深水黎一郎のレビュー一覧

  • ミステリー・アリーナ

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    年末の謎解き番組のミステリーオタ大会。推理しては覆され、の繰り返しでだんだんバカミスっぽくなってくるが面白かった。

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    2019年09月08日
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪

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    春夏秋冬に起こった不審死。4つの事件の犯人はいずれも、「完全犯罪完全指南」というネットの裏ファイルに基づいて犯行を行っていた。
    完全犯罪を目論んだ隠蔽工作の結末は・・・
    春は縊殺(いさつ)
    夏は溺殺(できさつ)
    秋は刺殺
    冬は中毒殺
    という4つの犯罪が犯人目線で語られる倒叙ミステリー。
    週一でドラマ仕立てにすればいいような軽めのミステリーだけど、エピローグにきて「完全犯罪完全指南」という裏ファイルの正体がわかりぞっとするという趣向。
    それにしても、犯人がどいつもこいつも身勝手で気分が悪いわ・・・

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    2019年05月13日
  • ミステリー・アリーナ

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    ネタバレ

    なんだろう、面白い設定思いつくな、ってのが1番の感想。
    解答者の答えも、解答後の展開も、よく思いつくなぁと、ミステリーというより話の持っていきかたが面白かった。

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    2019年05月09日
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪

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    ネタバレ

    4人がそれぞれ指南書に沿って殺人を犯して、思いがけないとこで失敗してバレる。

    でも、わりと、些細な事でバレる!笑
    探偵役がすごいと言うよりは、おっちょこちょい!笑笑

    最後はなんとなく裏で糸引いてる人いるんだろうなって思ってても、やっぱり、イヤミス!

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    2019年04月18日
  • ミステリー・アリーナ

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    事件の謎を回答者が解いていくのだけど、前の回答者の
    答えがどんどんひっくり返されていって、どうなるの
    かと思いながら先を急ぐ。
    ミステリ好きの回答者の様々な答えが楽しいし。
    私が思ったのも途中で出て、あー、違うのかー、と。
    ゆるーく最後まで楽しめた。

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    2019年03月03日
  • ミステリー・アリーナ

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    ネタバレ


    多重解決ミステリーって、初めて読みましたん!

    話の中と現実世界で同時進行なのも面白い。

    欲を言えば、現実世界の方をもっと深めて欲しかったかも!なんで、スパイになろうと思ったのかとかね!

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    2018年12月07日
  • ミステリー・アリーナ

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    露悪は筋書きのためだけではなく、矜持と指弾の照れ隠しのようにも思える。ミステリファンほど刺さるだろう渾身の一作。

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    2018年12月04日
  • ミステリー・アリーナ

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    ネタバレ

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     「文庫化のためのあとがき」にあるが全編が伏線となり,人間の観測そのものが影響を与えるために,その正確な運動量と位置を同時に知ることが決してできない量子のように真実が常に重ね合わされた状態で存在し,解決されるということ自体が,真実の姿を刻一刻と変貌させてしまうようなミステリを作りたかったと思われる。目指すべきものは面白そうであったのだが,これは失敗作だろう。特に後半部分の解決がめちゃくちゃ。「バカミス」という言葉に逃げている。本来であればバカミスを目指したわけではないだろうに,作品として終局させるためにバカミスにしてしまった狙ったバカミスという印象
     目指すべきものは

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    2018年11月11日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    芸術とミステリの融合といってるように、エコールドパリの知識が付くっていうお得感あふれるミステリ。
    瞬一郎の生き方「ゲリラ・ランダム・アメーバー」いいなと思う。
    警察の面々がキャラが濃すぎてバカミス的な印象を受けるけど、まさかの犯人で面白かった。

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    2018年11月03日
  • 大べし見警部の事件簿

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    ネタバレ

    〇 総合評価 ★★★☆☆
     深水黎一郎版「名探偵の掟」ともいうべき短編集。本格ミステリのさまざまな要素をちゃかした短編が収録されている。本家の「名探偵の掟」は,構想的な部分におふざけ要素があったが,個々の短編の完成度は低くなかった。しかし,この短編集は,短編そのものがミステリとして成立していなかったり(CHPTER1 国連施設での殺人),悪乗りがひどすぎて作品として破たんしている作品(CHAPTER11 青森キリストの墓殺人事件)まである。
     中には,ミステリのうんちくやパロディとして完成度の高い作品もある(CHAPTER5 名もなき登場人物たち)。作品のデキの良し悪しの振れ幅が非常に大きい短

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    2018年08月09日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    ネタバレ

    野球にまつわる短編。

    昔の彼女との真夜中のドライブ。
    ロッテ対近鉄の10.19
    野球マニアの結婚と離婚。等…

    野球好きだな詳しくはないけど野球派。

    結婚するまではたまにマリンスタジアムに見に行ってたけど、今はマリン、もはやマリンスタジアムって名前じゃないけど遠くなっちゃったし、行ってない。

    子供が2人とも男だし、どっちか野球少年になっていつか一緒に観戦しに行きたいもので。
    そのときはもちろんロッテ!

