與那覇潤のレビュー一覧

  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    内容は難しかったが、自分になかった視点を得られる本だった。
    しばらくたったら読み直してみようかな…
    わからない話が多かった

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    2024年06月11日
  • ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ

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    ボードゲームは好きで色々とやったし、そう言うサイトや動画見るのも好きなのだが、この本はあんまり面白いと感じなかったな。

    何でやろ。

    主題がでかいからかな。
    やや特殊な環境を前提に話している感じだし、ゲームの紹介は下手、というかゲームの紹介をしてるのが経済学者だったり文化人類学者だったり、もう、ゲームのリプレイ感どころか説明ですらなく、意義を言われても。

    つまるところ、ゲームの楽しさや、面白さを伝える本ではないのだろう。

    ゲームやってる人は面白いから、やる。
    その結果、コミュニケーションが出来たり、色々効用はあるだろう。

    この本は、それを外から評論してる感じだった。

    ゲームに興味があ

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    2024年06月05日
  • ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ

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    ボードゲームの楽しさが伝わってきた
    やってみようかなと ふと思う
    小さい頃は よくやったな (テレビゲームがなかった世代 なので)
    今はこんなに 進化しているとは思わなかった
    また いろんな種類の ゲームがあり みんなで集まって コミュニケーションを取りながら 楽しくやるのは とても良さそうだ
    代表的なものが 6つほど紹介されているので 参考になる
    攻略法は 映像を見た方が分かりやすそうだ

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    2024年05月30日
  • 平成史―昨日の世界のすべて

    購入済み

    マルクス主義と昭和天皇の死とともに始まった平成という時代という手出しは大局的だけどそれ故のワクワク感を感じましたが、肝心の中身は政治・経済・文化と多岐にわたり、著者の博覧強記ぶりには驚嘆しつつも、僕の頭ではそれぞれの事象の繋がりが見えてこず十全に理解したとは言い難い。
    後半にいくにつれて社会やアカデミアへのルサンチマンっぽくなっていっているのは少々辟易しましたが平成を振り返るには良い本なんじゃないかなとは思います。

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    2024年08月17日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    トッドさんが好きなので買いました。以下引用ではないのですが、
    「第一次世界大戦、第二次世界大戦と現在起きている紛争は違う。前者は人口が増え、成長している世界で起きた。現在は衰退国の戦争である。本質的に全然違うものである。現在は国民の意思と乖離し、政府が戦争をしている。」
    納得。だからどうなる、というところまでは落とし込めていません。歴史学者のトッドさんでさえも未知の領域なのである。そのうち考えをまとめてくれないかな。

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    2024年02月05日
  • ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ

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    『ボードゲームで社会が変わる」
    評論家の與那覇潤さんは存じ上げなかったが、小野さんはブログも読んでるし声も顔もよく知っている。対談部分は與那覇さんを自分を重ねて、大先輩の小野さんに教えてもらっている感覚で読んだ。

    ボードゲームをゲストと遊ぶ章では近現代史研究科の辻田真佐憲さんや国際政治学者の三牧聖子さんなどラジオやYouTubeで見知った方が出ているので、そんな人たちがボードゲームを遊ぶなんてという驚きと嬉しさがあった。軍事に詳しい辻田さんによる主計将校解説は熱かった。フェルトのドラゴンイヤーは実際の中国の歴史を考えると緩いというのも面白い。

    本のタイトルからボードゲームが何かの役に立つと

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    2024年01月14日
  • ボードゲームで社会が変わる 遊戯するケアへ

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    この本「ボードゲームで社会が変わる」は、ボードゲームが社会に与える影響についての深い洞察を提供します。デジタルゲームとの違い、ドイツとアメリカのボードゲームスタイルの対比、そして著者がうつ病の回復過程でボードゲームが果たした役割など、多岐にわたる興味深いポイントが紹介されています。さらに、6人の寄稿者による歴史や国際政治に関連するボードゲームのプレイレポートは特に注目に値します。この本は、ボードゲームを単なる遊びではなく、個人の属性や能力の違いを超えた共存のための手段として捉え、新たな視点を提供しています。読んでいて、ボードゲームのもつ社会的な価値や可能性に改めて気づかされました。

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    2023年12月08日
  • 知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版

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    感想
    アイデンティティを支える知性。脆くも崩れ去っていく。しかし身体は死んでいない。感覚に耳を傾けることで自分を再発見する。もう一度歩く。

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    2023年10月23日
  • 2035年の世界地図 失われる民主主義 破裂する資本主義

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    海外の有識者2人への個別インタビューに対して、国内の有識者2人が討論するという面白い構成。
    各国のコロナ対策の是非、ロシアのウクライナ侵攻に対するスタンスなど、インタビューを掘り下げていくと、有識者によって意見の食い違いがあることが分かり、国籍や立場によって複雑な事情があることを理解した。
    SNSやデジタル技術によって、人々が「単純化」された理論への志向が強くなり、少しでも異質なモノを見つけ次第排除しようとする傾向は、私自身も含め危惧している。リアルの交流が減ると、ついつい異質な他者を排除できるからだ。ただし、同じ価値観を共有できるほど、社会が単純ではない。
    人間は不確実で不完全な生き物。理解

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    2023年10月05日
  • 歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの

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    執拗にコロナ対応の政策を批判しているが、日本で感染拡大が海外より深刻にならなかった理由は、科学的には明らかになっていないはず。
    であれば、慎重に対応することが必要であったのではないか。
    当然ながら、自粛という無責任な対策は非常に問題であるが、ワクチンが行き渡るまでは、人流を抑えるしか感染拡大を抑える手段はなかったことは明らかである。

