深水黎一郎のレビュー一覧

  • 五声のリチェルカーレ

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    加害者の少年の「生きていたから殺した」という謎の言葉をめぐるミステリー。再読必須の仕掛けも巧妙だが、そのトリックとテーマ、虫や音楽に関する蘊蓄が見事に融合している。大満足でした。

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    2010年07月10日
  • 最後のトリック

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    読者が犯人になるってところに引かれて一気に読破して、なるほど!おもしろー!ってなりました!、徐々に読み進めて言って最後にスッキリする感じ大好きです

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    2025年12月03日
  • 最後のトリック

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    読者が犯人、ってこういうことか…。
    そりゃそうよね、冷静に考えたら、読者を犯人にするなんてできないもんね。
    そういう意味ではこの本は読者を犯人にはしてるけど、ご都合主義というか、うまく行きすぎやん!
    けど、保険や超能力など、一読して本文とは関係がないように思えたトピックもちゃんと絡んできてその辺りの組み立て方は上手やな、と思いました。

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    2025年12月03日
  • 最後のトリック

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    最初から結末がわかっているタイプの小説。
    実はこの小説を知ったのは、ビブリオバトルだったのだが、挑戦的な作品を読めたので、彼に感謝したい。
    最後の手紙を読むと、読者が犯人、というロジックがしっかり成立するように、読めば読むほど言い逃れができなくなる、用意周到さがよかった。犯人になるロジックがしっかり組まれていて、面白いアイデアだった。共感的に読むより、理屈で読む方が得意だという人に合うと思う。
    そんなにミステリーファン!というわけではないが、いろいろ疑り深く読み進めても、このアイデアは思いつかなかった。
    ストーリー展開も、なぜこの作者に手紙が?という謎解きも含めて面白かった。
    ちょっと純文学っ

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    2025年11月09日
  • 最後のトリック

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    ネタバレ

    作者のアイデアに敬意を込めて、星4。

    うーん…。
    まぁ、そういうトリックもあっていいと思う。
    犯人は読者に殺されたんだけど、私は、「犯人は私だ…!」って感じなかった。読書方法として、自分と物語は乖離させて読んでいるからかな。物語を俯瞰して読んでいる人からしても「犯人は私だ…!」って思える内容を期待してたから、内容には納得できない。この内容が本当に現在進行系で進んでいる小説でノンフィクションを謳っていたら、少しは自分が犯人かもって思うけど。これはフィクションにすぎないって思ってしまったのが、私が面白さを感じられなかった原因かな。

    ただ、このような内容は思いつきもしなかったので、アイデアの面白

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    2025年10月29日
  • ミステリー・アリーナ

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    やられた。こんな小説の形があったのか。

    後半になればなるほど、ややこしくなりすぎてないかって、ひっかかるところもあったけど、最後には大納得の展開になっていたし。
    登場人物の名前とか、ちょっとわざとらしすぎないかと思うこともあったけど、いや、読み終わってみればそれでいいのだと納得もしたし。

    とにかく斬新すぎました。
    何の予備情報もなく、先入観なしで読めてよかったです。
    記憶を消してもう一回読みたい。

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    2025年10月19日
  • ミステリー・アリーナ

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    クローズドサークルでの殺人事件、それは国民的娯楽番組“推理闘技場(ミステリー・アリーナ)”での高額賞金の掛かった犯人当て問題だった!
    いや~面白かった!
    話が進むごとに出るわ出るわ色んなパターンの推理。作者のパトスが溢れまくった、多重解決の極北!良作でした。

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    2025年09月07日
  • 最後のトリック

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    短めに感想を。
    トリックとして、読者が犯人という点は成立しているものの、期待を超えるような驚きはない。
    むしろ、ミステリとしてそれを扱うのはそもそもNGなのでは?と感じた。
    面白くなかった訳ではないため、トリック含めてもう少し納得感があると良かった。

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    2025年09月06日
  • 最後のトリック

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    読者が犯人。その言葉に誘われて読みました。確かに、そうなってしまうと自分は犯人だと。そして、もしかしたら、現実においてSNSなどでも、このトリックで知らず知らずのうちに犯人となっているのかもしれない、、、そう感じる一冊でした。

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    2025年08月02日
  • 最後のトリック

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    07.21.2025
    高校生ビブリオバトル優勝者の遠藤さんのあのプレゼンをきっかけに読んだ。あのプレゼンは神がかっている。
    そして「マジで俺が犯人」状態。なるほどなぁと。
    実写版古瀬教授は生瀬勝久でお願いします。

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    2025年07月21日
  • 最後のトリック

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    小6の娘氏に勧められた本。未だかつてないトリックにいざなうと豪語して話がスタートし、途中からやや加速。叙述トリックなどの鮮やかなドンデン返しではなく、”あぁ、なるほど”というフィニッシュ。

