黒星紅白のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「えっと……」
「久しぶり!」
もうね、このセリフを読んだときの感動ね。
長編シリーズを、しかも年に1冊しか刊行されないこのシリーズをずっと追いかけてきたファンへのご褒美といってもいいかもしれない。
昔読んだときのことがぶわーっと思い出されてね。
あぁ、やっぱり親子だなぁ。
というわけでアリソンシリーズオールスターこと「一つの大陸の物語」の下巻にしてシリーズ完結編。
まさに「オールスター」の名に相応しく、アリソン、リリトレ、メグセロから様々なキャラクターが登場し盛り上げてくれました。
特にラストに明かされた某軍人。
チョイ役だけどすごく印象に残ってて、再登場してくれて嬉しかったな。
序 -
Posted by ブクログ
初めてラノベ読んだ。
読みおわったあとに序章を読み返すと、泣きたくなる。
何故、私なのですか?
何故、今なのですか?
「歴史とは、常にいい加減なものだよ。重要なのは真実をどうやって伝えるか、ではなく、何を自分たちの都合のいいように伝えるか、だからね。」っていうお爺さんは、これを言ったときどんな気持ちだったんだろうな。と。
都合のいいように伝えてるのは社会だよね。
真実をどう伝えるか、が重要だと言える人間が増えたらいいな。
ただの冒険小説だと思ってたけど残酷な場面も多々あった。戦場で簡単に命ってなくなるんだなと。勝手に、お話の中だから殺さないと思ってた。だけど普通に死んだ。殺した。
び -
Posted by ブクログ
メグとセロンのフィナーレがイマイチだったので、
ちょっと読む気が失せていたのですが、
結果読んで良かったかなと思います。
時系列的にメグセロの直後なので自然とメグセロベースのお話に。
同じ学園にいるリリトレを絡めながら、
アリソンとヴィルはほぼ幕間。
正直一番気になるのはアリソンたちのその後なのですが、
それは次巻に期待で。それどころじゃないってことにはなってますがw
お話は意外と大きな展開がありますが、
過去作品のエピソードを少しずつ絡ませ、
色々回想しながら読めるファンブックな仕様。
上手いなぁと思います。
次巻はきっとカルラの登場もあるでしょうw
正直あんまり期待していなかったの -
Posted by ブクログ
久々のキノの旅。
今回は「フォトの日々」も2編収録、いつもどおりシズ様の話も1本で、
ちょっとアンソロジー?的でキノの影ちょっと薄かったかも;
が、巻末の「フォトの日々 残されたもの」は、震災から2年の
今日読んだことに運命を感じるような話で泣けました…
最後の1ページもまた泣ける。
また、「血液型の国」は最近ニュース記事か雑誌記事かで
血液型の自分勝手な記事を読んでイラっとしたばかりだったので
スカっとしました。ホント、診断なんてこんなもんだよね!
あと、「恋文の国」はお約束でbが巻頭、aが本文ですが
aの最後の1行、bの最初の一行の意味がわかると泣けます。 -
Posted by ブクログ
アリソンシリーズオールスター!
個人的にラノベを読んだことがないという友人に何か1冊貸す時はアリソンの1巻を貸しており、かなり思い入れのあるシリーズです。
まず、その続きが読めたということが素直に嬉しい。
中身としては、サブタイトルが「アリソンとヴィルとリリアとトレイズとメグとセロンとその他」というように、それらキャラクターが活躍するファンブック…ではなく。
どちらかというとメグセロの続編。
新聞部の面々が事件を追う中で、リリアとトレイズが絡んでいくという形です。
アリソンとヴィルに至っては出番がほとんどないという。
まぁこの二人が活躍したら物語がすぐ終わっちゃうことはリリトレで分かってるか