逸木裕のレビュー一覧

  • 四重奏

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    ある音楽家の死、その真祖とは。
    音楽を絡めたミステリだが、殺人や犯人探しといったミステリ度数はそれほど高くない。
    音楽に向かう人々がどのように構え、考えているのか。そういった事を知る事は特別な機会でもない限りできないが解釈の話はなるほど、そう考えているのかと楽しめた。

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    2024年04月29日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    CL 2024.4.19-2024.4.20
    全編書下ろしのアンソロジー。
    太田愛さん狙いで。やっぱり太田愛さんはいいなー他の社会派長編とは雰囲気が違うけど、読み応えのある一編だった。
    他は、スプリット、最後のひと仕事がよかった。

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    2024年04月20日
  • 銀色の国

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    ネタバレ

    「洗脳」とか「集団自殺」なんてどうしても他人事な感覚がありますが、そこに圧倒的臨場感と没入感を与えるVRという技術が乗っかってくると、俄然真実味が増す気がします。
    まあ、VRに触れたことはないですが。
    ないのかよ。

    洗脳というものは、受ける側のメンタル面や環境が大きく作用するんだろうな〜というイメージがあるので、意図的な世界で対象者をくるんでしまうというのは、大変効果的なんじゃないだろうか。

    この物語を、まだVR技術が未熟な時代に読んでいれば、チープさすら感じて鼻で笑っちゃってた可能性もあります。
    でも今、そしてさらに技術が進化するだろうこの先、このストーリーの持つ脅威の側面と救済の可能性

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    2024年04月01日
  • 四重奏

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    音楽を受け取る側です。感動や解釈は 演者のテクニックや模倣や演技力によるもので錯覚だ というチェリストの言葉 「音楽ミステリー」として読み始めた身には辛いものがありました。主人公が 葛藤の末 光を見出だすことが出来て良かったです。

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    2024年03月17日
  • 四重奏

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    音楽が好きでよく聴くけど、「音楽とは何か」と問われると、うまく答える自信がない。
    大御所の演奏だから、人気のある曲だから…確かにそんな先入観に影響を受けながら、聴いてしまっているところもあるかも。
    「錯覚」を利用して演奏する鵜崎は、あまりに極端過ぎて怖いけれど、やろうとしていることはわかるなぁという部分もあった。
    鵜崎の主張をずっと聞いていると、人間不信になりそう。

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    2024年03月08日
  • 少女は夜を綴らない

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    学園ミステリー。
    やや御都合主義的展開が多くて(キャラの性格がゲームっぽいし、イベントが重なりすぎ)途中で若干辟易しつつも、ストーリー展開は面白くて、後半は疾走感を感じる作品。きちんと全ての伏線を拾っているので、読後感はよい。

    けどやはり、ここまでひどい状態に中学生がなるかなぁ?とは思ってしまって、現実離れ感にちょいちょい心が離れさせられる面があった。

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    2024年03月05日
  • 四重奏

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    美しいチェロの音色が、物語の最終盤で“解釈合戦”で聞こえなくなった。残念。鵜崎「観客が求めているのは音楽ではなく音楽を聴いたという体験」「クラッシックは抽象性が高く曲も長い。そんな難解なものを人間は理解できない。理解できたつもりになっているだけだ」錯覚「他人の本心は判らない。人間は何も理解できない。膨大な先入観やバイアスによって解釈する」「錯覚を作り上げ、それを見ている」「音楽とはそうやって出来上がった謎の構造物にすぎない」逸木さんの深い洞察に共感するも、理屈抜きでリラックスして音楽楽しむもあり。

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    2024年02月12日
  • 風を彩る怪物

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    ネタバレ

    フルートを続けようか迷う陽菜とオルガンビルダーの父を持ち、引き継いでいこうとする朋子のお話。全然ミステリーの話ではなかった。やっぱり青春ものが辛手なのかも。陽菜も朋子も甘いなーと思うところもあるし、すごいなーと思うし。でも若い二人だもんな。おじさん達の口の滑らせ方の方がひどいけど、これぐらいストレートに言った方がいちいち裏読みせずにすんでいいのかも。パイプオルガンって言わなくても、オルガンと言えばパイプオルガンのことなのか。初めて聞いた時は感動したし、やっぱりマモーミモーの曲を学校で聞いた時に盛り上がったのはよく覚えている。またオルガンの演奏を聴きたいわ。

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    2024年01月14日
  • 空想クラブ

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    ネタバレ

    何というレビュー数の少なさ。読んでる途中から怪しい予感はしたものの、最後まで読み切ったけど、やっぱ苦手な分野だったなー。ファンタジー感がしてダメだった。お金持ちと思われていても父がモラハラ男だったり、郷原兄弟の家庭環境とかほんと人生しんどいよなーと思ってしまう。レナは頭も良さそうなのに、何でこんな生活なのか。郷原兄が心を入替えようとしているけど、レナの言う通り、『世の中には人と普通に話すとか、毎日同じところに行って働くとか、そういうレベルのことができない人もいるんだよ』という人だろうに、大丈夫だろうか。しかし、郷原兄はなぜ河原にいたのか、何であんなに怒ったのかは結局明かされなかったよな。弟が河

