深水黎一郎のレビュー一覧

  • ミステリー・アリーナ

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    クローズドサークルで起こった殺人事件を推理せよ!! 大晦日の大イベント「ミステリーアリーナ」、ミステリ読みの自信家たちが早押し推理大会を披露する。 幾重の推理の果てに辿り着く真相とは、そしてこの祭典の目的とは? 奇才の放つ衝撃作。

    これは尖ってるわ。 ラストのハチャメチャは好みが分かれそうだけど深水黎一郎なら良し!

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    2023年03月14日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

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    音楽専門用語多めで100%理解は出来なかったけど、知識が無い前提で読んでも一様楽しむ事は出来た。

    表題作については最後の方に明かされる犯人の大胆で上手く計画立てられた犯行方法が面白かった。

    その後に3つの短編集(正直面白かった)。音楽知識無視でも全部最後のオチがビシッと決まってて読んだ後気持ち良かった。

    最後のレゾナンスについてはヴァイオリン用語があまりにも多くて殆ど理解出来なかった。

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    2023年02月14日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    野球バカとは…をあらゆる方面から教えこまれます笑。私的には 6 「生涯徒爾」オススメ!
    結婚したんだー!と思ったけれど、落ちが良き。短編で読みやすかったです。

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    2022年01月13日
  • 犯人選挙

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    大学生が共同生活を送っていた「大泰荘」で密室殺人が起こる。
    その犯人は、読者の投票で決めるという読者参加型の小説です。
    斯く言う私もトリックを考えて投票しました。
    こういった企画はミステリー好きには嬉しかったです。

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    2021年07月31日
  • 虚像のアラベスク

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    これはひどい。実にひどい。「ドンキホーテ・アラベスク」はともかく、「グラン・パ・ド・ドゥ」は悪夢さながら。おまけの掌編に至っては何をか言わんや。いやぁ実にひどい。ひどすぎる、いやまったく。ハハハ。

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    2021年06月13日
  • 美人薄命

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    ミステリーというよりファンタジーかな。衝撃の結末というのとは違う。カエ婆さんの決して幸せとは言えない人生と、その物語に心を打たれる総司の関係も悪い話ではないが、なんとなくスッキリしないで終わったかな。

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    2021年05月27日
  • 詩人の恋

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    シューマンとブラームスとクララの話と思いきや、隠された謎もなんだかわからずじまい。論文をエンタメにしたような、マニアにはこの解釈がたまらないのかも。

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    2020年12月14日
  • 犯人選挙

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    深水さんの新しい試みミステリ、好き。
    「誰が犯人の世界を読みたいか」のマルチエンディングストーリー。「え?そんな理由?」っていう若干苦しいオチに感じるのもあるけど、神の視点(ストーリーでは大祐の視点)から見ていく展開が面白かった。ミステリマニアならクスッと笑ってしまう要素も満載で、どっちかというと真面目に読むよりコメディと思って読んだ方がいいかも。

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    2020年12月08日
  • テンペスタ 最後の七日間

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    伯父と姪っ子のドタバタコメディかと思いきや、6日目からの急転直下のストーリー。
    いちいちミドリの憎たらしいながらも本質をつく発言、実際にこんな子いたら本当に厄介だけど、将来どんなふうになるのか楽しみではある…。

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    2020年10月06日
  • ミステリー・アリーナ

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     面白い…んだけどなぁ!!


     ミステリの仕組みをこれでもか! と使い尽くした作品。
     何を話してもネタバレになる、という言葉がこれほどハマるものもなかなか無いですね。
     技術的には凄い、というか仕組みは凄いのはよくわかるんだけど…うーん

     なんとなく書き方というか、キャラクタであったり言葉遣いであったりがいまいち好きじゃないので、仕組み頼みで読み続けられました、という感想になってしまう。
     なんつーかな、美しくないものは、美しくないのだよ。

     構造的にはほんとに、傑作。
     ☆2.8。

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    2020年09月25日
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪

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    ー〈完全犯罪完全指南〉破れたり!?

