深水黎一郎のレビュー一覧

  • ミステリー・アリーナ

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    本格派が好きな人は低評価なのかもしれない。
    でも、私にとってはミステリーあるある辞典の様で楽しかった。

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    2018年11月14日
  • ミステリー・アリーナ

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    このミス2016年版6位。これは斬新。多重解決ものってジャンルがあるみたいでそれってどうなのって思うし、三津田信三の最後にどんでん返し連発するのは嫌いだけど、これはもう全編隙なく作りこまれててるし文章も楽しいしミステリーファンにはたまらんですね。なんか全ての行が伏線として意味をもってくるのがすげえです。思わず笑ってしまうところも多々あって面白い。でもミステリーファンでない人にはどうなんでしょうかね。あと、純文学批判は自分も村上春樹読むと感じます。
    他の人の評価読むとあんまり高くないみたいですね。自分的にはツボなんですが。

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    2018年11月09日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    古今東西ミステリーにはたくさんの意外な犯人が登場してきた。そんな中、読者が犯人というのは、確かに群を抜いて突飛な犯人像だし、その発想は面白い。

    物語は、新聞に小説を連載している主人公のもとに、読者が犯人というミステリー小説の不可能トリックの原案を買ってくれという手紙が届くところから始まる。

    一見関係なさそうな超心理学の実験や差出人の覚書が、後半見事に繋がっていくのが読んでて心地いい。
    この作家さん、過去に数作しか読んだことないけれど、後半の畳み掛けるような展開が印象的だった。今作はデビュー作だけど、すでにその片鱗は見える。

    タイトルの「ウルチモ・トルッコ」は、イタリア語で究極のトリックと

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    2018年08月29日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

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    音楽を主軸においた連作短編集。多彩な読み味で、ミステリの面白さやコミカルな人間関係、そして崩壊と幻想的な余韻など作品によって異なる印象がなんとも楽しい作品でした。  特に『レゾナンス』は緊迫感と盛り上がり、そしてラストの風景が美しく、大好きです。

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    2018年06月30日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    Numberの本特集の欄で紹介されていて、おもしろうそうだったので


    ネットオフで購入。

    元々はミステリー作家の方のようですが、今作は恋愛中心。


    短編すべてが野球が関わっていて、それがスパイスになっていておもしろい。



    恋愛としてはタイトルにもなっている午前3時のサヨナラゲームが最高。

    人生物語としては、「もう一つの10・8」が郷愁を誘います。

    あの巨人対中日、国民的行事とも呼ばれたあの一戦。

    あなたはどこで観ていましたか、そんな心が誘われる内容です。



    1つ1つの短編がそれぞれよい輝きを持っていて、一気に読んでしまう作品ばかりでした。

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    2017年07月04日
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム

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    ネタバレ

     一言で言えば、野球ファンの人間模様を描いた作品集である。ミステリ性は皆無。一深水ファンとしては、戸惑ったけれど楽しめた、とでも言うべきか。

     日本のスポーツ報道は、プロ野球を中心に回っている。一面の多くをプロ野球が占める。毎日一喜一憂しているファンは多いだろう。自分はサッカーファンであり、野球については特定球団のファンではないが、プロ野球を生観戦したことはあるので、サッカーと違う野球の楽しみ方や、ファン心理は、一応わかっているつもりである。

     「午前三時のサヨナラ・ゲーム」。別れた男女が再会し、雨の中、未明の球場で何をやっとんねん。今季のマリーンズは、貧打に喘いでいるが…。「野球嫌い」。

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    2017年04月25日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    エコール・ド・パリについて美術の教養の無い私のような読者にも興味深くまた分かった気にさせる絶妙なバランスの作中作の筆致が好きだ。最後まで読み終えて登場人物に嫌いなヤツが一人もいないの、凄いです。

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    2016年07月10日
  • ジークフリートの剣

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    オペラが題材とはどんなもんだいと読んでみた。
    有名になり、事故で妻を亡くしたテノール歌手の話。

    そんなにミステリー色は強くないが読み応えのある作品。

    ラストが素晴らしい。全てはこのラストのためにあったのだ。

    ラストの情景が目に浮かぶ。
    まさに芸術ミステリーです!

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    2016年06月04日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    作者のデビュー・・じゃない、2作目か。なんというか、そういう粗削りっぽい感じはするものの非常にまとまりがよく楽しく読めました。美術論みたいなものが間に挟まりそれがちゃんと内容にリンクしていたり逆に示唆していたり、と。そういう分野に疎い自分でも面白く読めました。先日読んだのが「いちいち長々した説明を挟む」一冊だったので対比的な意味でも面白く感じてしまった。

    しかしここから探偵役である神泉寺瞬一郎だったり、破天荒な大癋見警部がスピンオフしていくことを思うと、非常に濃いメンツ揃いのお話だったんだな、ともw

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    2015年11月25日
  • トスカの接吻 オペラ・ミステリオーザ

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    【背表紙】
    歌劇『トスカ』公演の真っ最中。プリマドンナが相手役のバリトン歌手を突き刺したそのナイフは、なぜか本物だった。舞台という「開かれた密室」で起こった前代未聞の殺人事件。罠を仕掛けた犯人の真意は!?芸術探偵・瞬一郎と伯父の海埜刑事が完全犯罪の真相を追う!「読者に勧める黄金の本格ミステリー」選出。

    オペラという個人的に全く知識のない舞台での殺人事件。
    歌劇の描写を脳内再生でき、問題なく楽しめた。
    トリックは突飛ではないが、人物の心境が良く書かれていると思う。
    おおべしみ警部の存在は必要なのか?

