深水黎一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ全国高等学校ビブリオバトルの動画で、男子高校生がとても楽しく本書を紹介していたので読んでみた。
文学的表現というか凝った言い回しが頻出する書簡や、超能力を研究する大学教授とのやり取り、保険の説明などに難しい言葉が出てきてなかなかスムーズに読み進められなかったが、終盤に近づくにつれて先が知りたくてスピードアップ。
でも最後まで読んで、「そんなのあり⁈」と狐につままれたような気持ちになった。
読者が犯人。まあ、それは確かにそうなるけど。
追記。
他の方の感想を読んで、改めて島田庄司による文庫の解説を読んでみた。トリックは確かに成立しているけど、私たち読者に香坂を殺す動機はない。むしろ救いたかった -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年続く年末恒例の人気番組「推理闘技場(ミステリー・アリーナ)」。ミステリーを読み解き、見事犯人を当てると巨額の賞金が得られる。一度解答した内容は変更できないが早い者勝ちなため、参加者14名は次々と思い思いの解答を導き出していく。前者が導き出した解答を次の回答者が否定する?犯人を当てる者は現れるのか…。
なんだこれ、が正直な感想。人気の犯人当て番組のミステリーアリーナの様子を描いた作品かと思いきや、終盤に来て怒涛の展開。
序盤4分の1を過ぎたところでスタジオに不穏な動きがあることを伺わせる。4/3を過ぎたところで番組に関する不穏な情報が出てきて、そこからは一気に事態が動く。のだけれど、なんか -
Posted by ブクログ
構成の面白い一冊。
以下、構成についてはネタバレ含みます。
あらかじめ「3人」が殺される物語であることを示しながら、一人目が殺されるまでの導入にしっかりと時間をかける。
そうして、章が変わってから、犯人を「選ぶ」ターンで、急に登場人物たちと距離が出来るように感じるのが、この構成のデメリットかもしれない。
ゲームでも、マルチエンディングはよく使われる手法だが、どちらかというと、より登場人物たちや世界観の真実を掘り下げるものが多いように思う。
もっと、エンディング部分にボリュームを持たせられたら。
神様の責任の一端を、自分も担えたかもしれない。