畠山健二のレビュー一覧

  • 本所おけら長屋(十八)

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    大人気かつ大のお気に入りの、おけら長屋シリーズ。さすがにもう予定調和というか、何があってもええ感じに終わるよねえと安心しきって読んでしまうのが惜しくもあり。
    気になる面子が出揃って、楽しく読めた巻。
    人生はうまくいかないこともあるし、悔しいこと悲しいこともあるけれど、わちゃわちゃと、笑い飛ばして生きていきたいな、と思える。
    三祐で呑みたい。

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    2023年10月05日
  • 本所おけら長屋(十二)

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    シリーズ第十二弾。おけら長屋を出たお糸ちゃんも、おけら長屋の住人らしく、困った人を放っておけずに行動を起こす。
    こういうお節介はいいものだなあ、江戸っ子いいなあ、と読む度に感じる。おけら長屋の裏あたりに住みたいな。

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    2023年09月02日
  • 本所おけら長屋

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    江戸落語の世界。思わず手元にある江戸切絵図で本所亀沢町の場所を調べてしまったくらいだ。裏長屋の大家、ご隠居、八五郎に熊五郎などなど、長屋の住人がひしめき合って暮らす中で出来する事件や出来事を連作短編で綴る。私が買った本書のカバーには「一巻」の表示がないが、シリーズ20巻のミリオンセラーになる作品に成長した。それは、多くの読者に江戸が興味をもって受け入れられたということだろう。落語好きには喜ばしいこと。ただ、本書は、その落語の人情噺などの応用という感じが、自分としては否めない。シリーズを追うかは微妙だ。

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    2023年08月11日
  • 本所おけら長屋(八)

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    おけら長屋での騒動が楽しい。
    鉄斎に剣術指導を願い出た少女。奉行のウィットが小気味いい。
    お栄、お満も愛おしい。相撲の大巌、飛脚のプライド。前向いて生きていこ!という気になる。
    万松の江戸っ子気風をインストールしていけたらいいな。アホっぽさは抜きで。

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    2023年08月04日
  • 本所おけら長屋(四)

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    おけら長屋の人たちが繰り広げるどたばた人情コメディ。
    今回も万松さんたちを始め、お節介焼きたちが様々な事情を抱える人を救う。
    お糸ちゃんと文七さんの話はあんなにモダモダしておきながら結果はあっさりで、本当にこんな簡単な言葉を言えずにお互いに苦しかったね、と。
    松吉さんが猫好きだったとは。
    あれでわりとこまめに面倒見てあげていて微笑ましかったな。

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    2023年05月05日
  • 本所おけら長屋【お試し読み版】

    購入済み

    江戸落語のノリが今ひとつ

    冒頭の長屋平面図が大変参考になる。江戸落語の舞台として必ず登場する下町長屋であるが、なるほどこんなふうな構造になっていたんだなということがよく分かる。シリーズ者の第一巻ということもあってか、やや生硬な感じのスタートである。きっぷの良い江戸下町言葉に今ひとつ乗り切れていない様子である。

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    2023年01月02日
  • 本所おけら長屋【お試し読み版・つじぎり】

    購入済み

    気楽に読み流す

    登場人物たちの江戸落語を思わせるようなテンポとキレの良いやり取りがとても面白い。推理小説らしいところも少しある典型的な江戸人情物語である。あまり深刻なところや、問題提起はないので、気楽に読み流すことができる。時代考証もちゃんとされているのかな。

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    2023年01月01日
  • 本所おけら長屋(二)

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    シリーズ2冊目なので、長屋の人物像なども見えてきたため、日々のドタバタを楽しめることができた。
    万松がこれからもどんな騒動を引き起こすのか、楽しみ。

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    2022年09月11日
  • 本所おけら長屋

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    本所おけら長屋シリーズの1作目

    店子のそれぞれが主人公だからか、読みやすい反面、なにかワチャワチャしているように感じる。
    サクっと読める

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    2022年09月07日
  • 本所おけら長屋(十)

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    毎日1節ずつ読むのにちょうど良い.
    これ以外の本は読みかけておいてあるなー.
    本読む時間がない…というわけじゃなくて花粉で目が疲れてるんだよね.

