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Posted by ブクログ 2022年06月08日
クセがスゴい。恐るべし逸木裕。どの作品を読んでもそこには新しい概念との出会いがある。今回は「加害恐怖」とな。もしかしたら拒否反応を示す人もいるかもな異色な設定満載で進むこの物語、僕は夢中になって読んだ。初めから最後まで、巧みな構成と文章力が飽きさせない。本当にすごいと思う。
それにしてもクセがスゴい...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月31日
買ってから8時間もしないうちに読み終わってしまった。
愛読家(?)の人からするとこれは思われるか分からないが高校を卒業し2年半も小説に触れてこなかった私からするととても珍しい事だし驚いた。
小説を読んでいると中盤で空きが出てくるがこの本に関してはそれを感じなかった。
たくさんの本を読んできた訳...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月05日
学園ミステリー。
やや御都合主義的展開が多くて(キャラの性格がゲームっぽいし、イベントが重なりすぎ)途中で若干辟易しつつも、ストーリー展開は面白くて、後半は疾走感を感じる作品。きちんと全ての伏線を拾っているので、読後感はよい。
けどやはり、ここまでひどい状態に中学生がなるかなぁ?とは思ってしまって...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月23日
内容(「BOOK」データベースより)
「人を傷つけてしまうのではないか」という強迫観念に囚われている中学3年生の理子。身近な人間の殺人計画を「夜の日記」に綴ることで心をなだめ、どうにか学校生活を送っている。そんな理子の前に、彼女の秘密を知るという少年・悠人が現れる。暴かれたくなければ父親の殺害を手伝...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月26日
イヤミスは読んでいてツラい。この本の主人公のような、状況から不幸の境遇に追い込まれていくだけでなく、自らの行動でも不幸の側へあえて進んでいくようなストーリーは、特にツラい。
心の中の澱みがどんどん積み重なってしんどくなる。まぁ、それがイヤミスの醍醐味と言えばそうなんだけど、読み終わったらズンと疲労...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月15日
心に闇をもつ女子中生。
いつか人を傷つけてしまうのではと、暴露療法として殺人日記を書いていたのだか、そこに書いたやり方と同じ方法で殺人事件が発生した。自分がやったのか?
怪しい行動をする兄、病気を理由に家事を放棄している母、姉を殺した事をばらすと言い寄ってきた小学校時代の友人の弟。
不幸な登場人物...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年07月13日
柱となる話は、友達の父親の殺人計画ですが、その他にも次々と話が色んな方向へと展開していき、予想がつかない展開に凄さを感じました。着地点はどこへ?と終始考えながら、読んでいました。
雰囲気としては、最初貴志祐介さんの「青の炎」を感じさせたのですが、読み進めるほど違った雰囲気を放っていました。「青の炎...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月06日
先が気になって一気読み。
中学生の二人がどうにもならない現実でもがくさま。大人の存在がまだ必要で一人で生きていくには難しい年齢。自分の正直な気持ちを言えない、自分は人を傷つけてしまうかもしれないという強迫観念、絶対に人には見せられないものを抱えて苦しむ理子。兄の疑惑、母親の存在、学校での出来事、抱え...続きを読む
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