逸木裕のレビュー一覧

  • 祝祭の子

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    ネタバレ

    新興宗教モノは鬼門なのに読んでしまったが、やはり愉快でない。登場人物の動機もイマイチだし、驚きも小さいし、結局良い人いないんじゃん!テーマは何。赦し?と不完全燃焼。

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    2023年02月10日
  • 祝祭の子

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    最後までよめた
    最後に戦闘シーンを
    沢山詰め込んできた印象があったが
    個人的にはもう少し内面的な事を書いてある方が好きだった
    これは好みの問題なので
    他の人が読んだらまた違うと思います

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    2023年01月04日
  • 虹を待つ彼女

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    主人公の思想が気持ち悪い・・・。
    昔の偉人と話してみたい思いはあるので、
    このアイデアはいつか実現してほしいです。

    「人間は多彩だ。虹のように」

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    2023年01月03日
  • 星空の16進数

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    ネタバレ

    2022年に読んだ本の整理を兼ねて。

    二人の女性視点で展開。
    タイトルについて色彩計画に関係するものの、マンセル表色系とは異なる指標で新鮮でした。
    みどりさんは、独特な性格。別の本で高校生時代で登場されてるみたいなので、文庫化されたら読もうと思います。

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    2022年12月24日
  • 祝祭の子

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    かつて、新興宗教団体〈褻〉で、同団体の幹部、石黒望が、コミューンの住民30数名を惨殺するという事件が起きた。しかも、実際に手を下したのが、彼女により戦闘訓練を受けた5人の子どもであったことが明らかになり、世間は大騒ぎとなる。当時まだ未成年だった子どもたちは、罪に問われることもなく、大人になった今、一般社会でひっそりと暮らしていた。そんな彼ら〈生存者〉の日常が突然、崩されていく。SNSで身元をバラされ、次々とナイフで襲撃される。相手は素人ではなさそうだ。敵は誰なのか。彼らは生き残れるのか。

    なかなか登場人物に感情移入ができないまま、終わってしまった。主犯者の動機も、過去の契機も、何もかもよくわ

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    2022年12月17日
  • 祝祭の子

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    腐った社会への怨恨で、そこまでしますか?子どもを兵士として育て…「自分と異なる考えを排除して自分と同じ価値観に染めるーそれが正義だ」気持ち悪さを押さえてなんとか最後まで読んだが、最後でまた外したか…「祝祭」も意味不明。

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    2022年12月07日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    AIの発展に侵蝕される音楽業界で生きる人たちの物語。
    近い未来同じような変化がいろいろな文化や職業に起こるのだろう。最近も「昭和レトロ」ブームがあったように、いかに便利な時代になっても、旧き良き、人が創り出したものを愛する気持ちは、必ずや多くの人の心のなかにあり続けると思う。
    自分もいつまでもそういうものを好きでい続けたい。

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    2022年11月23日
  • 祝祭の子

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    最初からバイオレスシーンいっぱいで不安を抱えて読み始めた。が、元テロリストにより、宗教施設と言う名目の場所で洗脳され、軍事的に鍛えられて育った子らの、当時と現在が、交互に描かれる。
    あり得ない事件だが、不条理な現実が見え隠れして哀しかった。

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    2022年10月16日
  • 祝祭の子

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    話の展開は嫌いじゃない
    もっともっとグズグズなダークな宗教ものかと思ってだけど、意外と違った
    途中から少しだけ機龍警察を読んでる気になった
    気のせいです

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    2022年10月14日
  • 祝祭の子

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    のっけからいろいろなことが起こるので、結構、”引き込まれ”系なお話でした。場所が山梨だし、どうしてもオウム真理教のサティアンみたいなものがイメージされてしまいます。でも、宗教や洗脳の話じゃなくて。。(ネタバレになるのでやめます)

    ところどころ予想外の展開もあって楽しめました。最後はどうなるんだろうと思わせる緊張感あふれる盛り上がり。(物語冒頭に出てきた)カオを最後にも登場させて締める、というのちょっと肩透かしな感じもしました、その人たちの貧困も一つのテーマとしてとらえているのであろうから仕方ないのかもしれません。

    是非、わかばを菜々緒で映像化して欲しいところ。

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    2022年10月14日
  • 星空の16進数

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    エンターテイメントサスペンスミステリーですね。
    この小説には主人公が二人います。
    十七才の藍葉、母親との関係がねじれて高校を中退してウェブデザイナーの仕事して一人住まいをしている。
    もう一人は森田みどり、育休中の私立探偵。
    藍葉のもとにみどりが顧客から依頼で奇妙な案件を抱えて訪ねて来ることから物語は始まる。
    藍葉は六歳の時に誘拐事件に捲き込まれる過去のトラウマを抱えている。天才的な色彩感覚を持つ少女。対人関係を築けない性格の持ち主。
    みどりは育休中だが、探偵業に執着心を持つ危険を省みず事件解明に猪突猛進してしまう性格の持ち主。
    物語事態は藍葉の依頼でみどりが人探しをするというもの。
    それぞれの

