畠山健二のレビュー一覧
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おけら長屋での騒動が楽しい。
鉄斎に剣術指導を願い出た少女。奉行のウィットが小気味いい。
お栄、お満も愛おしい。相撲の大巌、飛脚のプライド。前向いて生きていこ!という気になる。
万松の江戸っ子気風をインストールしていけたらいいな。アホっぽさは抜きで。Posted by ブクログ -
おけら長屋の人たちが繰り広げるどたばた人情コメディ。
今回も万松さんたちを始め、お節介焼きたちが様々な事情を抱える人を救う。
お糸ちゃんと文七さんの話はあんなにモダモダしておきながら結果はあっさりで、本当にこんな簡単な言葉を言えずにお互いに苦しかったね、と。
松吉さんが猫好きだったとは。
あれでわり...続きを読むPosted by ブクログ -
マンション管理組合の理事長と管理会社が癒着しているらしい。いけ好かない理事長をこらしめるため住民の男たちは立ち上がる。
落語的なノリで楽しく読めた!
人生はテーマパークだ。楽しむのも斜に構えるのも自分次第。Posted by ブクログ -
冒頭の長屋平面図が大変参考になる。江戸落語の舞台として必ず登場する下町長屋であるが、なるほどこんなふうな構造になっていたんだなということがよく分かる。シリーズ者の第一巻ということもあってか、やや生硬な感じのスタートである。きっぷの良い江戸下町言葉に今ひとつ乗り切れていない様子である。
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登場人物たちの江戸落語を思わせるようなテンポとキレの良いやり取りがとても面白い。推理小説らしいところも少しある典型的な江戸人情物語である。あまり深刻なところや、問題提起はないので、気楽に読み流すことができる。時代考証もちゃんとされているのかな。
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マンション理事に一泡吹かせようと大掛かりな騙し合いが始まる!
この小説はデビュー作であり、2012年くらいの話だと思うのだけれど、全体的に古い言い回しや設定が多くて、読んでいて少しムズムズ恥ずかしい感じ。
だからなのか、なかなか読み進められなくて、完読まで長い間を費やしました。
ストーリーはちょ...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ2冊目なので、長屋の人物像なども見えてきたため、日々のドタバタを楽しめることができた。
万松がこれからもどんな騒動を引き起こすのか、楽しみ。Posted by ブクログ -
軽快なやり取りや、夜のお店の話題も取り入れながら、「大人の遊び」ってやつを登場人物たちは楽しんでいる。
結婚=不幸として描かれており、旦那のワチャワチャを楽しみたい人向けかなと感じた。Posted by ブクログ -
このシリーズ.
最初のほうが上手いこと終わらせるなー落語みたい!!って思うんだけど.
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だんだん登場人物に愛着が湧いてくるから上手いこと終わらなくても読みたくなるんだよね…Posted by ブクログ -
江戸時代の町民の暮らしが活き活きと描かれていて好きなシリーズ。おけら長屋に住む人々の温かさにも笑顔になれます。仇討ちもめでたしで終わって本当に良かった!Posted by ブクログ
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少し冗長で途中諦めそうになったが、最後まで読むと面白い。
ちっちゃいことで自分の殻に閉じこもってしまうことがあるのだと、他人から見ればしょうもないことで悩んでるんだと自分を振り返ることができた。Posted by ブクログ -
話自体は分かりやすく、面白くて、さくさく読める感じ。
本作の敵役である高倉は少し哀れな感じもするが、怠慢な人間はそれに見合った人生を送るんだなぁ、と。自戒です。Posted by ブクログ -
第二巻から読み始めてしまったが。。。
シリーズ最初のこの本。
登場人物たちの説明と、どんな風にやってきたのか、浪人、島田鉄斎についてが詳しく描かれている。
多少の話の前後はあるが、いくつかのエピソードが温かいムードを作り上げている。Posted by ブクログ -
積んでおいた本。これまで通り、あっという間に読み終えました。早く読んでしまうわりには、そこそこ心に残るところが素敵です。
相変わらずという言葉が似合う話。だんだんと偉大なるマンネリというか、長寿番組の人情時代劇っぽい雰囲気が濃厚になってきたように感じました。
怪談話まで飛び出して、また、因果がめぐる...続きを読むPosted by ブクログ -
軽い感じであっさり読める感じでした。
あまり人情とかそういう感じではないので、それを求めて時代小説を好んでいる方には物足りないと思います。
新しい表紙で出ているようで、こちらの方が中身とリンクしている感じです。
ちょっと落語的なところもあると思います。Posted by ブクログ -
江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋には、万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家のお染、浪人の島田鉄斎ら個性豊かな面々が住んでいて…。万造のけんか友達である栄太郎の“婚活”を描く「とりもち」や、江戸の“スキャンダル”を面白おかしく書き立てる読売をめぐる騒動「よみうり」、そして初め...続きを読むPosted by ブクログ