梨屋アリエのレビュー一覧

  • でりばりぃAge

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    梨屋 アリエ (著)

    文庫: 266ページ
    出版社: 講談社 (2006/4/14)

    夏期講習を抜け出した14歳の真名子は、広い庭のある古びた家が気になって、入り込んでしまう。そこでは青年がひとり静かな時間を過ごしていた。彼と話していくうちに、真名子の悩みが少しずつ明らかになる。友情、家族、進路、誰もが共感する、思春期の苦悩を瑞々して筆致で描いた講談社児童文学新人賞受賞作。


    若い頃は早く大人になりたかったり、この時がずっと続くような気持ちになったりすることがあったような・・・
    というなつかしい感覚になりましたね。
    今は、そんな時代に戻れるならばもっとできるし、やるのになぁ・・・

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    2010年02月26日
  • ピアニッシシモ

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    やさしげな装丁、タイトルとは裏腹に、手を触れたら切れそうなほどとんがってる。ふつうに、常識的に、悪気もなく、子どものためと思いながら子どもの魂を傷つけてゆく親が、あまりにもうまく描かれていて、う〜と胸をえぐられるよう。『プラネタリウム』よりも好きだ。

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    2009年10月04日
  • きみの存在を意識する

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    菊池先生が職員室で小春に話していた事が胸に刺さった
    「なにかを調べるためには、調べるための知識が必要」にも首肯

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    2025年11月26日
  • きみの存在を意識する

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    “周りからは理解されにくい悩み”を抱えている人が登場する作品です。

    自分では努力して悩みを解決しようとするけれど、
    周りからは悩みを理解されず、周りとの些細な身体の違いだけで、本人はこんなにも”疎外感”を感じるものなのかと読んでいて、軽くショックを受けました。

    また、悩みを持つ相手のことを考え、配慮しているつもりでも、「その配慮自体が他の人と区別されているみたいで嫌」ってなることもあると思います。

    悩んでいる方への接し方は本当に難しいですね、、、

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    2025年09月24日
  • プラネタリウム

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    難しい。オススメされた本だが、理解が難しい。年齢的なもの…?文章はめちゃくちゃテンポが良く読みやすい…ただ何回も読まないと分からない部分あり。不思議な文章に迷い込んでしまう。

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    2025年06月23日
  • ココロ屋

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    ドキドキワクワクしながら読んだ
    やさしいココロはわかる〜!と共感した、きょくたんはよくない、みんなほどほどに持ち合わせたい

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    2024年11月02日
  • ココロ屋

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    この本にキャッチコピーをつけるとしたら、
    「ココロを入れかえられるとしたら、どんなのがいい?やさしいココロ?すなおなココロ?…本当に後悔しない?」
    かな。
    ちょっとホラーちっくになりましたな。

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    2024年10月01日
  • きみの存在を意識する

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    自分のことかなって一瞬ドキッとする場面があった。いつもバカやってるあの子はもしかしたらこんな気持ちだったのかも知れないと、日常を見直すきっかけにもなりました。自分らしくあることがいいと思わせてくれる本でした。

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    2024年05月23日
  • ココロ屋

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    最近、心が荒んでいるのか、小学生の頃に読んだこの本を思い出した。

    ありのままの自分の心でいられるのが、やっぱり1番いい。でも、迷ってもいい。心は成長できるから、大丈夫。
    そんなメッセージ性があると感じた。

    …今の自分には忍耐強い心が欲しい。

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    2024年02月11日
  • きみの存在を意識する

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    養子になった異性の弟は同級生。ディスレクシア、摂食障害、文字が書けない学習障害、化学物質過敏症等等。見かけからはわからない悩みを皆が抱えていて、一人悩む中学生達。
    助けのヒントをくれる大人、子どもを自分の作品と言う親、思い通りに矯正しようとする先生、支えてくれる先生、こちらも様々。

    子供目線で書かれており、読んでいて暗くならないのは大きなプラスポイント!
    作者の体験も下地になっているのでしょうか。中学生の悩みと解決のヒントになりそうな小説でした。

    #中学生

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    2023年06月06日
  • わらうきいろオニ

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    色々なオニが色々な色のオニ、いろんな性格、
    自分は自分、一人一人違ってみんな良いって思える本だった。

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    2023年03月23日
  • わらうきいろオニ

