真昼にも星が光ると知ったのは

真昼にも星が光ると知ったのは

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

夏鈴が電車で見かけた青年は、白杖を使っていたのに、席をゆずられたら、座ってスマホを見はじめた。詐欺? 文句を言おうと話しかけたことから、思わぬ交流が始まる。夏鈴の祖母は、見えない・聞こえない・話せないヘレン・ケラーを「三重苦」だと言うけれど、盲ろう者だとわかった彼は、そんなふうには見えない。一方、大好きな親友の茉白は、障害があると対等な友だちにはなれないと言い、夏鈴はその言葉に大きく動揺する。

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真昼にも星が光ると知ったのは のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    思っっ…たよりも倍よかった…特に最後。
    真昼にも星が光ると…の部分…。素敵な言い回しだったな。障害者って昔は使っていた言葉だけど、今は確か障碍者?かな。この本を読んで思ったのは、この言葉はそもそも“障害がその人にある”という意味ではなくて“生きるために乗り越えなければならない障害が多い方”って意味だったのかもしれないな、と。

    0
    2026年09月07日

    Posted by ブクログ

    主人公が中2女子で、ニューロダイバーシティで、LGBTQなので、感情移入よりは「こういう人ってこういう思考なんだな」と発見に富んだ読書経験だった。
    多様性との付き合い方に思いを巡らすきっかけとなった。タイトルはこの本のコンセプトそのものと思うととてもしっくりくる。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    中学二年の女の子、上川夏鈴が主人公。
    人付き合いは苦手だけど、親友は欲しい。彼女が色々な人と出逢って、いろいろな事を学び成長して行くお話。
    こう書いてしまうとベタだけど、内容はとても色々な事が語られている(よく詰め込んだと感心)。なのに、とても読みやすい。だから児童書に分類されてるけど、大人も是非是非、読むべき本だと思う。色々考えさせる。児童書にしておくのはもったいない。

    0
    2026年06月27日

    Posted by ブクログ

    空気読めない人やうまく人と付き合えない人はその事で悩んではいないと思っていたけど違うのだと知る。でも気づくだけすごいのかも。振り返ると自分は他人と関わるのがイヤで逃げていたり仲良くなっても最初はいい顔してるけどだんだんうっとうしくなって嫌いになる。この歳で気づいたけど深く関わる事を避けていたので今さら治す事ができるのか疑問だ。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    障害をテーマにしていて、その勉強や自分の考え方を見直すきっかけにもなるし、ストーリーとしても読み応えがあった。〇〇の誰々さんという色眼鏡みたいなものを通すんじゃなくて、「誰さん」で人と関わるのって大事だなと思った。あと、中学生女子3人の第一印象が、その心情や事情、何か事が起こるたびに変わるもあって、相手を知ろうとすることの醍醐味というか、奥深さが伝わってくる本でした。

    0
    2026年01月16日

    Posted by ブクログ

    空気の読めない中学2年の上川夏鈴は、ある日、仲良しの茉白と電車で出かけた帰りに白杖を持った男性に出会う。彼に茉白が席を譲ったら、見えないはずのその男性は、スマホを取り出し見始めた。そのことに疑問を持った夏鈴は…。

    私が子供の頃って、ちょっと変わった子、空気の読めない子で終わってたが、今は何でも発達障害とか、グレーゾーンとか診断が下される。それがいいのか悪いのか何とも言えないけれど、生きづらい世の中なのは確か。

    障害に対する偏見は、一昔前よりも緩くなったかもしれないけど、未だに、差別や可哀想と言った同情が多くある。

    小学3年生の姪っ子は先天性の重い障害があり、特別支援学校に通っている。車椅子で生活していて笑顔がチャーミングで本当に可愛い。
    障害がわかった時、弟に「何かあったら、手伝うからね。困ったことがあったら相談してね」と言ったら、「相談することなんかないから、普通に接して欲しい」と言われて、私は弟家族に対してなんて失礼なことを言ったんだと、ものすごく後悔した。

