深水黎一郎のレビュー一覧

  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    おもしろかった~。
    作中作含めて楽しめた。作中作単体でも充分おもしろいのに、それがまたミステリ的なネタにつながってくる辺り二度美味しいです。親子とはまた違う伯父である海埜と甥の瞬一郎のやりとりもよかった。
    本格ミステリとしては話の展開やトリック等がやや小粒な感じがするけど、芸術ミステリとしてみれば文句なしにおもしろかったです。

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    2012年11月17日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    登場人物の大げさな言動がちょいちょい鼻につくけど、マニアでもなんでもない自分的には、ミステリとしてはとても楽しめた。だんだん毒漬けにして、みたいな手法とか、火サスか昼ドラみたいな感じするけど、絵画とか芸術を絡めることによって、チープさからは逸脱してると思うし、人間関係の描写についてもよくできていると思いました。

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    2012年09月17日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    推理小説における最後の、そして究極のトリック・・・「犯人は読者」に挑戦した作品。

    新聞に連載小説を発表している私のもとに1通の手紙が届く。その手紙には、ミステリー界最後の不可能トリックを用いた<意外な犯人>モノの小説案を高値で買ってくれと書かれていた。差出人が「命と引き換えにしても惜しくない」と切実に訴える、究極のトリックとは?読後に驚愕必至のメフィスト賞受賞作!

    ミステリーを読むと、犯人は必ず作中に登場しているわけで、意外性を狙った小説でも、探偵が犯人、動物が犯人、被害者が犯人でもあった・・・等々、およそ書き尽くされてるんだが、この作品では、ミステリー界に残された最大のトリック・・・「読

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    2012年01月21日
  • 五声のリチェルカーレ

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    この本の中における本当の“擬態”を、私は最後まで気づかなかった。
    三声でも四声でもなく、まさしく五声であった。

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    2011年12月27日
  • 五声のリチェルカーレ

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    昆虫好きのおとなしい少年が殺人を犯し、家裁調査官の森本が
    動機を語らない少年に四苦八苦する様を、少年は昆虫の世界を
    背景に過去を回想し、音楽マニアの森本は、事件の構図を
    リチェルカーレという音楽形式に当てはめて解こうとする。
    最後は読者だけが「五声のリチェルカーレ」を認識しているという
    にくらしい演出になっているのだが、完全に騙されました。
    おかしいと思ったことをスルーすると誘導されちゃいます。

    短編の『シンリガクの実験』は狡賢い少年心理が
    うまく描かれて面白かったです。

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    2011年12月13日
  • エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ

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    「トスカの・・・」より後に読んだ。多少地味ではあったかもしれないが、内容的にはこちらのほうがもしかしたら納得できたかも。ただ上司の寒いギャグには、主人公同様に読者も辟易しているので、もう少し後ろに下がっていただければ、と思う。
    「BOOK」データベースより
    エコール・ド・パリ―第二次大戦前のパリで、悲劇的な生涯を送った画家たち。彼らの絵に心を奪われ続けた有名画商が、密室で殺された。死の謎を解く鍵は、被害者の遺した美術書の中に潜んでいる!?

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    2011年12月04日
  • 五声のリチェルカーレ

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    ネタバレ

    こういう誰が誰やねん的な仕掛けは大好きです。
    ちょっとややこしいですが…ちゃんと書いてあるわねえ。
    「シンリガクの実験」も面白かった。
    アオヤギミユキは天然か。

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    2011年11月25日
  • 花窗玻璃 シャガールの黙示

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    ネタバレ

    とても中身の濃い一冊です。
    凝った表現方法をとっているのに、すいすい一気に読まされてしまうリーダビリティ。






    ネタバレ感想を順不同で。

    マルタン刑事の叙述トリック(?) まんまとひっかかりました。
    ジャン・レノ系の渋いルックスで想像しながら読んでいたらアレ(笑
    いやジャン・レノも「グラン・ブルー」で共通するある要素を演じていたからアリか?

    タイペイさんがお気づきになったあれは、一読わかりませんでした。
    あれにお気づきになるとはすごい!
    クラシックの楽曲などで、サビの旋律を最初にさりげなくモチーフとして提示する感じで、ノベルスP55の、
    長髪を真っ赤に染めた若者 →後半でローラン氏

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    2011年11月21日
  • 五声のリチェルカーレ

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    動物の進化の仕方については興味があり、作中の昆虫の解説はかなり面白く読んだ。いじめの描写はちょっと辛い。でも現実も、この程度のことはあるのだろう。  音楽は詳しくないけど、たぶんこのタイトルは秀逸。結末は予想をはずれていなかったけど、最後まで飽きずに読めた。併録の作品は・・・なんだか某サイトのまとめサイトにあるような。

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    2011年09月11日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    究極のトリックとして、読者が犯人というアイデアを一億円を買えとせまる男からの手紙。
    もっとひどい真相になるかと思っていたが、しっかり本格ミステリとしての形式にのっとっていた。
    文章も読みやすく、軽すぎず、ちょうど良い。

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    2011年08月29日
  • 五声のリチェルカーレ

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    『同級生の刺殺事件』という凶悪犯罪を起こしたのは、昆虫好きの大人しい、クラスでも目立たないタイプの少年だった。
    「生きていたから殺した」と謎の動機を語る少年。少年との対話を元に、闇に包まれた事件の真相を追う家裁調査官の森本。そして少年による“事件の回想”が始まる…。

