深水黎一郎のレビュー一覧

  • 最後のトリック
    賛否が分かれる。否側に。

    あくまで個人の感想なので参考程度にしてください。

    「犯人は読者」という謳い文句はあっていますが、それはズルじゃないかという声がちらほら。

    僕も若干そっち側です。
  • 詩人の恋
    シューマンとブラームスとクララの話と思いきや、隠された謎もなんだかわからずじまい。論文をエンタメにしたような、マニアにはこの解釈がたまらないのかも。
  • 犯人選挙
    深水さんの新しい試みミステリ、好き。
    「誰が犯人の世界を読みたいか」のマルチエンディングストーリー。「え?そんな理由?」っていう若干苦しいオチに感じるのもあるけど、神の視点(ストーリーでは大祐の視点)から見ていく展開が面白かった。ミステリマニアならクスッと笑ってしまう要素も満載で、どっちかというと真...続きを読む
  • テンペスタ 最後の七日間
    伯父と姪っ子のドタバタコメディかと思いきや、6日目からの急転直下のストーリー。
    いちいちミドリの憎たらしいながらも本質をつく発言、実際にこんな子いたら本当に厄介だけど、将来どんなふうになるのか楽しみではある…。
  • ミステリー・アリーナ
     面白い…んだけどなぁ!!


     ミステリの仕組みをこれでもか! と使い尽くした作品。
     何を話してもネタバレになる、という言葉がこれほどハマるものもなかなか無いですね。
     技術的には凄い、というか仕組みは凄いのはよくわかるんだけど…うーん

     なんとなく書き方というか、キャラクタであったり言葉遣い...続きを読む
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪
    ー〈完全犯罪完全指南〉破れたり!?

    ーこれから殺人を行う。そんな時に〈完全犯罪完全指南〉という、ごく限られた人にしか入手できない裏ファイルを手に入れることができた。それは、独自捜査・違法捜査をやりすぎて懲戒免職となった刑事が書いた極秘のファイルだった。春夏秋冬、4人の人物がそのファイルを利用し、完...続きを読む
  • 美人薄命
    白浜弁護士の推理は、総司に対してもだけど読者にも語り掛けられてるなぁと。
    総司の推理の方がハッピーエンドで終わっていいけどね。カエ婆さんと総司のやり取りはいいなぁと思うし、カエ婆さんの話を聞いて、総司が戦争に対する憤りを感じるところとかも熱くなったし。
    ただ沙織ちゃんの扱い(立ち位置)がそこまでひど...続きを読む
  • 言霊たちの反乱
    2020/4/12
    あーこれは違う。
    私の求めている読書じゃない。
    私は物語にどっぷり浸りたいので現実に立ち返るタイプのやつは不要です。
    でもおっしゃることはごもっとも。
    ツイッターとかで書いてあったら単純に感心したと思う。
    最後のやつね。
    誤変換の話は出落ちかと思われます。途中で飽きました。
  • ミステリー・アリーナ
    ミステリーのあるあるが盛りだくさん。どうなるのか最後まで予想がつきません。終盤のたたみかけは、私は、大いに笑わせてもらいました。
  • 人間の尊厳と八〇〇メートル
    ○ 総合評価   ★★★☆☆
    〇 サプライズ  ★★☆☆☆
    〇 熱中度    ★★★☆☆
    〇 インパクト  ★★☆☆☆
    〇 キャラクター ★★☆☆☆
    〇 読後感    ★★★★☆ 

     よく言えばバラエティ豊かな短編集。雑多な作品が収録されている。どの作品もテイストは違うが,十分に楽しめる秀作ぞろい...続きを読む
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪
    〇 総合評価  ★★★☆☆
    〇 サプライズ ★★☆☆☆
    〇 熱中度   ★★★☆☆
    〇 インパクト ★★★☆☆
    〇 キャラクター★★★☆☆
    〇 読後感   ★★★☆☆
    〇 希少価値  ★☆☆☆☆

     いわゆる「倒叙モノ」のミステリ。「倒叙モノ」のミステリの多くがそうであるように,この作品も短編集とな...続きを読む
  • 午前三時のサヨナラ・ゲーム
    野球好きでない人にはこの作品の野球ファンあるあるは伝わらないかも。
    でもさすがに「生涯徒爾一野球観戦居士」はこんな人いるのかよって感じ。
  • 美人薄命
    一応謎解き要素もあるのだけど、意地の悪い考え方をすれば、結末は主人公の主観推測が含まれるので、面白おばあちゃんの過去の事実は確定とは言えない(ので驚愕の事実!みたいなどんでん要素は薄いので★-1)。

    しかし『ライフ・オブ・パイ』みたいにどっちが事実かどうか分からないのなら、希望があった方の過去を事...続きを読む
  • 犯人選挙
    密室殺人の犯人は誰だ?  作者が設定した7つの選択肢から、読者が犯人を選挙する前代未聞のミステリ。
    実際に今年の6月に問題編がウェブサイトに公開されて、読者が解答を寄せ、その中のユニークな答えが巻末に載っている。更にそれぞれの投票率まで載っていて、面白い試みであるのは確か。
    ただ、読者の解答の前に作...続きを読む
  • 世界で一つだけの殺し方
    ミステリーではないけど、普通のミステリーでは出てこないようなトリックが面白いもので、物語として楽しく読むことができた。
    それぞれの説明が細かいので好みはわかれそう。
  • ミステリー・アリーナ
    年末の謎解き番組のミステリーオタ大会。推理しては覆され、の繰り返しでだんだんバカミスっぽくなってくるが面白かった。
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪
    春夏秋冬に起こった不審死。4つの事件の犯人はいずれも、「完全犯罪完全指南」というネットの裏ファイルに基づいて犯行を行っていた。
    完全犯罪を目論んだ隠蔽工作の結末は・・・
    春は縊殺(いさつ)
    夏は溺殺(できさつ)
    秋は刺殺
    冬は中毒殺
    という4つの犯罪が犯人目線で語られる倒叙ミステリー。
    週一でドラマ...続きを読む
  • ミステリー・アリーナ
    なんだろう、面白い設定思いつくな、ってのが1番の感想。
    解答者の答えも、解答後の展開も、よく思いつくなぁと、ミステリーというより話の持っていきかたが面白かった。
  • 倒叙の四季 破られた完全犯罪
    4人がそれぞれ指南書に沿って殺人を犯して、思いがけないとこで失敗してバレる。

    でも、わりと、些細な事でバレる!笑
    探偵役がすごいと言うよりは、おっちょこちょい!笑笑

    最後はなんとなく裏で糸引いてる人いるんだろうなって思ってても、やっぱり、イヤミス!
  • ミステリー・アリーナ
    事件の謎を回答者が解いていくのだけど、前の回答者の
    答えがどんどんひっくり返されていって、どうなるの
    かと思いながら先を急ぐ。
    ミステリ好きの回答者の様々な答えが楽しいし。
    私が思ったのも途中で出て、あー、違うのかー、と。
    ゆるーく最後まで楽しめた。