畠山健二のレビュー一覧

  • 本所おけら長屋(五)
    シリーズ5巻目。「なんだか、このところおもしれえことがねえなあ」「なんか、身悶えするような出来事はねえもんかなあ」いやいやいや(笑)やっぱり万松コンビは面白い!
  • 本所おけら長屋(四)
    シリーズ4作目。今回も面白かった!!鉄斎が、万松が何をやらかすのかとわくわくしながら一歩離れたところから見ているのが好き。(河童を胡瓜で捕まえようとする万松/お糸と文七の恋/鉄斎にスリを見破られたお駒。強盗を見破る/万松も驚くほど酒癖の悪い浪人、頰かむりと天狗のお面/松吉の猫)
  • 本所おけら長屋(三)
    様々な親と子のかかわり、思いがあると思う。
    形はどうであれ、親が子を思う心、子が親を思う心はとても深くて温かいものだ。
  • スプラッシュ マンション
    期待してなかった分、面白くていい意味で驚いた。実はかなりディープな部分も出てくるが、あっさりしているのですぐ読める。葉山と貴子が格好よすぎる。大人になってこういう友達ができると楽しいだろうと思う。
    ただ、すべてが収まりよく終わるわけではないので、少し物足りないというか、もうちょっと読みたいというか。...続きを読む
  • 本所おけら長屋(四)
    安定の面白さがいよいよ安定してきたなあ、と感じました。万松コンビのドタバタも、どういえばいいのか、落ち着いたというのでしょうか、おとなしくなったというのでしょうか、いやいや、決しておとなしくなったわけではないのですが、ホッとする感じなのでしょうか。
    鉄斎さんは不動のかっこよさ!
    いよいよ、土曜時代劇...続きを読む
  • 本所おけら長屋(四)
    連作短編5編
    万松コンビの憎めない暴走,絶好調.それもこれも,大家さんと鉄斎先生のいぶし銀の存在.このおけら長屋のバランス感覚の妙は素晴らしい.
  • 本所おけら長屋(三)
    シリーズ3作目。(辰次の恋。落語家になりたい少年。お糸が見つけた似顔絵。久蔵が父になる。徳兵衛の娘。)待ってました、万松コンビ!やっぱり面白い!
  • 本所おけら長屋(二)
    連作短編6編
    おけら長屋の人々にそれぞれスポットが当たりつつ,落語コンビの万松が引っ掻き回し,大家と鉄斎の重石もきいて,絶妙の面白さ.
  • 本所おけら長屋(三)
    三冊目の安定感は充分すぎるくらい。安心して身を委ねることができます。
    先行のレビューにありましたが、落語家に語っていただきたい。志ん朝、は無理だから、小三治、或いは菊之丞。どうかなあ。
    今回、鉄斎さんは控え目だけど、万松が一番魅力を発揮しましたね。
    次作がマンネリと言われず、安定感をますように、と、...続きを読む
  • 本所おけら長屋(二)
    一巻目より今回のほうが面白いように思いました。(一巻目では江戸っ子のべらんめえ口調に慣れるのに苦労しました。)
    本の帯にあるような泣ける話がありました。
  • 本所おけら長屋(二)
    なんだかもう、安定の感じがするくらい安心できる面白さでした。だんだん後になるほど、面白くなって行くのもいい感じだし、まさか、彼にそんな危機が訪れるとはって言う展開も良かったです。粋な場面が多かったと思いますが、粋の裏と言うか奥に篤い人情があるところが素敵。特にこの本の最終場面にはやられましたよ。
    ...続きを読む
  • 本所おけら長屋 外伝
    さんたま。馴れ初めが愛おしい。
    鉄斎の話の清涼感。
    粋な江戸っ子は、いい。
    もう一度一巻から読み直したいな。
  • 本所おけら長屋 外伝
    本編のシリーズは、一巻目で挫折してしまったので、この外伝で試し読み。

    色んな登場人物が主人公となる、短編集。
    主人公の万松より、三十郎の話と鉄斎の話が面白かった。
    特別付録で、作者さんが名場面を解説してくれているので、気になったエピソードから読んでいこうかな、と思った。
  • 猿と猿回し
    本庄おけら長屋の畠山健二氏と
    松本清張賞作家の山口恵以子氏。

    丸善でのブックフェアで出会ったお二人が、畠山氏がMCを務めているJ:COMのトーク番組に山口氏を呼んだのをきっかけに、トークショーの相手役や、書店回りのパートナーとして、お二人で全国の書店を回っておられるとのこと。

    畠山氏のおけら長屋...続きを読む
  • スプラッシュ マンション
    最後はすっきり終わったように思いますし、面白いとは思うのですが、わたしには内容が重たい感と、読み物としては敬遠したいものでした。
  • 本所おけら長屋 外伝
    この著者も、このシリーズも初めて手に取りました。最後までドタバタで終わるのかと思いきや、意外といい感じで読み切りました^^
    読みやすいし、良いと思います。
  • 本所おけら長屋(十九)
    大団円に向かいつつあるおけら長屋シリーズ。
    嬉しいような寂しいような複雑な気持ち。
    ドタバタしつつも、みなが幸せになっていくのは嬉しい。
    半次のほろにが、八五郎と浪人のやりとりのせんべい。しんみり。ののちに、前向いて笑ってたくましく生きていきたいな、と思える。
  • 本所おけら長屋(十八)
    大人気かつ大のお気に入りの、おけら長屋シリーズ。さすがにもう予定調和というか、何があってもええ感じに終わるよねえと安心しきって読んでしまうのが惜しくもあり。
    気になる面子が出揃って、楽しく読めた巻。
    人生はうまくいかないこともあるし、悔しいこと悲しいこともあるけれど、わちゃわちゃと、笑い飛ばして生き...続きを読む
  • 本所おけら長屋(十二)
    シリーズ第十二弾。おけら長屋を出たお糸ちゃんも、おけら長屋の住人らしく、困った人を放っておけずに行動を起こす。
    こういうお節介はいいものだなあ、江戸っ子いいなあ、と読む度に感じる。おけら長屋の裏あたりに住みたいな。
  • 本所おけら長屋
    江戸落語の世界。思わず手元にある江戸切絵図で本所亀沢町の場所を調べてしまったくらいだ。裏長屋の大家、ご隠居、八五郎に熊五郎などなど、長屋の住人がひしめき合って暮らす中で出来する事件や出来事を連作短編で綴る。私が買った本書のカバーには「一巻」の表示がないが、シリーズ20巻のミリオンセラーになる作品に成...続きを読む