    読後すぐに「あっ、いつの間にか騙されていた!」と驚嘆。
    「一体何が起こったのか?」という事件の全容を把握するためには、一度最後まで読んだ後に、場面ごとに細かく再度の“検証”を必要とする、そこで初めて読者が“大いなる勘違い”に気付く、実に匠に構成された物語。

    こういう技巧を凝らした小説は大変好みです。


    そして、同時収録の短編

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    2011年05月05日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    ネタバレ

    ある作家の元に手紙が届く。

    その手紙の内容とは「読者が犯人だという小説を書いてみたので、それをあなた名義でよいので公表して下さい」とのこと。

    まぁ作者はこの仕掛け頑張った。

    読者が犯人ものは2冊ほど読んだが、どれもはいはい乙!な内容だった。
    実際、これも……

    いや、これは仕掛けが納得いくもので、作者の自己満足ばかりではなかった。

    ただ、いらん登場人物がいたのはいただけない。
    ぶっちゃけマンション下の子供。意味はあるが、無くてもよかったかな。

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    2011年01月23日
  • 五声のリチェルカーレ

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    表題作の長編と短編1作併録

    「五声のリチェルカーレ」
    昆虫好きの少年が殺人罪で逮捕された。「生きていたから殺した」という供述の真意とは。
    少年の学生時代が描かれることにより判明する真相とは?

    「シンリガクの実験」
    ある少年が学生時代に「実験」と称して行った行動と、そしてそれによって起こったニヤッとしてしまう結末。


    表題作は家裁調査官や少年法、昆虫の擬態、バッハの六声のリチェルカーレの解説等、結構盛り込まれていて、流し読みしていた自分としては、キレた少年の話をお固く文章にしたかったのねぇ~、なんて思いながら読んでいたら、最後に少年に対し家裁調査官が発したセリフに思わずオオっとなってしまっ

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    2010年03月05日
  • 五声のリチェルカーレ

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    現代社会のアンファン・テリブルがテーマ。

    1回読んだだけじゃ解らないので再読してみるも、仕掛けが凝っていて
    まだ全貌が捉えられてない気がする。かなり細緻に富んだミステリィ。
    これは2度読み推奨。というか、初読で解る人はいるんだろうか。
    (結局声部はいくつなんだろう、ってね)

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    2010年02月10日
  • 五声のリチェルカーレ

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    2010/1/30 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2011/7/15〜7/16

    初めての深水作品。表題作と「シンリガクの実験」の2作からなる文庫書き下ろし。
    「五声のリチェルカーレ」は昆虫好きのおとなしい少年が起こした殺人事件の裏側を描く。なかなか口を開かなかった少年がやっと話した動機は「生きていたから殺した」。果たして、何故少年は殺人を犯すに至ったのか?
    「シンリガクの実験」は小学生の子ども達の大人とも子どもとも言えない心境を描く。

    どちらも心理的な動きを丹念に描いた作品。初めて深水作品を読んだが、結構好きかも。

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    2011年07月16日
  • 花窗玻璃 シャガールの黙示

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    シャガールのステンドグラスと三つの事件。
    生涯をかけた執念に黙祷を。

    作中作ではカタカナを使わず漢字表記オンリー。
    北原白秋とか好きだったので、こういうのぞくぞくします。好き。

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    2009年12月10日
  • ウルチモ・トルッコ 犯人はあなただ!

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    主人公のもとに、謎の手紙が届く。差出人に心当たりはない。ミステリーで最も「ありえない」犯人、つまり「読者が犯人だ!」というアイディアを売りつけるというもの。そのトリックとは・・・??そしてこの手紙の送り主の意図は??

     「推理小説の犯人は、大抵怪しくなさそうなヤツが犯人だ」とよく言われている。実際トリックなど全然見破れず、伏線にも気づけず…という私ですら、勘で犯人が分かってしまうことがわりとある。(逆に勘でわかっちゃうから真剣に読まないのか?)「意外」な犯人のパターンは出尽くしたともいわれていて、究極の犯人=読者であるが、こんなトリックは今まで成立していない。

     そして超能力・心理学関

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    2009年10月04日
  • 最後のトリック

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    ネタバレ

    読み易くはあったし、読者が犯人というのは新しい感じはしたけど、自分が書いた文章を読まれるのが辛すぎて死ぬってあんまり現実感が無かった。ミステリーよりファンタジー色の強い作品だと思う。

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    2026年02月13日
  • 最後のトリック

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    途中の関係なさそうな話が難しくて、
    ちょっと挫折しそうになりながら読んだけど
    最後はなるほどなぁ〜と納得。
    ミステリー好きだけど新鮮な感じがした。
    ただ個人的にやっぱり犯人にはされたくないな
    という読後感の悪さはちょっとある。

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    2026年01月29日
  • 最後のトリック

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    ミステリーやホラー苦手なので読みたくないと思いましたが、ビブリオバトルの演説で読者が犯人?どういうこと?と思い読みました。
    最後はスッキリします。
    ビブリオバトルのおかげでいつも読むジャンルの本でなく、読まないだろうと思うジャンルを読めたので良かったです。

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    2026年01月08日