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    2023年12月31日
  • 風を彩る怪物

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    メインの楽器はパイプオルガン
    なので、私の大好きなバッハのことが多く出てくるし、パイプオルガンについて知らないことも多かったので学ぶこともできます

    改めて、音楽の小説って凄いです
    音楽は聴くものだし
    小説は読むものです
    それが合わさると、読んでいるのに聴こえてくるのです

    音楽の小説を読むのが止められない理由は、これです

    パイプオルガンの世界を覗くにはよい本です

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    2023年12月17日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    とびきり面白いと思える作品はなかったけど、
    【名探偵名前が適当】は面白かった。
    毎年春と秋に出るこの本、色々楽しめておすすめ

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    2023年11月15日
  • 銀色の国

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    テーマは自殺。
    自殺したい人、自殺を止めたい人、人に自殺するように仕向けてしまう人。
    自分の居場所がないと死にたくなってしまう。
    監禁して洗脳してそこに居場所を作って出ていかないようにする。なんでそうなってしまったのかががわかりやすくかいてある。
    死にたい人を救うのは難しいが勉強して事業を立ち上げて立ちむかってる人もいる。時間はかかるが丁寧に人に向き合う姿がすごい。

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    2023年07月09日
  • 風を彩る怪物

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    読みごたえのある一冊でした。
    パイプオルガンという、あまり描かれない舞台のお話だと思うので、とても新鮮であり、作者の題材に対するセンスの良さを感じました。
    随所にオルガンと「風」を例える場面があり、表現が秀逸だなぁと。
    ただ聴くだけ、見るだけだった楽器が、その裏側を覗いてみたくなるような、触れてみたくなるような、そんな気持ちになった一冊でした。

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    2023年05月31日
  • 風を彩る怪物

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    うーん、オルガンにはとても興味が湧き、音や作成途中など面白いのだけど、物語全体としては好みではなかった。

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    2023年05月01日
  • 銀色の国

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    ネタバレ

    自殺をほう助する地下VRゲームによる集団自殺が目論まれ、自死防止のNPO法人主催の主人公たちがそれを食い止めようとする物語。

    前半の地下ゲームに絡んだ謎の多い展開と、主人公たちの人間模様の描写がスリリングで次の展開が待ち遠しく、さすがは逸木裕と思わせる展開。

    しかし後半何故か失速。謎解きはなく、犯人も中途半端なところで退場、主人公を取り巻く友人や仕事のパートナー、主人公側につくVRゲーム被害者の扱いも持て余してる感があり。

    使い時を誤って持ち続けているアイテムをガチャガチャさせながら走っているようなもたついた展開だから、クライマックスもいまいち盛り上がらず、どうした逸木裕?って感じのちょ

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    2023年04月20日
  • 少女は夜を綴らない

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    正しくあることが最重要だけど、それだけでは解決出来ない問題もあることを、狭い世界でもがきながら教えてくれる青春小説のように感じました。

    「外法を使わないとどうしようもない問題だって、あるでしょう」

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    2023年03月12日
  • 虹を待つ彼女

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    主人公の思想が気持ち悪い・・・。
    昔の偉人と話してみたい思いはあるので、
    このアイデアはいつか実現してほしいです。

    「人間は多彩だ。虹のように」

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    2023年01月03日
  • 星空の16進数

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    ネタバレ

    2022年に読んだ本の整理を兼ねて。

    二人の女性視点で展開。
    タイトルについて色彩計画に関係するものの、マンセル表色系とは異なる指標で新鮮でした。
    みどりさんは、独特な性格。別の本で高校生時代で登場されてるみたいなので、文庫化されたら読もうと思います。

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    2022年12月24日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    AIの発展に侵蝕される音楽業界で生きる人たちの物語。
    近い未来同じような変化がいろいろな文化や職業に起こるのだろう。最近も「昭和レトロ」ブームがあったように、いかに便利な時代になっても、旧き良き、人が創り出したものを愛する気持ちは、必ずや多くの人の心のなかにあり続けると思う。
    自分もいつまでもそういうものを好きでい続けたい。

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    2022年11月23日
  • 星空の16進数

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    エンターテイメントサスペンスミステリーですね。
    この小説には主人公が二人います。
    十七才の藍葉、母親との関係がねじれて高校を中退してウェブデザイナーの仕事して一人住まいをしている。
    もう一人は森田みどり、育休中の私立探偵。
    藍葉のもとにみどりが顧客から依頼で奇妙な案件を抱えて訪ねて来ることから物語は始まる。
    藍葉は六歳の時に誘拐事件に捲き込まれる過去のトラウマを抱えている。天才的な色彩感覚を持つ少女。対人関係を築けない性格の持ち主。
    みどりは育休中だが、探偵業に執着心を持つ危険を省みず事件解明に猪突猛進してしまう性格の持ち主。
    物語事態は藍葉の依頼でみどりが人探しをするというもの。
    それぞれの

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    2022年09月23日