深水黎一郎のレビュー一覧

  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    『読者が犯人』という紹介文に惹かれて手に取った一冊。読み始めた当初は「読者が犯人になるなんてあり得るのだろうか」という先入観を抱きながら、答えを探すように慎重にページをめくった。しかし物語はなかなかその核心に触れず、複数のエピソードが並行して進んでいくため、「このまま読み続けて大丈夫だろうか」「いっそ閉じてしまおうか」という気持ちになる場面もあった。一方で、どこか説明のつかない違和感があり、「この先どうなるのだろう」という興味も捨てきれなかった。

    ところが後半に入ると物語は一気に加速する。前半から中盤にかけて散りばめられていた別々の出来事が見事につながり、すべての伏線が収束していく。そして読

    0
    2026年06月19日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    映画化されてるということで読んでみました。設定が面白い。ミステリ本を同時に読み、途中途中で犯人当てをするっていうの、やりたいって思いませんか。それにしても、このゲームの参加者の洞察力と想像力がすごい。好き嫌いあるかもですが、読んでみて欲しい作品でした。映画も観たいなあ~

    0
    2026年06月16日
  • マルチエンディング・ミステリー

    Posted by ブクログ

    こりゃとんでもない作品だ。
    読者の挑戦状ならぬ、読者が犯人を決められる作品。
    読者が作者と同じ、物語を決める快感を味わえるとのこと。
    特殊設定や、館、どんでん返し、挑戦状、あらゆるミステリーのカテゴリを網羅したがらもアンチテーゼでもあるもう良い意味しっちゃかめっちゃかすぎる!!
    ちなみに私はあの人が犯人だと望みますってのを読書会とかで語り合うのにもってこいだなぁ…
    あとは伏線回収や、この人物設定はこうゆう理由でなってるんだというのも拾いやすくてライト層で楽しめます。
    この方の作品を何個か読んでいますが、ほんとにどれもミステリーのルールをぶち破って独自性の強さが唯一無二すぎます。

    0
    2026年05月18日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    まったくネタバレせずになんて書けばいいか分からないんですが、作者から読者までの間の世界が、グラデーションというのか、読書体験の階層になってるような感じで、翻弄されました。通じない説明をこれ以上展開するのもナンですが、このグラデーションの感情移入の度合い的な意味での重心が、もうちょっと一ノ瀬さんや桃太郎さん側にもあったら、尚更のめり込めたんじゃないかという気がします。

    0
    2026年05月10日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    帯に書かれた「読者全員が犯人」「殺人犯の気分を味わってみませんか」の文字。半分を過ぎた辺りで、「え?」「確かにそれなら私も犯人の一人だけれども…」と思いながら、文字通り「命を賭けたトリック」に向き合った。
    いじめに気づいていながらも、何も行動できない傍観者…が、いじめ自殺の犯人の一人であると言われるのと似た感覚では、と一瞬思ったが、それとは違っている。犯人の一人の気分になれたかどうかといえば、なっていないし、なりたくはないけれど、「最後のトリック」が何なのかわかっていくのはとてもおもしろく、後半は最後まで一気読みの展開だった。
    ビブリオバトルの優勝作品ということで、それを授業で見て、読んでみた

    0
    2026年05月03日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    叙述トリック系?と思うけど展開が斬新で読めなくてめちゃくちゃ面白かった
    最後の終わり方が少しあっけなく感じたけどそれはそれでいいのかもしれない

    0
    2026年04月17日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    なかなかすごいことをやってる作品ですし、やられたらやられてないとか以上に圧倒された

    3195冊
    今年94冊目

    0
    2026年04月14日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学校でビブリオバトルの動画を見て、その時のチャンプ本がこれで、興味を持って読んでみました。初めは読者が犯人だと言うトリックに対し、絶対に不可能だろうと思っていました。本作の中に登場する有馬が言っていたように、小説のなかの世界は私たちが生きている世界とは違う世界だからです。(並行世界みたいな感じだと私は思ってます)
    しかし、筆者がこの物語の主人公である「私」になっているからこそ、このトリックは成立できたのではと思います。ちょっとESPの話がありすぎたと思いました。(そんなにトリックと関係なかった)
    ミステリー好きとしては必ず読むべき本です。

    0
    2026年03月15日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    読者が犯人、ってこういうことか…。
    そりゃそうよね、冷静に考えたら、読者を犯人にするなんてできないもんね。
    そういう意味ではこの本は読者を犯人にはしてるけど、ご都合主義というか、うまく行きすぎやん!
    けど、保険や超能力など、一読して本文とは関係がないように思えたトピックもちゃんと絡んできてその辺りの組み立て方は上手やな、と思いました。

    0
    2025年12月03日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    最初から結末がわかっているタイプの小説。
    実はこの小説を知ったのは、ビブリオバトルだったのだが、挑戦的な作品を読めたので、彼に感謝したい。
    最後の手紙を読むと、読者が犯人、というロジックがしっかり成立するように、読めば読むほど言い逃れができなくなる、用意周到さがよかった。犯人になるロジックがしっかり組まれていて、面白いアイデアだった。共感的に読むより、理屈で読む方が得意だという人に合うと思う。
    そんなにミステリーファン!というわけではないが、いろいろ疑り深く読み進めても、このアイデアは思いつかなかった。
    ストーリー展開も、なぜこの作者に手紙が?という謎解きも含めて面白かった。
    ちょっと純文学っ

