あらすじ
中2になり、担任は読書活動に熱心。冊数を班で競うのに、ひすいは本を読むことが難しい。クラスには書字が困難な子もいて──。さまざまな、見えにくい困難を抱える子どもたち。どうしたらいいか、彼らは葛藤し、何かをつかんでいく。
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Posted by ブクログ
自分の中で1番好きな小説です!!!
視点がどんどん変わっていき、この世の中ではこんな人もこんな悩みを抱えている人もいるのだなっと感じさせる物語で
一人一人どうやって生きていくかどう思ってるのかみたいなのが分かります
自分はこれを小説という観点で一番最初に読みました
読みやすくお話的にも飽きないので小説読もうもしてる人にはオススメです!!
Posted by ブクログ
結論
いろんな人がいて
いろんな考え方があるってこと。
印象が良くない人でも
話してみれば意外といい人かもしれない。
様々な視点から
その人を見てみることが大切。
見た目や行動で
判断してはいけない。
Posted by ブクログ
あなたは、「きみ」の存在を意識しているだろうか
読むのが苦手なひすい。書くことが苦手な心桜。女にも男にも分られたくない理幹。養育里親の養子となった拓真。過食ぎみの小晴。化学物質過敏症の留美名……。周囲から理解されにくい困りごとを抱えた中学生たちの苦しみと希望を描く連作短編集。あなた自身の中にも、あなたの周囲の人の中にも、彼らと似た部分があるかもしれない。「怠けている」「わがままだ」と決めつけず、「きみ」の存在を意識し合えたら、どんな世界になるだろう。
「あの子がそんなふうに困っていたなんて、全然気づかなかった。なんていう大人にはならないよ。」
ーーーーー
ある6年生の2学期ベスト本。この本の中では、中学2年生たちが深く深く悩んでいる姿が描かれていて、読んでいると辛くなるシーンが多い。しかし、さまざまな困りごとや苦しみを抱えた人がいるということに、共感しながら気づくことができる。6年生になると、こうした本をベスト本に選ぶ子がいるんだなと驚いた。気軽には勧められない作品だけど、こうした作品を必要としていたり、知れてよかったと思ったりする子もいるんだな。読んでみてよかった。
お話ごとに語り手が変わることで、それぞれの子の抱える苦しみも、その苦しみが周囲に理解されないもどかしさもよく伝わってくる。「困りごと」を抱えている「きみ」の存在を意識することが、「双方向の配慮」への第一歩なんだなというメッセージを受け取ったように思う。
困っている様子のリアルな描写がすごいな、勉強になるなあと思いながら読んだが、あとがきで、作者自身がひすいでもあり、心桜でもあり、留美名でもあると知り、納得した。
Posted by ブクログ
スクールカースト、過敏症、ディスグラフィア、里親制度、性同一性障害、様々な問題が詰め込まれた1冊だった。学校は、多様な中学生が、同じ時間を過ごす一番人間関係が難しい場所。この本を読んで共感できる登場人物がいれば、孤独が少しラクになるかも。
Posted by ブクログ
読んでいて自分の心にも刺さる台詞や状況が描写されていて、もっと多くの人に読んでほしい作品だと感じた。
人と違うと、自分は間違っているのかと不安になるけど、時には自分の考えを貫くことも大切だと思った。
自分の価値観だけで物事や人を判断してしまいがちだが、相手の話をしっかりと聞くべきだと思った。
みんな違ってみんないい
Posted by ブクログ
自分の感覚や考え方だけだといろんなことが見えなくなるんだな。
生きにくさや、困りごと…。
一人ひとりが何かの困りごとがあるのかもしれない。
