あらすじ
たった一度の人生を輝かせたい。そう願いながらも、せっかくの一日をつまらなく過ごしてしまうことがあります。本書は、心が晴れない時や生き方に迷う時、「自分らしさ」を見失わないための人生論です。一人格としての「わたし」と成長、他人を理解するということ、人間の尊さ、“当たり前”を輝かせることを知る「力としての愛」、自由と責任……など、ノートルダム清心女子大学で30年以上続く名講義「人格論」を完全収録した貴重な一冊。シスター渡辺の、おだやかで凛とした言葉にきっと励まされます。科学や技術の発達によって人間に取って替わるものが発明され、痛ましい事件があとを絶たない「今」こそ、人間の尊厳や愛について深く考えるべき時なのでしょう。この本は、あなたの心の「現代の忘れ物」を思い出させてくれるはずです。生きる意味を見直したい人、新しい気持ちで明日を迎えたい人におすすめします。『人間としてどう生きるか』を改題。
【渡辺和子 先行配信作品(2012/12/10より1ヵ月間)】
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Posted by ブクログ
気持ちを落ち着かせたい時に何回も読んでいる。
自分では考えもしなかったことを、導いてくれて尚且つストンと心に落ちるから読みやすいと思う。
キリスト教の精神も入っているからか、初めての考え方にもあったけど、総じてすごくいい本だと思いました。
Posted by ブクログ
とても冷静に事象を見つめられているお方だと思いましな。それでいて、仏教、キリスト教の大切なところがよく分かりました。与えてもらうのではなく与える、愛されたいのではなく愛する、素敵な生き方だと思います。
Posted by ブクログ
程度ではなくて、そういうことはしないんだという信念をもって生きる。
ーこれは私のこれからの指針となる言葉となった。
愛とは、決意である。
ー愛は、突然生まれるものではないのだ。育んでいくものであり、いかなる時でも愛するのだと決意をすることである。その覚悟がなければ、決意を示していく強さがなければ、人を愛し続けることはできない。
Posted by ブクログ
ノートルダム清心女子大で長年人気講座だった「人格論」を1冊にまとめたもの。難解な言葉の定義から入って、学生に理解できるよう著者の言葉で解説を加え、経験からその意味するところを説いていく形式の授業で、かつ、著者の願い、そして受講者が自分の心に問いかける内容が多分に含まれています。大学時代に一度聴きたかったです。
Posted by ブクログ
ノートルダム清心の教授、渡辺和子さんの著書。
岡大時代に課題図書で読んだけど、人として大切なことを教えてくれます。
好きな箇所は、「人間にとって大切なことは程度で生きるかどうかではなくて、信念で生きること」
これくらいでいいや〜とか思いがちじゃけど、
これくらいやると自分の信念と筋が通る、を目指すと自然と頑張って生きることにつながるのかなと学び。
今で言うと、家事とか。
教育者にとって、どんな信念をもって接するか。
自分の信念との相違で子は成長するのだといいきかせていきたい。
Posted by ブクログ
人生の一番終わりに大切なのは、例えば成果が10か4かということではなくて、始めにあったのもをどれだけにまで増やしたかであるという記述がありました。
私は、人と比べて圧倒的に負けていると思うと、強い劣等感が生まれ、努力する気にもなれないときがありますが、上記を読んで、非常に楽になりました。この先の人生、自分なりに頑張ってみようと思いました。
Posted by ブクログ
・私の生活を今日まで築いてきたのはほかならない私だ
・なんのために生きるかという目的を持つことによって、生きる道が拓けてくる
・価値がないとしか思えないものに価値を与えていく、生み出していくことはより創造的なもの
・変えられないものを受け入れる、変えられるものは変える、その両者を見分ける英知
・愛は与えられるものではなく育てるもの
・情けだけでは必ずしも相手を伸ばすことにはならない
・やり直しのきかない人生だという感覚で生きること
・同じような経験はしても、全く同じ経験はない
・制限を受けることは優先すべきものを選ばせる