    ーこれから殺人を行う。そんな時に〈完全犯罪完全指南〉という、ごく限られた人にしか入手できない裏ファイルを手に入れることができた。それは、独自捜査・違法捜査をやりすぎて懲戒免職となった刑事が書いた極秘のファイルだった。春夏秋冬、4人の人物がそのファイルを利用し、完全犯罪を犯していく。用意周到、完璧な殺人をする4人は逃げ切れるのか、、、。

    短編で、4人の登場人物が様々な手段で殺人を犯します。叙述トリックで、最初から犯人が分かっているので、謎解きみたいな感じはないのですが、犯人目線のドキドキ感は味わえます。
    本当に最後の最後まで読むと、「完全犯罪」が何を意味す

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    2020年08月30日
  • 美人薄命

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    白浜弁護士の推理は、総司に対してもだけど読者にも語り掛けられてるなぁと。
    総司の推理の方がハッピーエンドで終わっていいけどね。カエ婆さんと総司のやり取りはいいなぁと思うし、カエ婆さんの話を聞いて、総司が戦争に対する憤りを感じるところとかも熱くなったし。
    ただ沙織ちゃんの扱い(立ち位置)がそこまでひどくなくてもいいのになとは思うんですけどね。

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    2020年07月07日
  • 言霊たちの反乱

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    ネタバレ

    2020/4/12
    あーこれは違う。
    私の求めている読書じゃない。
    私は物語にどっぷり浸りたいので現実に立ち返るタイプのやつは不要です。
    でもおっしゃることはごもっとも。
    ツイッターとかで書いてあったら単純に感心したと思う。
    最後のやつね。
    誤変換の話は出落ちかと思われます。途中で飽きました。

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    2020年04月12日
  • ミステリー・アリーナ

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    ミステリーのあるあるが盛りだくさん。どうなるのか最後まで予想がつきません。終盤のたたみかけは、私は、大いに笑わせてもらいました。

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    2020年04月05日
  • 人間の尊厳と八〇〇メートル

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    ○ 総合評価   ★★★☆☆
    〇 サプライズ  ★★☆☆☆
    〇 熱中度    ★★★☆☆
    〇 インパクト  ★★☆☆☆
    〇 キャラクター ★★☆☆☆
    〇 読後感    ★★★★☆ 

     よく言えばバラエティ豊かな短編集。雑多な作品が収録されている。どの作品もテイストは違うが,十分に楽しめる秀作ぞろい。深水黎一郎の作品は,長編だと面白いけど傑作というには一歩足りないと感じる作品が多い。短編だと読みやすさとクセのなさがより際立つ。この作品集では,「完全犯罪あるいは善人の見えない牙」が白眉だろう。

    〇 人間の尊厳と八〇〇メートル
     ふと立ち寄ったバーで見知らぬ男から持ちかけられた異様な「賭け」。男

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    2019年12月04日
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪

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    〇 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ★★☆☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★☆☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

     いわゆる「倒叙モノ」のミステリ。「倒叙モノ」のミステリの多くがそうであるように,この作品も短編集となっている。本全体の趣向・構成としては,それぞれの短編のタイトルが春夏秋冬になぞらえたものになっている。「春は縊殺 やうやう白くなりゆく顔いろ」,「夏は溺殺 月の頃はさらなり」,「秋は刺殺。夕日のさして血の端いと近こうなりたるに」,「冬は中毒殺。雪の降りたるは言ふべきにもあらず」と万葉集のパロディのよ

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    2019年11月21日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    野球好きでない人にはこの作品の野球ファンあるあるは伝わらないかも。
    でもさすがに「生涯徒爾一野球観戦居士」はこんな人いるのかよって感じ。

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    2019年10月19日
  • 美人薄命

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    ネタバレ

    一応謎解き要素もあるのだけど、意地の悪い考え方をすれば、結末は主人公の主観推測が含まれるので、面白おばあちゃんの過去の事実は確定とは言えない(ので驚愕の事実!みたいなどんでん要素は薄いので★-1)。

    しかし『ライフ・オブ・パイ』みたいにどっちが事実かどうか分からないのなら、希望があった方の過去を事実として信じる、ってのもありですよね。

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    2019年10月17日
  • 犯人選挙

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    密室殺人の犯人は誰だ?  作者が設定した7つの選択肢から、読者が犯人を選挙する前代未聞のミステリ。
    実際に今年の6月に問題編がウェブサイトに公開されて、読者が解答を寄せ、その中のユニークな答えが巻末に載っている。更にそれぞれの投票率まで載っていて、面白い試みであるのは確か。
    ただ、読者の解答の前に作者も7パターンの解決を示しているのだが、こじつけの苦しい推理があった(というか殆ど苦しかった)のが勿体無いなあ。一番最後に誰もが納得する推理で犯人が指摘されたら、この作品は傑作になったと思う。

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    2019年09月30日
  • 世界で一つだけの殺し方

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    ミステリーではないけど、普通のミステリーでは出てこないようなトリックが面白いもので、物語として楽しく読むことができた。
    それぞれの説明が細かいので好みはわかれそう。

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    2019年09月10日