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    2014年11月26日
  • 人間の尊厳と八〇〇メートル

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    前から気になっていた作家だったので、短編集なら雰囲気を知るには丁度いいだろうと手にとってみた。

    なかなか受賞が難しいといわれる推協賞の短編部門を受賞したという表題作はなんともお洒落な作品だった。
    結末のオチが効いているのは勿論、800メートル競争することがなぜ人間の尊厳を証明することになるのか、という理論を楽しく読めた。

    個人的に好きなのは『完全犯罪あるいは善人の見えない牙』
    病死に見せかけ殺し、完全犯罪を成功させた筈なのになぜ捕まったのか。
    真相は簡潔ながら綺麗に纏まっており、1番ミステリ度が高い作品ではないだろうか?

    ミステリとして読むと肩透かしを食らうかもしれないが、単純に読み物と

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    2014年09月17日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    ★★★★☆
    史上初の犯人
    【内容】
    新聞に連載小説を発表している私のもとに一通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた「意外な犯人」モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた

    【感想】
    おそらくこの人が犯人になったのは初めてであろう。そのインパクトは絶大であり、それだけで評価できる。
    なんとコレがデビュー作というからそこも驚き!

    読後感としては、ちょっと複雑な感じがします。それほど中身に引き込まれたってことでしょう。
    文字を映像にすれば映像化も不可能じゃないのですが、多くの人が最終的に混乱するので厳しいかな。

    「ウルチモ・トルッコ」とはイタリア語(あるいはス

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    2014年07月29日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    斬新なトリックだけれど、特定の条件でないと成立しない。
    一つは、被害者の体質。
    もう一つは、小説の掲載方法。
    新聞連載でないと成立しないトリックであるため、少なくとも私は犯人にならなかった。

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    2014年04月29日
  • ジークフリートの剣

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    オペラの内容がメインの芸術探偵シリーズ。
    最後の方まで、事件性を感じさせず、実は事件が起こっていたという仕掛けが面白かった。
    オペラについて、多少詳しくなれる。

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    2014年04月21日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    「読者が犯人」物はどうしたってキワモノにならざるを得ないと思うんですが、これもその御多分に漏れません(笑)。ですが、読み終わって本を閉じる時に、
    「なるほど、確かに私が犯人だ!」
    「いや、この殺害方法はアンフェアだ!」
    と確かに悶々とするんですが、既読のこのジャンル作品の中では間違いなく暫定一位の新解釈です。そう来るか〜(笑)。

    物語は、
    「私に届いた、奇妙な手紙と小説」
    「私と友人の、奇妙な手紙をめぐる会話」
    「私と超能力研究者の、超能力実験と検証」
    の三本柱を軸に展開します。あと、芸術探偵シリーズの海埜刑事の登場が嬉しかったわ〜( ^ω^ )

    詳しくはネタバレになるので書きませんが、こ

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    2014年02月07日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    エコール・ド・パリのことなんか、何も知らなかったけれど、興味深く読めた。
    本当の凶器が分かった時、怖いな、と思った。
    何か悲しい話だった。

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    2014年01月05日
  • ジークフリートの剣

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    世界的テノール歌手の藤枝和行が「ニーベルングの指輪」の主役「ジークフリート」を射止めます。恋人の死を乗り越え、本番を迎えるのですが…。
    藤枝和行のプレイボーイぶりと、オペラの蘊蓄が延々と綴られミステリーの雰囲気が出て来ません。
    しかし、最後の最後で占い師が予言した「死んでも好きな男のために役立とうとする」の意味が綺麗に嵌まり、同時に数々の伏線に支えられていることに気づかされます。オペラに全く興味が無い人にとってはあまり楽しめないストーリーかもしれませんが、カタストロフィーが味わえる傑作だと思います。

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    2013年11月26日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    設定や密室トリックに既視感がありますが、作中の美術評論「呪われた芸術家たち」が解り易くて面白いですし、謎を解く鍵として役割をしっかり果たしているところが秀逸です。凶器の意外性や犯行動機の特異性など、著者のセンスを感じさせる作品でした。

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    2014年03月08日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    「芸術探偵シリーズ」第1弾。
    印象派やフォービズムのように、流派の名を挙げることで
    絵画作品の特徴が分かるようなものではない、エコール・ド・パリ。
    画家ひとりひとりに特徴があり、同じエコール・ド・パリに分類される
    画家同士でも全く意趣の異なる絵を描いていることも。

    そんなエコール・ド・パリの画家及び彼らの作品にスポットを当て、
    その特徴を紹介しつつ殺人事件とその解決の至るまでの経緯を
    うまく絡めながら展開させたミステリ。


    犯人は、、、まぁ分かりやすいでしょうか。
    ミステリ好きな人にとっては。
    謎の部分もどこかにあったものの組合せだしね。
    ただ、2人目も死者の方は全く分からなかったなぁ~

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    2013年09月26日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    正直期待せずに読んだのですが、面白かった。

    「読者が犯人」という究極のミステリーを完成させるトリックを主軸においた話。
    読み終わってみると、読み始めのとき確かに「こういうトリックとかありえるんじゃない?」と思った内容がまんま結末だったり(笑)、セリフから先が想像できたりするのですが、なのに薄っぺら感があんまりない。

    屁理屈みたいな部分もありますが、なるほど、辻褄はあってる。
    お約束的ではあるのですが、そこへ至るまでの行程が丁寧に準備されていて、強引さは(私は)あんまり感じなかった。

    「読者が犯人」、面白かったです。

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    2013年06月20日