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    2023年09月27日
  • 過剰可視化社会 「見えすぎる」時代をどう生きるか

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    点だけでものをみる、理解しやすいものだけを取り入れる•••世の仕組みがそうさせるのだが、それに取り憑かれ主体性のない生き方をするのは人間らしくない。
    過去からの時間軸を意識し、その背景を慮ること、良いも悪いも人間らしさをしっかり認識する事が重要との主張であった。
    マインドフルネス的に意識したい内容。

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    2023年09月27日
  • 「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人

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    中国のような皇帝がルールを決めて統治する社会ではなく、欧米のような法治国家でもなく。日本は江戸時代から続く村社会で課題を解決する仕組みが今も根付いている。
    専門家の2人の先生の対談で、お互いに一定の知識レベルがある前提で話をあちこちに展開されるので、正直なところ読みにくい。内容は詰まっているので、完全に自分のレベルが低いのですが。

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    2023年06月12日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    少し難しくて理解できない内容も多かったが、
    当たり前に受け入れていたことに鋭いツッコミがはいりはっとさせられた。

    アドラー心理学はマッチョイズムで弱っている人にはしんどい内容だとか、

    電通女性社員の自殺については、
    長時間労働ばかりが論点になるけど、あれくらいの労働時間は昭和的な会社だとそこまで珍しくなく、それよりも働いた甲斐を与えられていなかったことの方が問題として大きいのでは?

    ダイバーシティといっても女性やLGBTなど平均的な機能を持つ人にフォーカスして、アルコール中毒者やホームレスなどについてはその枠から外している、

    など。

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    2023年04月22日
  • 平成史―昨日の世界のすべて

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    平成史と銘打たれてはいるが、扱う分野は論壇、政治、サブカルの3つに限られるので、そこに興味のない読者はひょっとしたら置いてきぼりにされるかもしれない。特にその年の物故者の思想を世相に絡めて論じるスタイルは、これだけ続けて読まされると、亡くなるタイミングという単なる偶然を無理やりこじつけているように感じられ、どうにも白けてしまった。
    平成は歴史が無効になった時代との認識は部分的には理解するが、であればまさにこうした文系趣味の語り口こそ、どうでもいいものとして真っ先に遺棄されるだろう事も付言しておきたい。

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    2023年03月10日
  • 心を病んだらいけないの?―うつ病社会の処方箋―(新潮選書)

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    かなり難しい対談本に思えた。読み通してみると、あちらこちらに考え方のヒントがあるのはわかるのだが、全体として、何かの理論的な物を習得できたかと言うと、そんなことにはならなかった。うつ病から回復した研究者と精神科医の対談は、かなり、興味深いことは確かだ。

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    2023年01月10日
  • 知性は死なない 平成の鬱をこえて 増補版

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     本書は、大学で研究者だった著者が「うつ」になり、苦しみながら治療、リハビリを経て回復していくうつに関するパートと、うつから回復していく過程で、知性とは何なのかを具体例を通して再確認していくパートから成る。

     2つのパートが混在していて、決して読みやすくはないが、著者が考えながら回復していく過程そのものが本書の構成ということになるのだろう。

     大学の実態がここに描かれているようなものであるのか、大学も組織であり、特に予算と学生数という縛りがある以上、ある意味では悪いところが集約的に現れているのかもしれない。絶望的と言いたくなるが、光明はあるのだろうか。

     

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    2022年02月14日
  • 歴史なき時代に 私たちが失ったもの 取り戻すもの

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    社会に対する視点はまず中庸ではあると感じた。

    ただ躁状態にある時の独善性と鬱状態にある時のぼやきには辟易する。YouTubeの配信等なら聞く気も起こるかもしれないが、今後も独善とぼやきが随所に出てくるのであればその著書を読むのはつらい。病状次第だとは思うが。

    後他の方も書かれているが、書評は掛け値なしにいい。読み返すのは書評かな。

    谷島屋書店本店にて購入。

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    2021年10月03日
  • 中国化する日本 増補版 日中「文明の衝突」一千年史

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    今までの世界史の見方に反駁を与える本。著者は、欧米より早く中国が宋時代以降にグローバル化していることに注目し、日本の歴史あ、中国化か反中国化の対立の歴史であったと主張する。

    正直、中身の妥当性は分からなかった。

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    2016年01月17日
  • 「日本史」の終わり 変わる世界、変われない日本人

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    「日本人とは何か」について、2人の作家がとことん語る一冊。

    言ってることは(特に池田信夫のブログを日ごろから呼んでれば)充分頷ける内容なのだけど、何せ対談形式なので話がダッチロールして中々進まない。
    対談よりもむしろ2人の共著形式の方が良かったのでは?

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    2015年03月28日
  • 中国化する日本 増補版 日中「文明の衝突」一千年史

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    鼻につく物言いは多いが、なかなかに興味深い本である。

    江戸時代的構造と中国的構造の対立で
    日本史を読み直すといった内容となっている。

    政治と経済がワンセットにしたパッケージとして
    江戸時代的構造と中国的構造があげられているが
    はっきり言って、江戸時代的構造の不利は否めない。

    いまだに日本がそれを引きずっているのは
    そういう文化としてしっかり構築していたためで、
    流出入が激しくなる現代において、足枷にしかなり得ない。
    という訳で遅かれ早かれ中国化していくでしょう。

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    2015年01月10日