渡辺和子のレビュー一覧
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「誰かの役に立ちたい」「人にやさしくしたい」―そう思いながらも、人につらくあたったり、逆に不用意なひとことに傷つけられたり、心穏やかに過ごせない日があります。
本書は、あらゆる局面に出遭った時、すべてを受容し、自分を、人を愛するために必要な心のあり方を示しています。
心ふさぐ日や人生に迷う日も、「ありのままの自分」を認め、毎日を“自分らしく”生きるための指針となる日々の言葉。
「小さなこと一つ一つに愛を込めていこう」「真に自分を愛するとは弱くもろく欠点だらけの自分をそのまま受け入れること」「今を全力で生きれば、その結果は次の今に繋がっていく」「真に愛するとは相手を自由にすること」などカレンダ -
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人生は「こんなはずではなかった」の連続。しかし、たとえ傷つき疲れても、しなやかに乗り越えて生きる秘訣を綴った珠玉のエッセイ集。
9歳のとき2・26事件に遭遇し目の前で父を失い、母の反対を押し切ってキリスト教に入信し修道院に入った……
「こんなはずではなかった」ということの一つ一つをしっかり受け止め、ほほえんで対処するすべを、勝気でわがままだった自分がどのように身につけていったのか――。
本書は、心のもち方を変え、日常の困難を乗り越えるヒントを、ノートルダム清心学園理事長であるシスターが、折に触れて綴った珠玉のエッセイ集。
▼◎よい人生とは、決して苦しみが少ない人生ではなく、苦しみを「苦しみでな -
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わかりやすく、よみやすい、優しい気持ちになれる
岡山のノートルダム清心女子大学の理事長を務めた渡辺和子の書
宗教的な言葉も多いが、その中に普遍的で心の残るひとことも多い
気になる言葉は以下です。
・他人にすぐれようと思うな 他人とちがった人間になれ
・私は、私の世界を生きればいい
・学歴や職歴よりもたいせつなのは、「苦歴」 これまで乗り越えてきた数々の苦しみ、気がつけば、それらは経験という宝になっている
・言っていることと、行動が一致することが大事
・思うままにならないのが当たり前。苦しまなかったら人は成長しない。
・あなたはあなたでいいのよ
・人は一人で生まれ、一人で死んでいかなければ -
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心に残ったことばがいくつかある。
①愛されるより愛すること②癒やされるより癒やすこと③理解されるより理解すること④置かれた場所で咲くこと⑤微笑むことで物事がうまくいく⑥時間を使うとは命を使うこと⑦まず、自分を愛すること
素晴らしいことばを残してくださった著者でも、修道院に入る前ある人に恋をしその人が他の女性に優しくしたり、話しかけたりすることにひどく嫉妬したそうだ。そしてまた真の友情を築けなかったと書かれている。
この神に近い思われる著者でさえ嫉妬し真の友情を築けなかったという私や他の人々が悩むのと同様の経験をされていることにほっとする。 -
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ベストセラー『置かれた場所で咲きなさい』より、こちらのほうが、しっくりくる言葉が詰まっているように思う。
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倒れてもいいのです。それは少しも恥ずかしいことではなく、立ち上がろうとしないことが問題なのです。倒れたおかげで、その痛みを知ることもできるのですから、倒れる度に、何かを掴んで立ち上がりましょう。それが「人間らしく生きる」ということなのです。
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"優しさ"は、"強さ"からしか生まれない
環境の奴隷でなく、環境の主であろうとする主体性が、優しさを生み出す源泉。
ものごとに