私自身も、この中の登場人物と重なる部分を持っている。
読みたい本がなかなか読めなくて、
気持ちや集中が散り散りになって、
漢字もなかなか覚えられないし、
時間をなかなか守れなくて…
そんな自分が好きになれなくて、一つ失敗をするたびに自分を心の中で責めていたあの頃。
その時の自分の気持ちも思い出しながら読み進めた。
発達障害、心の性、里子、過食。
こうして言葉にすると枠にはまってしまって、本書の魅力を伝えられないけれど、
この作品の登場人物の持っている困りごとは、そばにいる誰かの困りごとなのかも知れないと思えるくらいの微妙なもの。
「そんなことで悩んでいるの?」「努力が足りないんじゃない?」「もっとこうすればいいのに」
そんな周囲の考え方で苦しむ人の気持ちに立つことができた。
同じようにできない焦りが、伝わってきた。
そして決して綺麗事や理想で終わらせないところにも好感が持てた。
解決したからよかったというのではなく、自分がどれくらい困っていたかを知って欲しい、ということが本書にも書かれている。
きっと、作者の梨屋さんも、それぞれの立場からの困りごとを読者に伝えることを一番に考えているのだろう。
配慮したからいいだろうというのではなく、その一人ひとりの困りごとや生きにくさに目を向けること。
まさしく「君の存在を意識する」ことがテーマなのだろう。
みんないい方向に向かったというスッキリ感はないのかもしれないけれど、一人ひとりが自分に向き合う中で「気付いていく」過程がとても丁寧に描かれている。
大きな事件もなく淡々と日常生活が進んでいくのに、心情描写の機微に惹きつけられた。
たくさんの人に読んで欲しい作品。
Posted by ブクログ
書かれていることが、出てくる子たちが、とてもリアル。中学生って自分のことがだんだんわかってくる時期だと思う。でも狭い世界にいると、人と違うことは「変」だって、「普通」じゃないって思われる。
違うことを受け入れること、理解することは難しいかもしれないけれど、そうできる人になれたらいい。
Posted by ブクログ
多様化大切‼️
大人が子供の事を少しでも、理解をしてくれれば、悩みも減るんだろうなーと思う
男でも、女でも性別やもろもろで否定する義務は、ナイト思うなぁー
Posted by ブクログ
5人の中学2年生の目を通して描く連作短編集。
たぶんディスレクシアで、読むことがとても苦手な、でもそれを正面切って認めたり、周囲に配慮を求めたりするのはいやな、ひすい。そのひすいと同じクラスで、女子だけれど体が大きくさばさばしていて男子と間違えられがちな理幹(りき)。字を書くことが極端に苦手で、ひすいとは対照的に自分でその原因を調べ、周囲を説得して「合理的配慮」を求める心桜(こはる)。ひすいの弟――両親を事故で亡くしてひすいの親に養子としてひきとられた――で、高い知性と繊細な感性を持つ拓真。そして大人のいうことを聞く「いいこ」であろうとするあまり自縄自縛になり、過食症になってしまう小春。
だれもが問題をかかえていて、「中二病」という言葉でくくったらそれでおしまいになってしまうけれど、そんなものじゃない。だって、中二が終わったら終了するというようなものではなく、ほうっておけば大人になっても同じ問題を抱え続けることになるだろうから。実際、この作品に登場する大人たちもみな問題のある人ばかりで、児童文学にちょいちょい登場する、聡明な導き手はだれもいない。ひすいたちの担任の角野先生なんてひどいものだけど、“親には評価が高いが、世間体を保つのがうまいだけで、子どものことがさっぱりわかっていない”という先生って、実際いるからね。読んでいてむかむかするほどだった(^_^;;
