吉野朔実のレビュー一覧

  • period 2

    ネタバレ 購入済み

    壮絶

    父親の病気療養のため、自宅を売りに出し、施設に入ることになったハルとヨキ。
    そこで壮絶ないじめを受ける。
    ただ、教師の虐待からのヤクザの報復はちょっとあり得ない気がするw

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    2022年06月01日
  • period 5

    ネタバレ 購入済み

    完結

    長らく休載されてましたがIKKI廃刊に伴いやっと完結しました。
    ヨキの見える設定はよくわからなかったけど、ずっと居場所を求めてきたハルが家を作りたい、帰る場所を作りたいと思うのは自然なことなのかもしれない。
    光国の人を殺さないために幸せになるという考え方もいいなと思った。

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    2022年05月02日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 1

    購入済み

    初読から三十余年経ての再読。若いころ感じたラストへの流れのモヤモヤを、今はどう受け取るかと思いつつ読みました。ミナトの悲しみ、苦しさ、絶望といったものはより強く迫ってきました。その分蛍には毅然として撥ね退けてほしかった。もしかしたらそれがミナトの救いになったかもしれないと思うから…だからやっぱり納得したくない気持ちは残るのだけれど、そうなるしかなかった哀しさも、今はわかる気がします。読み手、少しは大人になったかな。30年前と変わらないのは、「下田さん素敵」。夜貴子、見る目はあるよ!

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    2022年04月03日
  • period 5

    終わり方が唐突な…

    驚きました。
    健全な部分が伸びて。
    人は生きる為に努力するから、恨みだけではなく、受け入れ、努力して、、

    幸せになることを選択するという台詞が良かった。

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    2022年01月16日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    亡くなる前も亡くなってからも、ずっと吉野先生のファンです。
    過去の作品のまとめですが、それらも購入していました。
    自分も読んだことのある本、自分の好きな作家、全く知らない作品など、たくさん網羅されていて、そこから次の本を選んだり、今も活用中…
    先生の作品に漂うあの静かな佇まいに惹かれ、憧れていますが、全く近づかない…
    でも、これからもこの本を読み続け、先生を追いかけていくことになりそうです。

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    2021年12月29日
  • 記憶の技法

    購入済み

    う~ん。

    何か一冊の推理小説を読み終えたような気がする本でした。この作者の絵も内容も秀逸で、読み終えた時、唸ってしまいました。神さまが人間に忘れやすい何か?力?を与えて下さらなければ生きられない存在だということも考えさせられた作品でした! 

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    2021年08月21日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本の雑誌の広告欄で本作の存在を知り、読んでみることに。直接的に各書籍を紹介するのではなく、同作にちなんだエピソードから、間接的に言及するという手法。又吉のブックガイドみたいな感じ。それもあってか、本作を読んで手に取りたくなった、という作品はほとんどなし。でもま、純粋に漫画を楽しませてもらったんで、そこは良し。

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    2020年12月01日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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     本好きで知られる吉野朔実さんが、本の雑誌に連載していたエッセイをまとめたもの。
     いろいろな本が紹介されるのかと思いきや、本が好きな吉野朔実さんの本にまつわる日常。本が当たり前にある日常が楽しい。
     そして、「その本を好きな人だけでは無くて、嫌いな人も合わせていろいろな視点を聞いてみたい」という言葉があり、なんだかしみじみする。

     そうしてこのエッセイの最初のほうの欲しい本があったら書店を巡る、人に探して貰うから、後半のネット書店で買う流れがあまりにも自然に変わることに驚く。確かに昔は、本を得たければ外に出なければならなかったのだ。

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    2018年01月31日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 2

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    中盤にある前後編のだけ首を捻ったけれど、前の巻に引き続き秀逸な作品集。誰でもそう言うだろうけれど、ハルタと司がいいです。最後の2話が好き。

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    2017年08月19日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本当に本大好きだった吉野さん。
    残念だなあ、デビッドボウイの死を驚いていた吉野さん自身が亡くなってしまうなんて。

    厚くて寝ながら読むのは大変だったよ吉野さん。

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    2016年12月09日
  • お母さんは「赤毛のアン」が大好き

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    故吉野朔実さんの母上様と、我が母親は非常に似ている。母と暮らした26年間を複雑な感情で振り返るほど、似ている。母も『赤毛のアン』が大好き、だけど数年前に終活だとあっさり処分した。母にとって物を溜め込む、とり置くことは罪悪かの如く物を持たない人である。だから子供の時のおもちゃも服も気が付けば消えていた。ただ父管轄下の書籍だけは魔の手から逃れられた(笑)そしてあの現実主義的性格で定年まで看護師を勤め上げたという・・・。ある意味天職だったのかな・・・・。
    母のことは全て過去形で書いているが、まだ健在であることを書き記しておく(笑)