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    2022年01月06日
  • 本所おけら長屋(十三)

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    このシリーズ.
    最初のほうが上手いこと終わらせるなー落語みたい!!って思うんだけど.
    .
    だんだん登場人物に愛着が湧いてくるから上手いこと終わらなくても読みたくなるんだよね…

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    2022年01月06日
  • 本所おけら長屋

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    知人のおすすめで。時代物、短編連作。すごく読みやすくて、わかりやすい人情話。疲れてる帰り電車でも、なんの気負いもなく読めた。

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    2021年11月17日
  • 本所おけら長屋(八)

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    江戸時代の町民の暮らしが活き活きと描かれていて好きなシリーズ。おけら長屋に住む人々の温かさにも笑顔になれます。仇討ちもめでたしで終わって本当に良かった!

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    2021年04月07日
  • 本所おけら長屋

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    【感想】ごく普通に楽しめる。読書の愉しみはこういう作品にこそあるのかもね。

    【一行目】おけら長屋は朝から騒がしい。

    【内容】
    ・新しいかたちの古典落語やね。基本人情噺やけど軽いクスグリやオチもあったり。
    ・借金踏み倒す一家をこらしめる。
    ・鉄斎がおけら長屋の住人になるまで。
    ・仇討ちを命じられて四苦八苦している侍。
    ・博打にハマりかけた男と謎の老人。
    ・謎の後家、お染と凶悪な盗賊団。
    ・筋金入りのお嬢様の巻き起こす珍騒動とある男の着服。
    ・長屋対抗相撲大会と湯の子。

    ▼おけら長屋についての簡単なメモ(年齢は特に注記がない限りは物語開始時点)

    【伊三郎】小間物屋を営む。博打にハマる。

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    2021年01月28日
  • 本所おけら長屋

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    ネタバレ

    第二巻から読み始めてしまったが。。。
    シリーズ最初のこの本。
    登場人物たちの説明と、どんな風にやってきたのか、浪人、島田鉄斎についてが詳しく描かれている。
    多少の話の前後はあるが、いくつかのエピソードが温かいムードを作り上げている。

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    2020年11月12日
  • 本所おけら長屋(五)

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    積んでおいた本。これまで通り、あっという間に読み終えました。早く読んでしまうわりには、そこそこ心に残るところが素敵です。
    相変わらずという言葉が似合う話。だんだんと偉大なるマンネリというか、長寿番組の人情時代劇っぽい雰囲気が濃厚になってきたように感じました。
    怪談話まで飛び出して、また、因果がめぐる人情噺とか、落語のようなというよりも、落語の奥に入ってきたイメージです。
    私としては津軽の殿様がもっと登場してくれると面白いのだけれど、さすがに長屋から離れて黒石藩に遠征するわけにはいかないでしょうね。
    途中で(P.92)に「何気に茶を淹れている」という記述があり、「えっ。何気に。」と大いなる違和感

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    2020年09月24日
  • 本所おけら長屋

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    軽い感じであっさり読める感じでした。
    あまり人情とかそういう感じではないので、それを求めて時代小説を好んでいる方には物足りないと思います。
    新しい表紙で出ているようで、こちらの方が中身とリンクしている感じです。
    ちょっと落語的なところもあると思います。

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    2020年03月17日
  • 本所おけら長屋(十三)

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    江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋には、万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家のお染、浪人の島田鉄斎ら個性豊かな面々が住んでいて…。万造のけんか友達である栄太郎の“婚活”を描く「とりもち」や、江戸の“スキャンダル”を面白おかしく書き立てる読売をめぐる騒動「よみうり」、そして初めて明かされる松吉の過去に迫った「ゆうぐれ」など、笑いと感動の傑作四篇を収録。

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    2019年11月06日
  • 本所おけら長屋(六)

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    万松コンビが相変わらずやらかしているが,お糸ちゃんもいよいよ結婚,物語の中でも時が経っていく.万造と女先生お満も進展するのかなぁ.

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    2019年10月04日
  • 本所おけら長屋(十二)

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    江戸への出稼ぎ中に行方不明になった夫を、妻と娘が探しにくる感涙必至の「おまもり」や、泥棒がおけら長屋に忍び込もうとするも思わぬ展開に巻き込まれる「しにがみ」、江戸にラクダが見世物としてくることになり、万造、松吉が一攫千金を企む「ふうぶん」、黒石藩の家老・工藤惣二郎の年の離れた妹が、鉄斎門下の武士に試合を申し込む「せいがん」といった、笑いあり涙ありの傑作四篇を収録。

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    2019年05月21日