周りの大人がちゃんと機能していない場合、子どもはなんとか生きのびて自分で知恵をつけて解決するしかない。だからこそ、心桜(こはる)が、苦手な書字で絞り出すように書いたメッセージ「生きてようね。みんな、死なないで、生きていてね」が、痛切にひびくのだろう。
でも、この作品にはもうひとつ大切なメッセージがあった。それは、ひとりで悩まないで「困ってる」と声をあげようということ。そうすれば、誰かしら手を差しのべてくれる人や助けてくれる人が出てくるかもしれない。
それが凝縮されているのが最後の1編。日本では往々にして、声をあげた人が、平和をかき乱すわがままな人と捉えられがちで、学校などはまさにその縮図なのだけど、それをどうやって必死に突き崩していくか。
そういう意味でも、大人子どもを問わず、今読まれてほしい本だと感じた。
Posted by ブクログ
“周りからは理解されにくい悩み”を抱えている人が登場する作品です。
自分では努力して悩みを解決しようとするけれど、
周りからは悩みを理解されず、周りとの些細な身体の違いだけで、本人はこんなにも”疎外感”を感じるものなのかと読んでいて、軽くショックを受けました。
また、悩みを持つ相手のことを考え、配慮しているつもりでも、「その配慮自体が他の人と区別されているみたいで嫌」ってなることもあると思います。
悩んでいる方への接し方は本当に難しいですね、、、
Posted by ブクログ
自分のことかなって一瞬ドキッとする場面があった。いつもバカやってるあの子はもしかしたらこんな気持ちだったのかも知れないと、日常を見直すきっかけにもなりました。自分らしくあることがいいと思わせてくれる本でした。
Posted by ブクログ
養子になった異性の弟は同級生。ディスレクシア、摂食障害、文字が書けない学習障害、化学物質過敏症等等。見かけからはわからない悩みを皆が抱えていて、一人悩む中学生達。
助けのヒントをくれる大人、子どもを自分の作品と言う親、思い通りに矯正しようとする先生、支えてくれる先生、こちらも様々。
子供目線で書かれており、読んでいて暗くならないのは大きなプラスポイント!
作者の体験も下地になっているのでしょうか。中学生の悩みと解決のヒントになりそうな小説でした。
#中学生
Posted by ブクログ
学生時代に感じていた先生からの自分本位な言葉、教室のいづらさ、逃げ場所、この本を読んで思い出しました。
言葉では表せない自分の心の中のもやもやを、他の誰かも感じたことがあるのかも、と思うと、そういう人と出会ってみたいと、少しワクワクしました。
少し極端な表現がある気がしましたが、それも個人が感じ取る個性の一つなので、学生時代に、誰かに言えなかった、隠していたようなモヤモヤがある人には一度読んでみてもらいたい本です。
"ラインスタンプ"という表現が出てくる感じが、現代っぽいなと感じます。
Posted by ブクログ
物語自体は大きな盛り上がりもなく、割とサラッと進んでいきます。
登場人物たちの抱える課題、それに対する本人たちの考え方、周りの見方などが詳細に描かれている作品です。
中学生や高校生、お子さんのいる方々、学校関係者など多くの人に読んでもらいたい作品です。
Posted by ブクログ
タイトルは恋愛小説?となるけど、
内容はまったく違います。
ヤングアダルトのジャンルだけど、これは大人も読むべき。
登場人物が抱える悩みは多種多様。
「読む」ことができない子、
「書く」ことができない子、
男でもなく女でもない真ん中のあの子、
養子縁組でほかの家族のなかで悩む子、
親の期待に応えたい拒食症の子、
匂いに敏感な「化学物質過敏症」の子。
自分だけが、特別ですか?
自分だけが、我慢すればいいですか?
