あらすじ
赤でも青でもない、きいろのオニはお手玉が得意です。そんなきいろいオニがある日人間の学校にやってきて友達をつくろうとしますが、子どもたちに、きいろなんて、変なオニ、と言われて悲しくなります。きいろオニは子どもたちに面白がってもらうためにどろだらけになってお手玉をしたり、いろいろ無理をしてしまうのですが……。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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Posted by ブクログ
なかよしだったやまんば一家がひっこしてしまってからひとりぼっちでたいくつで、山をおりて人間のすむ町に行くことにしたきいろいオニ。
学校でみんなのなかまになりたくて、必死にふるまう姿は、いわゆる「いじられキャラ」の子を思い浮かべ、つらい気持ちになります。
大人より、子どもの方が素直に読めるかも。
中学年におすすめ。
Posted by ブクログ
始めて世間に出てきた「きいろオニ」が、友だち作り、ひいては承認欲求をどうやって上手く満たすかについて悩むお話。易しい言葉でけっこう理屈っぽい話が語られてるけど、世の中には、このお話がストライクゾーンど真ん中!っていう小学生が必ずいると思う。
Posted by ブクログ
仲間にしてもらいたくて、わざとふざけたことをして笑いを取る、必死に自分を押し殺すきいろオニの姿が、読んでいていたたまれません。
けど、自分にも思い当たる節がある。
それに、娘が幼稚園、小学校と進んで行くにつれ、こんな悩みを抱えてしまうときが来るかもしれない。と思いながら読みました。
無理しなくても、自分を押し殺さなくてもいいんだよ。人に好かれるために、我慢してまで嫌なことをしなくていいんだよ。
ということを伝える一冊でした。
Posted by ブクログ
すごく難しいなぁと思いました。
いろんなできごとがやさしいことばで(多分中学年くらいでも読むのは読めるかも)語られていますが…痛いんです。すごく。自分が大人だからでしょうか?
自分探しは痛みがともなうものなんですね。
高学年か中学生に。