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    なかよしだったやまんば一家がひっこしてしまってからひとりぼっちでたいくつで、山をおりて人間のすむ町に行くことにしたきいろいオニ。
    学校でみんなのなかまになりたくて、必死にふるまう姿は、いわゆる「いじられキャラ」の子を思い浮かべ、つらい気持ちになります。

    大人より、子どもの方が素直に読めるかも。

    中学年におすすめ。

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    2022年12月23日
  • ココロ屋

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    これは何とも不思議なお話です。
    ひろきくんはみか先生にココロを入れかえなさいと言われてしまいました。ゆうやとけんかしてしまったのです。仲良しなのに。それで、ココロ屋にあいました。いろんなココロにかわる日々。さぁどうなるのでしょう。

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    2022年06月27日
  • きみの存在を意識する

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    学生時代に感じていた先生からの自分本位な言葉、教室のいづらさ、逃げ場所、この本を読んで思い出しました。
    言葉では表せない自分の心の中のもやもやを、他の誰かも感じたことがあるのかも、と思うと、そういう人と出会ってみたいと、少しワクワクしました。
    少し極端な表現がある気がしましたが、それも個人が感じ取る個性の一つなので、学生時代に、誰かに言えなかった、隠していたようなモヤモヤがある人には一度読んでみてもらいたい本です。
    "ラインスタンプ"という表現が出てくる感じが、現代っぽいなと感じます。

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    2021年09月14日
  • エリーゼさんをさがして

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    うまくならないからやめなきゃいけない、続けても時間とお金のムダ。そうなのかもしれないけど、中学生で親に言われたら少し悲しい。
    最後の亜美の、1番になることが目的の人だけじゃなくて、1番になれなくても好きだから続けたい人もいるんだよっていう心の声が切なかった。家族以外のいろんな世界に触れることで、気づくことも学ぶこともたくさんあるんだなと思った。

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    2021年05月26日
  • きみの存在を意識する

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    物語自体は大きな盛り上がりもなく、割とサラッと進んでいきます。
    登場人物たちの抱える課題、それに対する本人たちの考え方、周りの見方などが詳細に描かれている作品です。
    中学生や高校生、お子さんのいる方々、学校関係者など多くの人に読んでもらいたい作品です。

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    2021年03月24日
  • きみの存在を意識する

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    タイトルは恋愛小説?となるけど、
    内容はまったく違います。
    ヤングアダルトのジャンルだけど、これは大人も読むべき。

    登場人物が抱える悩みは多種多様。
    「読む」ことができない子、
    「書く」ことができない子、
    男でもなく女でもない真ん中のあの子、
    養子縁組でほかの家族のなかで悩む子、
    親の期待に応えたい拒食症の子、
    匂いに敏感な「化学物質過敏症」の子。

    自分だけが、特別ですか?
    自分だけが、我慢すればいいですか?

    「ほかとは違う」あの子が生きやすい世の中に、せめて変えていけたらいいなと思う。日本はみんなと一緒と前ならえが好きだからなあ、、。

    大切なのはいろんなひとがいろんなことを知っていく

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    2021年02月26日
  • エリーゼさんをさがして

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    中二の亜美は、お母さんに「どうせこれ以上うまくならないから」と言われ、ピアノ教室をやめさせられた。下手でもピアノが大好きだったのに。こんなふうに母親からいつもダメだと決めつけられていた亜美は、自分の気持ちがよくわからない。けれどふとしたきっかけで出会った人たちとの交流が、亜美の世界を少しずつ広げていく。
    ピュアな亜美を応援したくなる物語。

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    2021年02月19日
  • ココロ屋

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    やさしいココロ、すなおなココロ、あたたかいココロ。ココロをとりかえてくれるココロ屋さん。
    いろんなココロが混ざった「自分のココロ」がいいって思えるのが1番良いのかな。

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    2020年10月15日
  • きみの存在を意識する

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    感情の動きが細かく描写されていて、引き込まれて読み進めてしまう本でした。
    内容は、自身について悩んだり悩みに立ち向かったりしながら日々をおくる中学生の登場人物たちの、それぞれの語りによる連作です。たとえばディスグラフィアやディスクレシアの傾向があったり、生い立ちに悩みがあったり。本人の向き合い方や周りの大人の反応や対応は様々で、理想の自分や実際の自分と照らし合わせて感じることの多い本だなーと思いました。娘も読んで、似てると思う/好きな登場人物について話したりしました。

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    2020年09月06日