「ほかとは違う」あの子が生きやすい世の中に、せめて変えていけたらいいなと思う。日本はみんなと一緒と前ならえが好きだからなあ、、。
大切なのはいろんなひとがいろんなことを知っていくこと。「あの子だけずるい」にならないように教育していくこと、知っていくこと。
ただちょっと、この本に出てくる大人と親が、まともな人が少なすぎてどうなのだろう…
Posted by ブクログ
感情の動きが細かく描写されていて、引き込まれて読み進めてしまう本でした。
内容は、自身について悩んだり悩みに立ち向かったりしながら日々をおくる中学生の登場人物たちの、それぞれの語りによる連作です。たとえばディスグラフィアやディスクレシアの傾向があったり、生い立ちに悩みがあったり。本人の向き合い方や周りの大人の反応や対応は様々で、理想の自分や実際の自分と照らし合わせて感じることの多い本だなーと思いました。娘も読んで、似てると思う/好きな登場人物について話したりしました。
Posted by ブクログ
面白かったです
所々嫌いなわけではないができないところやサボってるわけでなくできないなどといったことがある子たちの短編集なので読みやすいです
孤児や臭い、本を読むのが遅い、字が雑になってしまう、大人の期待に応えたいなどといったことのある子からの目線なので難しかったです
Posted by ブクログ
両親と、同学年で3ヶ月違いの養弟と暮らすひすいの、新中学2年の担任教師は、個人が読んだ本と感想を書いた「読書カード」を掲示し、班ごとに冊数を競う方針を掲げた。彼女は、本そのものや読み聞かせは好きだったが読むことは苦手で、なかなかカードが出せず焦っていた。ところが、同じクラスの入来理幹は、プライバシーを理由にカードの提出を拒む。担任に気に入られたいひすいは、理幹の行動に驚くが、同じクラスの心桜の汚い字で幼い文章のカードにも、その字をパソコンで打ち替えたカードに張り替える担任教師にも驚くのだった。
ディスレクシア、書字障害、化学物質過敏症、里親養子、外国人の血筋、過食症……、中学2年生の様々な悩みを、語り手を替えながら描く。
*******ここからはネタバレ*******
異性で、しかも実娘と同学年の養子を迎えた親子がどう物語を展開していくか期待しながら読み始めたこの本は、結局、物語としての進展は見せず、いろいろな悩みを紹介して終わりました。
特に、著者の抱えている困難と同じ書字障害や化学物質過敏症についての記述はこれが中学2年生の言葉かと思うくらい詳細で、解説書のようです。
他の人には理解してもらいにくい困難さを理解しようとしよう、お互いが気持ちよく暮らせるように配慮し合おうということで物語は締めくくられますが、本作で紹介される悩みがたくさん過ぎていささか消化不良に感じます。
とはいえ、共感できるところもありました。理幹が、読書カードとプライバシーについて争ったところです。
私自身、高校生の時、大嫌いな国語教師から自らの心情を描いた作文を書くように言われて拒否したことがあるので、気持ちがわかります。
今でも、学校に掲示してある絵や習字等の作品、文集等を見ながら、子どもたちは自らの作品の公開を拒否できないのか、したくない子もいるだろうにと考えてしまいます、教育とプライバシーの境目についてもっと議論してほしいところです。
物語としては物足りないが、たくさんの議論のネタを提供してくれる道徳の教科書のような一冊です。
表現は平易で読みやすいけれど、ところどころ深いところがあるので、中学生以上か、しっかり考えるのが好きな高学年からオススメします。
Posted by ブクログ
見えない困難を抱える中学生の物語です。この本にはいろいろな悩みや困難を抱える中学生が登場します。文字を読むのが遅い、字が書くのか下手、ジェンダー、不登校などの悩みを抱えています。しかし、悩みを抱えているのになかなか大人たちに理解して貰えず登場人物たちは苦しんでゆきます。
物語では担任が本を読んだ冊数を班で競うという活動をさせているのですが文字を読むのが遅いひすいはなかなか読み進められません。でも、担任はそれを理解していません。担任はいろいろな意地悪をしてきます。
人の悩みはその人しか分からないけれどしっかり理解しようとするのは大事だとおもいました。
Posted by ブクログ
ディスクレシアのひすい。
ディスグラフィアの心桜。
ジェンダーに悩む理幹…。
「生きにくさ」を抱える中学生の、連作小説。
*
