこそ男の中の男だよ。
お糸ちゃんの幸せを願う八五郎さんとお里さんの親心も、お糸ちゃんを可愛がり寄り添うおけら長屋のみんなの真心も、全てが良くて泣けた。
おけら長屋で育ったお糸ちゃんはどこへ行っても大丈夫。
おけら長屋のみんなはいつでも、変わらぬ場所で変わらぬ仲間でお糸ちゃんのことを想っている。
お糸ちゃんはお里さんから託された根付を眺める度に、おけら長屋の人情や優しさを思い出すのだろう。
それにしても、西方から江戸へ入ってきた流行病にはドキリとした。
風邪に似た症状で咳や高熱が続き年寄りや子供の多くが死ぬ、熱のある旅人は関所を通さない、疑いのある者は一定の場所に隔てる…江戸も令和もなんら変わらない。歴史は繰り返される。
由兵衛さんのような人が令和の時代にもいたらいいのに。
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