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    2025年06月17日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

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    世界的なコンクールで賞をとったバイオリニスト。彼女が貸与されたストラディバリウスと共に凱旋コンサートをするはずだった会場で突如消えたストラディバリウス!!
    芸術探偵が活躍する短編集。

    ストラディバリウス…はトリックがとてもおもしろいと思いました。
    大胆過ぎて誰も気づかない方法…
    ミステリを読んでいるはずが、音楽的蘊蓄もかなり深くて気が付くとすっかり音楽の本を楽しんでいました。

    ラストのレゾナンスに出てきた自然のステージがとても魅力的で、バイオリンを弾いてみたいと思いました。

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    2025年06月12日
  • 最後のトリック

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    ネタバレ

    ミステリー小説において「読者が犯人」というアイディアを売りたい――という引きが強烈で、どういうオチになるのだろうと気になって読んだ。

    はわわー、私が犯人だったわぁ。
    すごいなー小説って読者を殺人犯にすることもできるんですねえ。
    読者を犯人にするアイディアだけの一発勝負じゃなくて、私小説風の「覚書」とか、超能力美少女姉妹とか、保険の話とか、いろんな枝葉がありながら無駄がなく、楽しく読めた。
    まあ引きが強すぎるだけに、嫌いな人はめちゃくちゃ嫌いなんじゃないかと思うけどね。

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    2025年06月14日
  • 最後のトリック

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    評価がわかれそうかなと思ったらわかれてそう。自分は素直なので200ページ以降楽しく読めた。100ページまでいったら後は読んでしまうといい。
    究極のハウダニットということなんだけど、意外と究極ってそういうものなのだよワトソン君と言いたくなる人もいるだろう。
    もう少し短くもできたけど、そこをあえて長くしている感はあるかもしれない。
    意外と映画化とかしたら面白いんじゃないかな。と思った、久々に感想。

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    2025年06月05日
  • 最後のトリック

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    見事に殺人犯になりました。この物語のオチはどのようになるか不安でしたが、本当に自分が殺人犯になってしまいました。関係ないと思われる二つの視点が終盤で繋がる瞬間は感慨深かったです。

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    2025年06月04日
  • 五声のリチェルカーレ

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    「生きているから殺した」と謎の言葉を語る、殺人を犯した少年を調査していく物語。
    現在進行中の調査と少年の過去の回想が展開され、次第に明らかになる事実。
    オチは誰でも予想する内容ではあるが、作品内で語られる昆虫の擬態、リチェルカーレとあのラストにより明らかになるタイトルの意味は素晴らしい!

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    2025年04月06日
  • ミステリー・アリーナ

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    孤立した館での殺人事件をいち早くトリックを見破った方に賞金20億円!正解者がいない場合は来年にキャリーオーバー♪癖のあるミステリーマニアが集結、あれよこれよと伏線を回収、でもでもどうしても真相にたどり着かない、物語の結末は?
    実は実は裏では着々と物語も現実の物語も進んでいくってお話。
    たまが猫もしくはバレリーナって無理あるなww

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    2025年04月03日
  • ミステリー・アリーナ

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    ミステリはこう読むのか、こうやって推理していくのか、この記載にはこんな意味があったのか、と、ミステリ初心者こそ楽しめる。些細な記載にヒントがあるように思えてきて、むしろ小難しいビジネス書のほうが気楽に読める

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    2025年02月01日
  • ミステリー・アリーナ

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    ネタバレ

    実際に殺人事件が起きるわけではなく、ミステリ小説を読みながらみんなで推理合戦をする、というテイストなので、ミステリ小説と呼んでいいのか難しい。ミステリ小説に関する小説ではあると思うので、ミステリ小説小説と呼ぶべきか……。
    すでに用意された15の選択肢の中から推理によって当てられたもの以外が真実として残る、というのは通常のミステリ小説と反転していて小気味いい。通常はあたったものが唯一の真実として、残りの可能性は刈り取られてしまうのだから。

    司会者の発言があまりにゲスいし、挑戦者の推理も偏見の依っているところが多い。それ自体は「ミステリ読みって、道徳とか倫理とか、人間性とかそういうのに興味なくて

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    2025年01月30日
  • マルチエンディング・ミステリー

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    ネタバレ

    章が三つに分かれていて、第一章で事件が起き、主人公と登場人物のあらかたの設定が示されます。第二章では主人公が死に物語が急展開。犯人投票を実際に行い、開票結果が載っています。←ここの仕掛けがとても衝撃的でした!今の時代、こんなネットの使い方ができるのか、すごい発想力だと思いました。

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    2025年01月10日