    0
    2025年11月09日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    作者のアイデアに敬意を込めて、星4。

    うーん…。
    まぁ、そういうトリックもあっていいと思う。
    犯人は読者に殺されたんだけど、私は、「犯人は私だ…!」って感じなかった。読書方法として、自分と物語は乖離させて読んでいるからかな。物語を俯瞰して読んでいる人からしても「犯人は私だ…!」って思える内容を期待してたから、内容には納得できない。この内容が本当に現在進行系で進んでいる小説でノンフィクションを謳っていたら、少しは自分が犯人かもって思うけど。これはフィクションにすぎないって思ってしまったのが、私が面白さを感じられなかった原因かな。

    ただ、このような内容は思いつきもしなかったので、アイデアの面白

    0
    2025年10月29日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    やられた。こんな小説の形があったのか。

    後半になればなるほど、ややこしくなりすぎてないかって、ひっかかるところもあったけど、最後には大納得の展開になっていたし。
    登場人物の名前とか、ちょっとわざとらしすぎないかと思うこともあったけど、いや、読み終わってみればそれでいいのだと納得もしたし。

    とにかく斬新すぎました。
    何の予備情報もなく、先入観なしで読めてよかったです。
    記憶を消してもう一回読みたい。

    0
    2025年10月19日
  • ミステリー・アリーナ

    Posted by ブクログ

    クローズドサークルでの殺人事件、それは国民的娯楽番組“推理闘技場(ミステリー・アリーナ)”での高額賞金の掛かった犯人当て問題だった!
    いや~面白かった!
    話が進むごとに出るわ出るわ色んなパターンの推理。作者のパトスが溢れまくった、多重解決の極北!良作でした。

    0
    2025年09月07日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    短めに感想を。
    トリックとして、読者が犯人という点は成立しているものの、期待を超えるような驚きはない。
    むしろ、ミステリとしてそれを扱うのはそもそもNGなのでは?と感じた。
    面白くなかった訳ではないため、トリック含めてもう少し納得感があると良かった。

    1
    2025年09月06日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    読者が犯人。その言葉に誘われて読みました。確かに、そうなってしまうと自分は犯人だと。そして、もしかしたら、現実においてSNSなどでも、このトリックで知らず知らずのうちに犯人となっているのかもしれない、、、そう感じる一冊でした。

    0
    2025年08月02日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    07.21.2025
    高校生ビブリオバトル優勝者の遠藤さんのあのプレゼンをきっかけに読んだ。あのプレゼンは神がかっている。
    そして「マジで俺が犯人」状態。なるほどなぁと。
    実写版古瀬教授は生瀬勝久でお願いします。

    0
    2025年07月21日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    小6の娘氏に勧められた本。未だかつてないトリックにいざなうと豪語して話がスタートし、途中からやや加速。叙述トリックなどの鮮やかなドンデン返しではなく、”あぁ、なるほど”というフィニッシュ。

    0
    2025年06月17日
  • ストラディヴァリウスを上手に盗む方法

    Posted by ブクログ

    世界的なコンクールで賞をとったバイオリニスト。彼女が貸与されたストラディバリウスと共に凱旋コンサートをするはずだった会場で突如消えたストラディバリウス!!
    芸術探偵が活躍する短編集。

    ストラディバリウス…はトリックがとてもおもしろいと思いました。
    大胆過ぎて誰も気づかない方法…
    ミステリを読んでいるはずが、音楽的蘊蓄もかなり深くて気が付くとすっかり音楽の本を楽しんでいました。

    ラストのレゾナンスに出てきた自然のステージがとても魅力的で、バイオリンを弾いてみたいと思いました。

    0
    2025年06月12日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ミステリー小説において「読者が犯人」というアイディアを売りたい――という引きが強烈で、どういうオチになるのだろうと気になって読んだ。

    はわわー、私が犯人だったわぁ。
    すごいなー小説って読者を殺人犯にすることもできるんですねえ。
    読者を犯人にするアイディアだけの一発勝負じゃなくて、私小説風の「覚書」とか、超能力美少女姉妹とか、保険の話とか、いろんな枝葉がありながら無駄がなく、楽しく読めた。
    まあ引きが強すぎるだけに、嫌いな人はめちゃくちゃ嫌いなんじゃないかと思うけどね。

    0
    2025年06月14日
  • 最後のトリック

    Posted by ブクログ

    評価がわかれそうかなと思ったらわかれてそう。自分は素直なので200ページ以降楽しく読めた。100ページまでいったら後は読んでしまうといい。
    究極のハウダニットということなんだけど、意外と究極ってそういうものなのだよワトソン君と言いたくなる人もいるだろう。
    もう少し短くもできたけど、そこをあえて長くしている感はあるかもしれない。
    意外と映画化とかしたら面白いんじゃないかな。と思った、久々に感想。

    0
    2025年06月05日