梨屋アリエのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
空から落ちてくる恋のカケラを集める「青空フレーク」
翼を持った少年と砂時計の「飛べない翼」
少し浮いた先輩を好きになる「水に棲む」
森になりたい少女と月に帰りたい少女の「つきのこども」
東京都世田谷が舞台の少し不思議な物語。
不思議な設定なのに、
不思議とすんなり受け入れられたり。
物語の終わり方も、
ぽーんと投げ出されたような心もとないようなものも。
でも答えを探すのは自分。
「水に棲む」の
晴実は先輩に会いに行くため雨の中走る。
やっと先輩に会えたのに、
ドロだらけで泣きそうになる。
という場面があるんですが、
なんだか必死なキモチと雨がキラ -
Posted by ブクログ
なんとなく周囲と距離を感じる夏鈴。
ある日、白杖を持つ人を見かけ興味を持つ。
障がいって?
友だちって?
好きって?
中学二年生、夏鈴の成長物語。
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夏鈴にあまり共感できずに読み進めながら、最後は夏鈴の成長に拍手した。
第三者の思いもよらない考えを、自分の中に落とし込むってなかなか難しい。
独特の考えを持ちながら、相手の考えを尊重できる夏鈴は素敵。
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どんな人も完全な円である「健常」ではなく、どこかへこんでいたり、尖っていたりすると思う。
それが個性のはずだから。
だから、「健常」とか「障がい」「支援」とかで括ってしまうのは、おかしな話なのかもしれない。
それでも学校で勤務していて思うのは -
Posted by ブクログ
見えない困難を抱える中学生の物語です。この本にはいろいろな悩みや困難を抱える中学生が登場します。文字を読むのが遅い、字が書くのか下手、ジェンダー、不登校などの悩みを抱えています。しかし、悩みを抱えているのになかなか大人たちに理解して貰えず登場人物たちは苦しんでゆきます。
物語では担任が本を読んだ冊数を班で競うという活動をさせているのですが文字を読むのが遅いひすいはなかなか読み進められません。でも、担任はそれを理解していません。担任はいろいろな意地悪をしてきます。
人の悩みはその人しか分からないけれどしっかり理解しようとするのは大事だとおもいました。