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    2022年09月23日
  • 星空の16進数

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    みどりさんのご主人の司さん!グッジョブ!
    綺麗なもの。忘れられないくらい印象的で何度も夢に見たものは、本棚だった。
    沢山の本にさまざまな色の折り紙を巻いて、しまう。その景色、見てみたい。
    赤、緑、青。
    光の三原色をブレンドした16進数、
    これでたくさんの色を表現できる。
    でも、色を表現するのは和名が素敵。
    日本の美徳。
    光さすラスト。

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    2022年07月03日
  • 虹を待つ彼女

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    ネタバレ

    ミステリ……の皮を被った本質は恋愛小説なのではないかと思います。

    人工知能のモデル(故人)に惚れてしまった男と、亡くなったモデルの女性、そしてその恋人の関係を中心に描かれています。モデルの女性は亡くなっているので、最初から報われない恋なのですが。

    主人公の男が本当に腹の立つやつで、斜に構えたプライド高くすかした男で最初は本当にイライラするんですが、恋をしてから少しずつ愛に狂っていき、人間味が出てきてよかったです。

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    2022年06月29日
  • 少女は夜を綴らない

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    内容(「BOOK」データベースより)
    「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。身近な人間の殺人計画を「夜の日記」に綴ることで心をなだめ、どうにか学校生活を送っている。そんな理子の前に、彼女の秘密を知るという少年・悠人が現れる。暴かれたくなければ父親の殺害を手伝えと迫る悠人に協力するうち、徐々に心惹かれていく理子。やがて2人は計画を実行に移すが―。先読み不能の青春ミステリ!

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    2022年06月23日
  • 虹を待つ彼女

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    虹の一言に込められた想いは感じられた。でも使い方が気に入らない。この本に限らないんだけど、気に入らない。AI絡みのところは、そうね、できたら面白いなと思えたので、よかった。

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    2022年06月18日
  • 星空の16進数

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    どうして私を誘拐したんですか――? 色鮮やかな青春ミステリ。

    17歳でウェブデザイナーとして働く藍葉のもとを、私立探偵のみどりが訪ねてきた。「あるかた」の依頼で藍葉に百万円を渡したいというのだ。幼い頃に誘拐されたことのある藍葉は、犯人の朱里が謝罪のために依頼したのだと考え、朱里と会わせてほしいとみどりに頼む。藍葉は、誘拐されたときに見た色とりどりの不思議な部屋を忘れられずにいた。風変わりな人捜しを引き受けたみどりは、やがて誘拐事件の隠された真相に辿り着く。

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    2022年06月13日
  • 虹を待つ彼女

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    内容(「BOOK」データベースより)
    2020年、研究者の工藤賢は死者を人工知能化するプロジェクトに参加する。モデルは美貌のゲームクリエイター、水科晴。晴は“ゾンビを撃ち殺す”ゲームのなかで、自らを標的にすることで自殺していた。人工知能の完成に向け調べていくうちに、工藤は彼女に共鳴し、惹かれていく。晴に“雨”という恋人がいたことを突き止めるが、何者かから調査を止めなければ殺す、という脅迫を受けて―。第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作。

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    2022年06月13日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    人工知能の作曲アプリ「Jing」により作曲家が絶滅した近未来。元作曲家の岡部の元に、自殺した天才・名塚から指をかたどったオブジェと未完の傑作曲が送られてくる。
    彼の残したメッセージの意図とは――。名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその謎を追ううち、岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく。

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    2022年06月13日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    AIにより完成度の高いものが手軽に創造できる時代に、あえて人間がモノを生み出すの意味が希薄になる。
    いつか音楽に関わらずこういう時代が来るのだろうな、と思った。
    Jingやカイバなど、近未来の世界観が面白く没入できた。
    最後のJing社長の結末が気になる。
    人間がモノを作ることの意義は、作ること自体にある、という起結は浅い気もしたが、事実そうなのかも知れない。

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    2022年05月08日
  • 虹を待つ彼女

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    ❇︎
    虹を待つ彼女/逸木裕

    第36回横溝正史ミステリ大賞受賞作

    6年前に劇場型自殺事件を起こして死亡した
    ゲームクリエイター水科晴(はる)。

    人工知能会話システムの開発者 工藤賢は、
    システムの更なるユーザー開拓の一環として
    晴の人工知能の開発に着手する。

    晴の人工知能を作るために晴の情報を集める中、
    過去を調べるなと脅迫状が届く。

    なぜ晴は周囲を巻き込んで自殺をしたのか、
    その本当の理由に迫る。

    驚きのラストは切ないけれど清々しい。

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    2022年03月28日