    目が悪い人が眼鏡をかけ、耳の聞こえづらい人が補聴器をつけ、足の不自由な人が車椅子に乗る。

    それが普通で当たり前。そういうことがもっともっと広がって欲しい。

    朝陽くんのお兄ちゃん、銀河くんの夢。無事叶うといいなー。

    梨屋さんのあとがきも点字表や指もじ表、ゆび手ん字表が載っているのも勉強になった。

    0
    2025年10月31日

    Posted by ブクログ

    茉白のことが大好きな夏鈴は、空気を読んだり、相手の気持ちを推察したりすることが苦手。分からないことは何でもとことん聞いてみたいと、猪突猛進気味なところもある。それが、結果的に相手への理解を深めることになることもあるのだが、、、。様々な人と関わり、それぞれの気持ちを少しずつ知って、みえないことは無いものとして見ようとしない自分に気がつく夏鈴は、自分のことについても悩み始める。作中の短歌が良い。それが題名にもつながっている。知らないことが、差別や偏見を生むのだと改めて思った。自分の心と向き合うことができる物語。

    0
    2026年03月16日

    Posted by ブクログ

    こちらの本、知ってから読みたいと思っていましたが、期待通りの本でした!

    発達障害、ろう者に盲者、身体障害……
    様々な問題がありながらも世界は回っている
    見えていないし、気がついていないだけで、きっと私やあなたの周りもそういった人は必ずいる
    かく言う私だって
    障害とは言えなくても
    見えないマイノリティを抱えている
    それは、なかなかわかってもらえることではない

    こういった本が児童書としてあるのは、考えるきっかけにもなりますよね

    勧めるためには知らなきゃいけない
    見えないけれど、きっとそこに必ずあるもの

    真昼にも、星は光っているから

    0
    2026年02月26日

    Posted by ブクログ

    まわりから「変わってる」と言われてしまう中2の夏鈴。友だちになれた茉白と「親友」となるべく努力しているが、幼い頃、ある診断を受けていたことを知り…。
    友だちって何? 親友って何? 障害って何? 障害のある人とは友だちにはなれないの? 

    偶然出会った白杖の長谷部さん、クラスメートの兄で肢体不自由の高校生銀河くんらを知り、これまで自分に見えていなかったもの、見ようとしていなかったことに気づいていきます。

    言葉って大切。普通なら声にすることを躊躇してしまうような問いを、相手に投げかけていく夏鈴。夏鈴の特性故なのだろうけれど、そこから世界は広がっていく。真昼の星も見つけられる。恐れず、言葉で人ともっと繋がっていきたいと感じました。

    0
    2026年01月12日

    Posted by ブクログ

    なんとなく周囲と距離を感じる夏鈴。
    ある日、白杖を持つ人を見かけ興味を持つ。
    障がいって?
    友だちって?
    好きって?
    中学二年生、夏鈴の成長物語。
    *
    夏鈴にあまり共感できずに読み進めながら、最後は夏鈴の成長に拍手した。
    第三者の思いもよらない考えを、自分の中に落とし込むってなかなか難しい。
    独特の考えを持ちながら、相手の考えを尊重できる夏鈴は素敵。
    *
    どんな人も完全な円である「健常」ではなく、どこかへこんでいたり、尖っていたりすると思う。
    それが個性のはずだから。
    だから、「健常」とか「障がい」「支援」とかで括ってしまうのは、おかしな話なのかもしれない。
    それでも学校で勤務していて思うのは、特別支援の子たちが自分に正直に生きていて、その姿がとても素敵に見えてうらやましいということ。
    私自身が周囲の目を気にしてしまって、自分を押し殺してしまうからだろう。
    そして、ありのまま生きていいんだと自分にエールを送りたくなった。

    0
    2026年01月25日

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