痛い。
読んでいる間ずっと、チクチク、ヒリヒリと痛かった。
みんな、生きづらさを抱えて生きている。
「いい子」「いい人」でありたいと思い、
そんな自分に嫌気がさしたりしながら
摂食障害になる小春の章が、一番ヒリヒリした。
私も「いい人」症候群になっていると気づいていたから。
生きづらいのは私だけではない。
子どもだけではない。
生きづらいけれど、生きてようね。
一人、「生きてようね」ゲームをしてみる。
*
口を開けば悪口ばかりの娘と、高学年に進めたい。
Posted by ブクログ
ディスクレシア(読むのが苦手)な子、性自認が「男」でも「女」でもない(戸籍上の)女子、漢字を書くことが苦手な子、里親制度で養子になった子、大人の言う「いい子」であることを自分に科す子、他人を弄るしかコミユニケーションが取れない子、過敏症が理解されずに怒りを爆発させる子、など様々な生徒がクラスの中にいます。
それぞれの生徒の視点から描かれる連作短編集です。
きっと、公立中学校には作品に描かれているように多様な生徒がいるのだろうと思います。
「普通」ってなんだろう、「当たり前」ってなんだろう、と読んでいるうちに何が正しいのかわからなくなり、改めて考えさせられる小説でもありました。
ただ、冒頭から出てくる担任が進める、「本を読んだ冊数を競う」という取り組みには、司書教諭として嫌悪感を抱きました。
本を多く読むことが正義ではありませんし、読書の仕方も様々であるはずです。もちろん、「多くの本を読む」ことは素晴らしいことではありますが、あくまでひとつの価値であってそれを他者に強制すべきではありませんし、この取り組みによって読書が苦痛に感じられるようになる生徒もいるでしょう。
フィクションとはいえ(そしてある種の「悪役」として描かれるキャラクターの言動であるとはいえ)、作品の立ち上がりでゲンナリするキャラが出てきたことで、作品を素直に楽しめなかった気もします。
Posted by ブクログ
子どもが中学生になったらいいかな。いろいろな発達障害の子たちの連作短編集。小説という形だから伝わるものもあるかと。特にオチも何もなく、ちょっと文章表現に物足りないところもあるけど、著者の方の実体験があるためか、静かに胸を打つ感じ。
Posted by ブクログ
読書会のため。
いやー読みづらかった。
どうしてだろうか。親切丁寧でわかりやすい描写なのに。
ステレオタイプと感じることが多かったからだろうか?キャラが大雑把に思えるからだろうか?
Posted by ブクログ
「変な人」って思う人も
その人の立場になってみればその人なりの考えに基づいた行動であって
事情があったりする
「知らない」とないことになってしまうから、みんな一生懸命に自己主張していいんだと思った
同じにできないことを隠したり黙って我慢するのがいいことじゃなくて
配慮する側だけじゃなくて、配慮される側もされる側でいっぱい考えてるから
Posted by ブクログ
人には理解してもらえない困っていること、ある。
誤解されたり、うまく説明できなかったり。
そういうもどかしい様子がうまく書かれている。
ディスレクシアのグレーゾーンにいるひすい。
女にも男にも分けられたくない理幹。
書字の違和感により合理的配慮を求める心桜。
両親と死別し、養育里親の養子になった拓真。
大人の期待に応えたい過食ぎみの小晴。
過敏症をわかってもらえない留美名。
障害という表現で書かれているが、
今は神経細胞の多様性と捉えられているらしい。
あとがきに、作者の体験によって書かれているとあり、驚いた。
何かに悩んでいる人に耳を傾けなければと思った。
Posted by ブクログ
子供たちが悩みながらも、怒って傷つきながらも、自分で考えることのできる子たちでよかった。
誰もがみんななにかしら抱えている。
かもしれない、のきっかけをくれる物語。タイトルがとてもいいな。子供はもちろん、(わたし自身が大人を教師を好きになれなかったこともあり)大人に読んでもらいたい。これは自分も、相手も、年齢関係なく、いつまでも忘れずに意識すべきものなのだと思う。
ただ、もどかしさに悶えたりもする(個人的に出てくる大人が菊ちゃん先生と心桜のお父さん以外ずっとむかむかした…あと梅田と田西…ちゃんと向かい合ってくれる人がいるのになぜ伝わらないのだ…!)
ただだれもかれもが、抱えすぎていて、抱えていない(と一般的に思われる)子たちの意識も、わたしは感じたかったと思う。