與那覇潤のレビュー一覧
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ボードゲームは好きで色々とやったし、そう言うサイトや動画見るのも好きなのだが、この本はあんまり面白いと感じなかったな。
何でやろ。
主題がでかいからかな。
やや特殊な環境を前提に話している感じだし、ゲームの紹介は下手、というかゲームの紹介をしてるのが経済学者だったり文化人類学者だったり、もう、ゲームのリプレイ感どころか説明ですらなく、意義を言われても。
つまるところ、ゲームの楽しさや、面白さを伝える本ではないのだろう。
ゲームやってる人は面白いから、やる。
その結果、コミュニケーションが出来たり、色々効用はあるだろう。
この本は、それを外から評論してる感じだった。
ゲームに興味があ -
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購入済み
マルクス主義と昭和天皇の死とともに始まった平成という時代という手出しは大局的だけどそれ故のワクワク感を感じましたが、肝心の中身は政治・経済・文化と多岐にわたり、著者の博覧強記ぶりには驚嘆しつつも、僕の頭ではそれぞれの事象の繋がりが見えてこず十全に理解したとは言い難い。
後半にいくにつれて社会やアカデミアへのルサンチマンっぽくなっていっているのは少々辟易しましたが平成を振り返るには良い本なんじゃないかなとは思います。 -
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Posted by ブクログ
『ボードゲームで社会が変わる」
評論家の與那覇潤さんは存じ上げなかったが、小野さんはブログも読んでるし声も顔もよく知っている。対談部分は與那覇さんを自分を重ねて、大先輩の小野さんに教えてもらっている感覚で読んだ。
ボードゲームをゲストと遊ぶ章では近現代史研究科の辻田真佐憲さんや国際政治学者の三牧聖子さんなどラジオやYouTubeで見知った方が出ているので、そんな人たちがボードゲームを遊ぶなんてという驚きと嬉しさがあった。軍事に詳しい辻田さんによる主計将校解説は熱かった。フェルトのドラゴンイヤーは実際の中国の歴史を考えると緩いというのも面白い。
本のタイトルからボードゲームが何かの役に立つと -
Posted by ブクログ
この本「ボードゲームで社会が変わる」は、ボードゲームが社会に与える影響についての深い洞察を提供します。デジタルゲームとの違い、ドイツとアメリカのボードゲームスタイルの対比、そして著者がうつ病の回復過程でボードゲームが果たした役割など、多岐にわたる興味深いポイントが紹介されています。さらに、6人の寄稿者による歴史や国際政治に関連するボードゲームのプレイレポートは特に注目に値します。この本は、ボードゲームを単なる遊びではなく、個人の属性や能力の違いを超えた共存のための手段として捉え、新たな視点を提供しています。読んでいて、ボードゲームのもつ社会的な価値や可能性に改めて気づかされました。
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海外の有識者2人への個別インタビューに対して、国内の有識者2人が討論するという面白い構成。
各国のコロナ対策の是非、ロシアのウクライナ侵攻に対するスタンスなど、インタビューを掘り下げていくと、有識者によって意見の食い違いがあることが分かり、国籍や立場によって複雑な事情があることを理解した。
SNSやデジタル技術によって、人々が「単純化」された理論への志向が強くなり、少しでも異質なモノを見つけ次第排除しようとする傾向は、私自身も含め危惧している。リアルの交流が減ると、ついつい異質な他者を排除できるからだ。ただし、同じ価値観を共有できるほど、社会が単純ではない。
人間は不確実で不完全な生き物。理解 -
Posted by ブクログ
本書は、大学で研究者だった著者が「うつ」になり、苦しみながら治療、リハビリを経て回復していくうつに関するパートと、うつから回復していく過程で、知性とは何なのかを具体例を通して再確認していくパートから成る。
2つのパートが混在していて、決して読みやすくはないが、著者が考えながら回復していく過程そのものが本書の構成ということになるのだろう。
大学の実態がここに描かれているようなものであるのか、大学も組織であり、特に予算と学生数という縛りがある以上、ある意味では悪いところが集約的に現れているのかもしれない。絶望的と言いたくなるが、光明はあるのだろうか。