吉田戦車のレビュー一覧
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漫画家・吉田戦車による料理エッセイ本。
“シメキリ迫る非常時に、なぜか創作料理を作ってしまう。そんな逃避の日々を綴った、著者初の私的料理エッセイ。描き下ろしイラスト多数と、新作『めしまんが』も収録! 「台所に住みたい」「何も今作る必要はない。だが、そんなときにこそうずくのが逃避の虫である。仕事が遅れるかもしれない、担当編集者に申しわけない。そう思う気持ちこそが、なによりのスパイスだ」(吉田戦車)”―帯より。
◇奥州しょうゆ豚弁当
◇鴨入り玉子かけご飯
◇塩ラッキョウカレーライス添え
◇日の丸そうめん
◇ナスひやむぎ
◇チビ太のおでん
◇『ひとまねこざる』のう -
Posted by ブクログ
見開きで1つの逃避めしを紹介。
旨そうな戦車作の料理の写真と戦車の挿絵と、
作り方及びその料理にまつわるエッセイで構成。
仕事場で自分の昼ごはんとして作ったものが多い。
卵を溶いて(味は何もつけず)、焼く。そこに納豆をのせて、卵を半分折り曲げてかぶせてオムレツが完成。青春の味だそうだ。
が。こんな風なものはめったになく、他の料理はすごく手間がかかってる風じゃないのに、なんだか意外と細かい仕事をしていたりする。
そして、冷蔵庫のありものの調味料で味を想像しながらちゃちゃっと、意外とちゃんとしたものを作ってしまっている。
お皿類もなかなかどうしてちゃんとしている。
まぁなんていうか、中年 -
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最近育児マンガに過剰反応するくらい興味があるのです。
それは、世に育児エッセイは数あれど、父親目線のものは少ないなかで、唯一漫画家さんだけは例外であるということ。
普通ならば、日々の忙しさにかまけてどんな育児を実践しているか情報を発信・共有まではなかなかできないものです。
しかし漫画家さんの場合、身の回りで起きていることがそのままネタになる誘惑はとても大きいと思われます。
そこで、育児エッセイでもマンガでは父親が饒舌になる特殊な状況が生まれるのです。あくまで私見ですが。
母親からはおそらく積極的に語られない異常心理(程度はそれこそ千差万別ですが)もごく普通に触れているのも大きな特徴で、
本作 -
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岩手ゆかりのマンガ家集結して、岩手を題材として書き下ろした10篇のマンガ集です。岩手県にゆかりのあるマンガ家が多いことに驚きました。
岩手を題材にしていると言っても、観光地ばかりが登場するのでなく、風土や日常、マンガ家達の故郷への想いが中心に描かれています。
岩手の観光地を知ろうと思って読んでしまうと、がっかりすると思いますが、岩手を理解するという視点で読むのが良いかと思います。
岩手県庁が企画したという観点からは、岩手の何を売ろうとしているのかが中途半端になってしまっているという印象でした。とは言え、このマンガをきっかけに岩手のこと(存在)を知って貰うきっかけとしてよい企画だと思いました。
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Posted by ブクログ
あ、新刊のところに、吉田戦車のエッセィが。こりゃ、買わんければ。と思ったら、この薄さ(180頁)で550円。高い。高いじゃないか、講談社。あ、でも観覧車って高いところに登る自動式遊園具だもんね、なるほど値段が高いのと掛けているわけね、なるほど、な~る。と、珍妙な納得をして、ゆるい表紙の『吉田観覧車』を購入した。
ま、特に本の説明はしないので、もうすぐお正月だし、ダラダラと軽い本でも読んでまったりしようかなという方にお勧めしたい。
ちなみに、儂は大人になってもいい意味で悪ノリする大人が大好きである。何故なら儂もお調子者だからである。吉田戦車、バンザイ♪