深水黎一郎のレビュー一覧

  • マルチエンディング・ミステリー
    タイトルどおり。

    読者投票という試みは、
    非常に面白いと思った。

    ただし、推理しうる証拠がすべて出揃った上での
    犯人当てではなく、
    司法解剖結果も出ていない途中段階なので、
    いかようにも理由づけできるかな。

    3人死ぬという冒頭の記述が、
    ちゃんと回収されてよかった。

    本書の評価は、
    人によっ...続きを読む
  • 虚像のアラベスク
    芸術探偵が解説する、とても素敵なミステリー(〃´-`〃)♡



    いやぁ、これは帯の『やられた!』そのまんまです(*´艸`)♡

    表紙の可愛いイメージそのままのほんわかした雰囲気ですが、ちゃんとミステリーでした!


    【ドンキホーテ・アラベスク】

    烏丸バレエ団に脅迫状が届いた。

    内容は『ドン・キ...続きを読む
  • 最後のトリック
    ズルい!とすごい!が錯綜するラストです。
    たしかに読者が犯人だ、、、
    発想力に脱帽。誰もがなし得なかったことをやった作者さん、純粋にすごいなと思いました。
    本格ミステリーではないけど、ちょっと変わりだねが読みたいときにオススメ。
  • 美人薄命

    若い人と高齢者の交流って、交わらないようだけど本当にたくさんの気付きがあって、学びばかりだ。
    優しさと切なさだけではなく、結末が知りたくてどんどん読み進められる。
  • ミステリー・アリーナ
    初めて読んだ深水作品。とても面白かったです。次にミステリーを読む時に色々なことを考えながら読んでしまいそう。
  • 最後のトリック
    読者が犯人なんて想像もつかないしどういう展開になるんだろうと読み始めからずっと気になってて、複線らしきものも見当たらないしな〜〜と、気づけばラスト50ページほど。
    読み終えての感想は、なるほどね〜わたし人殺しになったか、、、笑 流石です。と思いました。
  • ミステリー・アリーナ
    前半のドキドキワクワク感と、後半のぶっ飛び感の落差が楽しい。ミステリー好きであればあるほど、楽しめる一冊だと思います。
    なにより、この物語を書ける作者が、トンデモナイ才能の持ち主ですね。〈シュレディンガーの猫〉の例えもピッタリでした。
  • 最後のトリック
    途中から読者が読んで体感していることが小説の世界とつながり一気に身近に感じてしまうところがこの本の読んでほしいところだと思います。(思わずハッとしてしまいました。)
  • 最後のトリック
    ビブリオバトルの遠藤くん?の紹介を書店で見て、思わず購入。
    読者が犯人?なんじゃそりゃ?と思いつつ、なるほどねえ、そうきたか、たしかにこれはおもしろい、誰かに教えたいけどネタバレ禁止なもどかしさ、遠藤くんの気持ちがよく分かりました笑
    メタ構造?な小説なら、筒井康隆の方が更に上を行く気もしますが、推理...続きを読む
  • 最後のトリック
    「読者が犯人」というミステリー界最後の不可能トリックは一体どんなものなのか…自分なりに考察しながら読み進めた.

    なるほどそうきたか
    自分では考えもつかなかった結末でした.
    賛否両論あると思うけど、切り口がとても面白い

    香坂誠一の覚書にある繊細な文章が印象に残っている.
    有馬に香坂からの手紙は見せ...続きを読む
  • 最後のトリック
    前々から知っていたのにも関わらず「ミステリー小説」というのに抵抗があって読まずにいたが、今回思い切って読んでみた。博士の超心理学の話といい香坂さんの天体の話、さらに保険金といったあらゆるジャンルの知識を深いところまで知り尽くしている著者に驚いたと共に、わたしには難解な文章であったが丁寧な説明であり一...続きを読む
  • ミステリー・アリーナ
    オチが戦隊モノみたいで面白かった。
    司会者がひどいけど、大きな矛盾なくあれだけの分岐する?シナリオを書けるのはすごい。
  • 最後のトリック
    久しぶりに読んだミステリーで面白かった。
    「読者が犯人!」という帯に惹かれて購入。
    たしかにその手があったか!!とは思ったが少しSFチックなところが個人的にはあまり気に入らなかった。
  • 最後のトリック
    全国高校ビブリオバトル決勝大会の動画を見て、興味持ち、読んでみました。優勝者が熱く語ったのは、読み終わると自分が殺人者になってますよ!というフレーズ。なんか、それしか印象にのこらなかったけど、すごく気になるから早速読んだら、ああ、確かにそうでした。なるほどねー。
    前半はあっちこっちに話が飛ぶので、や...続きを読む
  • 最後のトリック
    え?なんでこんな評価低いんだ?
    「読者が犯人」というトリックは初めて読んだのだが、このジャンルの中ではトップなのではないだろうか。(読んだことないけど)

    確かに読者が犯人。いつ誰がどんな風に読んでも、犯人になる。
    読者がするのは「本を開く」「ページをめくる」「読む」 という作業だけであり、その「読...続きを読む
  • 虚像のアラベスク
    まさにだまされた!!
    読み応えのあるミステリーでした。
    あまりネタバレ出来ないので、ぜひみてもらって
    だまされみてください。
  • 虚像のアラベスク
    ふざけてる。馬鹿げてる。でも1ミクロンくらいは感心しなくもない。憎み切れないろくでなしなバレエミステリ。2話収録。『ドンキホーテ』..有名バレエ団に脅迫状が届く話。ミステリとしてはお粗末すぎる結末。バレエ初心者のためのハウツー本と思えば多少は役に立つかも。しかしこれが2話目のフリになっているとは。『...続きを読む
  • 虚像のアラベスク
    2編目のインパクトが強い。ネタバレになってしまいそうなので多くは控えるけど、もういろんな意味で強い。面白かった。
  • 虚像のアラベスク
    正直言って、私はこの作家の今までの作品はすきではなかったのだか、この作品は面白かった。
    短編2本+αなのだけど、これは順番読むと面白さも倍増だらう。
  • 犯人選挙
    『ミステリー・アリーナ』で多重解決の極北に達した著者の新たな挑戦。はっきり言ってしまえば出落ちというか、本当にタイトルそのまんまである。無料公開された問題編が終わった後、予告された7つの解決編が語られる。解決編はコメディタッチでやりたい放題。『ミステリー・アリーナ』以上のものとなっているかというとそ...続きを読む