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    2016年10月05日
  • period 5

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    もうこれで吉野朔実さんの漫画は
    読めないのかなぁ。と思いながら。

    たまにでいいから描いて欲しいです。

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    2014年12月11日
  • period 5

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    20141130
    面白かったー
    ようやく完結。
    インターバルが長くて忘れがちだったけど気づいてよかった。
    悟ったこどもが成長していくところの歪みたいなものが淡々と描かれて怖いような優しいような。
    本を読み続けた理由がなるほどって。

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    2014年11月30日
  • エキセントリクス〔文庫版〕 1

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    記憶喪失のお話……かな。二重人格か。
    うーん、記憶がその人を形づくるとすると、記憶がなくなるとその人ではなくなるのか?

    それから、双子が出て来ます。
    こっちは、2人ともが、2人いるけれども同じ人物だと主張します。
    記憶が一緒ならば、経験が違っていても、同一人物だといえるのか?

    混乱を愛してということは、自分を全部うけいれということなんでしょうか。

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    2014年11月19日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 3

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    「六月」は、怖い話だな。
    でも、まあ、そういったことにはまっていくタイプではないので、大丈夫か…。それなりの資質が必要だから。

    「お姫様の事情」は、こんな感じあったよな~と思いながら読みました。
    まあ、簡単にしていこうと思っても、なかなかそういうわけにはいかない。けっこうそれが好意から出ていたりするとストレスだったりします。

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    2014年04月02日
  • 瞳子(とうこ)

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    「年齢を重ねると少しずつ人生の謎は解けてきますが、だからといって不安が無くなるわけではないし、情緒が安定するわけでもありません。」
    「今日は昨日の続きじゃない、だから、明日も今日の続きじゃない」

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    2014年03月29日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 1

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    「人は幸福になる義務がある。」

    これは、とてもいい言葉だ。

    森依のいう「恋愛的瞬間」というのは、今ひとつよくわからないけど、恋愛そのものではなくて、その刹那、刹那に幸福感があるというのなら、なんとなく理解できる気がします。

    結局、人が納得する形が「しあわせ」ではなくて、自分が(または自分たちが)、納得する瞬間が「しあわせ」なわけです。

    好きな話は、「螺旋の中に住む」です。
    誘拐された女の子の話。実は、わたしのとっては、この話の救いの部分は、付け足しにすぎないのかもしれません。
    でも、それでも、物語の終わった後も、こんな風に、物語が続いていったら、幸福かも。

    含蓄があるなぁと思ったのは

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    2014年01月28日
  • ぼくだけが知っている〔文庫〕 3

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    1〜完。うーむ。濃い。清冽な空気の中にある凛とした強さ、それから厳しさ。でも、ふかふかのマフラーはある。『地球密着型の感性を持った』少年・礼智(@三浦しをん)だけじゃなく、クラスメイトがそれぞれ個性的で強烈。
    吉野朔実のマンガは哲学的だったり詩的だったりななセリフが多い。このマンガも、そこここに気になるセリフ、モノローグがあるのだけれど、ラストの十一のセリフ、「これはぼくの痛みで君のじゃない。そうだろ?」で、以前川上未映子さんがエッセイで同じような事(「みんながしんどくない事とわたしがしんどいのとは関係ないことだ!」的なニュアンスだったような)をゆってたのが印象的だった。

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    2013年12月18日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 2

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    全2巻ということで、これで完結なんですよねぇ。
    なんか、すごいところでお話が終わっています。

    たしかに、「終わり」っていう雰囲気はでているのですが、これ、解決とかそういうことは、一切、されていませんねぇ。

    ただ、人が出会って、変化があって。その変化のみを追っていったという感じです。

    そういう意味では、広がった物語が一点に収束していくような快感は、少ないかもしれません。

    でも、確かに、生きていくってそういうことか?

    という気もします。

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    2013年08月23日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 1

    Posted by ブクログ

    えーと、「いたいけな瞳」を読んで、感想に

    「もしかすると、この人は短編の方が繊細かも。」

    なんて書いたのですが、実は、長編を読んだ記憶というか、どんな作品があったのか、あんまり覚えていない……。

    ということで、本棚から、「ジュリエットの卵」を出して読んでみる。

    すごいフワフワした作風ですが、実は、けっこう悪意にみちているかも……いや、この言い方は、間違っているなぁ。出てくる人は、けっこういい人たちだと思います。

    でも、それを外側から見る作者の目って、すごく厳しいような気がする。厳しいというか、突き放している?
    ちょっと、これも違う気がするが……。

    えーと、例えば、わたしは、苫子さん

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    2013年07月31日