あらすじ
ピアノが好きなのに、あまり才能がないからと母に言われ、ピアノ教室をやめなくてはならなくなった中学生の亜美。ある日、ニット帽にピアノとト音記号のブローチをつけたおばあさん・エリーゼさんや、強くて自由でかっこいいギター高校生・ポーラCさんと出会い、高齢者施設の伴奏ボランティアに参加することに。さらに、一見ごくふつうだけど、実は小悪魔的な美術男子・水野くんとのノートのとり違いから、ふたりの不思議な関係がはじまって……。亜美の日常が楽しくふわふわした色合いに変わっていく……!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
うまくならないからやめなきゃいけない、続けても時間とお金のムダ。そうなのかもしれないけど、中学生で親に言われたら少し悲しい。
最後の亜美の、1番になることが目的の人だけじゃなくて、1番になれなくても好きだから続けたい人もいるんだよっていう心の声が切なかった。家族以外のいろんな世界に触れることで、気づくことも学ぶこともたくさんあるんだなと思った。
Posted by ブクログ
中二の亜美は、お母さんに「どうせこれ以上うまくならないから」と言われ、ピアノ教室をやめさせられた。下手でもピアノが大好きだったのに。こんなふうに母親からいつもダメだと決めつけられていた亜美は、自分の気持ちがよくわからない。けれどふとしたきっかけで出会った人たちとの交流が、亜美の世界を少しずつ広げていく。
ピュアな亜美を応援したくなる物語。
Posted by ブクログ
中学2年生の亜美はある日母親に「これ以上続けてもお金の無駄だからやめなさい」と言われ、無理やりピアノ教室を辞めさせられてしまう。
あまり上手くならなくてもピアノが好きだった。
色々な人々と出会い、デイサービスで歌の伴奏のボランティアを始め、視野が広がっていく。
亜美がこれからどんな風に成長していくのかその後が気になる。
話のテンポが速かったのでもう少し掘り下げて欲しかった。