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    2018年06月10日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    野球好きの人でなきゃちっとも楽しめない本かな。マニアックすぎて何を言ってるのかわからない話が多すぎ。
    阿倍黎史が登場してきたけれど、ラジオの人と同じかな。びっくりしたが、イマイチの内容。

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    2018年05月03日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

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    【収録作品】ストラディヴァリウスを上手に盗む方法/ワグネリアン三部作 1 或るワグネリアンの恋/ワグネリアン三部作 2 或るワグネリエンヌの蹉跌/ワグネリアン三部作 3 或るワグネリアンの栄光/レゾナンス
     面白いのだけれど、私には専門的すぎて、流し読みの部分あり。

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    2018年03月22日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    『美人薄命』で魂を射抜かれた(と言っては大げさか)作家。それで著作を大人買いしたのに、その次に読んだ『言霊たちの反乱』はイマイチ、いやイマサンぐらいでガクッ。この「芸術ミステリシリーズ」には手を出せずにいましたが、数日前に西宮大谷記念美術館で開催中の藤田嗣治展に行き、読むなら今しかないでしょうということで。

    エコール・ド・パリブームをつくったともいうべき、有名画廊のオーナーが刺殺される。いわゆる密室殺人事件。豪邸に居合わせたのは、何十年も仕える執事、被害者の妻子、知的障害のある作男のみ。

    450頁超のボリュームのうち、こりゃ要らんやろと思う部分多数。推理する登場人物が皆、能書き薀蓄垂れで勿

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    2018年02月23日
  • テンペスタ 最後の七日間

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    なんとなく纏まりのない感じ。結末はちょっと驚かされた。
    あらすじ(背表紙より)
    東京で美術の非常勤講師を務める賢一は、田舎に住む弟の依頼で一人娘を一週間預かることに。駅で待っていたのは、小学四年生の美少女・ミドリ。毒舌全開、自由奔放なミドリに圧倒されながらも刺激を受ける賢一。徐々に距離を縮める二人に、刻々と予想外の出来事が忍びより――。二人の掛け合いと怒濤の展開に目が離せない一気読みミステリー。

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    2018年01月14日
  • 五声のリチェルカーレ

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    ネタバレ

    ラスト付近の2.3文を読んで「あれ?」と思い、その後の地の文と本のタイトルを見てようやく自分の勘違いに気づいた。もう一回読んだら違う読み方ができるかもしれない。
    リチェルカーレの例えがとてもわかりやすく新鮮だった。こんな風に考えたことはなかった。

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    2017年12月24日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

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    芸術探偵シリーズは、正直謎解きを楽しむというより蘊蓄を楽しむことをメインにしてるので、表題作のトリックも「そんなん音楽に詳しくない素人に見抜けるわけないわー!」とはなりませんでした。「へ〜バイオリンってそうなの〜へぇ〜」と感心しきりに徹することができる私は、すごく優等生な読者だなァと思います(作文)。

    表題作もいいんですか、個人的にはワグネリアン三部作が面白かったかな〜。
    ワーグナーってあれだよね…タンホイザーとかワルキューレとかジークフリートみたいなアレでしょ…年末によくEテレとかBSで見るヤツ…位の知識しかない私でも楽しめました。オチが小気味良くて軽快。深水作品お馴染みの芸術への愛を感じ

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    2017年11月15日
  • 美人薄命

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    前半は面白かったのですが、読み進めていくうちに
    「この話はいったいどこへ向かうのか……」と心配になりました。
    青年の成長にスポットを当てるのであれば、
    ミステリ要素を多分に入れる必要はなかったように思います。
    あの弁護士も、沙織ちゃんも、二転三転する結末も蛇足ではないでしょうか。

    また、物語の終盤で、零戦や榴弾砲を前にした主人公が
    「軍事マニアには垂涎のものなのだろうが(中略)兵器には何の興味もない」
    と述べたのには驚きました。
    主人公はこの200ページに渡って一体何を学んできたのでしょうか。

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    2017年12月03日
  • 美人薄命

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    ネタバレ

    冒頭から壮絶な話が始まったな・・・と思ったら嘘だったとは。
    死んだ婆ちゃんに心の中で叫ぶところは結構感動した。

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    2017年09月06日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    「野球」をテーマにした短編集。馬鹿馬鹿しいのありちょっとブラックなのもあり、そして文量も結構まちまちなので飽きずに最後まで読めました。
    たしかに野球好きってある種独特の価値観を持ってるような気がします。自分は野球にほとんど興味ないんですが、そういう人たちの奇妙で滑稽な生態が読んでいて楽しい。まあ実際にそばにいたらいらつくことも多いのかもしれませんが。こういったお話のなかで面白おかしく読むくらいがちょうどいいのかもしれませんね。

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    2017年08月16日