吉野朔実のレビュー一覧

  • ぼくだけが知っている〔文庫〕 3

    購入済み

    もう少し知りたい

    終盤に突然出てきた十一との話があって完結。
    もう少しいろんなお話読みたかったな〜赤ちゃん誕生したらどうなるのか、佐藤は結局らいちの事どう思ってたのか、、

    らいちパパは正直全然好きになれない。笑
    自分が母になってるのもあるだろうけど。

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    2025年07月14日
  • お母さんは「赤毛のアン」が大好き

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     タイトルから推測して、読む前は、内容全てが、吉野さんのお母さんのエピソードで構成されているのかと思い込んでいたので、最初こそ戸惑ったものの、読んでいく内に、その懸念は気持ち良く払拭されていった。

     本書は、冒頭の漫画「オースターたち」のみ「ユリイカ(1999.1)」で、他は「本の雑誌(1996.11~99.6)」が初出である、漫画家吉野朔実さんの本の紹介から派生した、コミックエッセイとなっているのだが、彼女の凄いところは、たとえ本のタイトルを知らなくても楽しめるような、エッセイの内容の面白さにあると思う。

     それは、読んでいくにつれて自然と実感させられた、真底、本が好きなんだなという、彼女の本に対する直向きな思いへの共感と、あとがきでも書かれていたように、一人で楽しむよりは皆に投げ掛けることを至上の喜びとする、彼女ならではの人との繋がりを大切にした本の楽しみ方と、あとはやはり、本を通して繋がる家族同士の温かい絆が、とても印象深く、これらで構成された、単なる本の内容紹介に留まらないエンタテインメント性には、これぞ『吉野朔実劇場』なんだと実感させられると共に、そこには、彼女の素の魅力が内包している。

     例えば、シンプルな本に纏わるエピソードにしても、『自分で勝手にストーリーを展開させて、ひとりでぜんぜん違うところに行っちゃって、びっくりする(想像通りの展開であって欲しい訳でもない)』や、いっぱいある中でも、特に大事な本をすぐに持ち出せるような、『もしも袋が実家に2つある』の、「そうそう、分かる、分かる」と思わず肯いてしまう中にもあるチャーミングさが、もっとさばさばした姐御風のイメージを抱いていた私には、意外で面白く、もしも袋は、私もたまに考えるんだけど、実際に行動に移さない時点で、本の愛が足りないなと思う一方で、限られたスペースに何を選ぼうかと考えるのが楽しくて、いつも、そこで完結してしまうんですよね。

     また、皆に投げ掛けるテーマで面白かったのは、『栞(またはスピン)』は、何を使ってどこにどうやって挟むか議論が、人によって、こんなにも変わるのかといった、その人の読書の嗜好性とも結び付いているのが興味深く、もう一つは『私はこれを読み切った自慢』で、これは男女それぞれにあるのが、また面白く、男性編では、私が彼女を知るきっかけとなった歌人の穂村弘さんが、ものすごいイケメンで描かれているけれども、それに反して、読み切らなかった本ばかり挙げている、煮え切らない答えに思わず笑ってしまい(最後には禁じ手)、女性編では、会社員の高泉昌子さんの、「ふ」と、ため息を漏らしながら呟いた、『人はそれぞれ戦う本ていうのに一冊は出会うのよね』と、吉野さん自身のそれに、若さを省みた時のこそばゆい感じが、愛おしさに変わる瞬間を垣間見られたのが、忘れられない。

     さらに、忘れられないといえば、吉野さんの家族との絆も同様で、それは、お父さんの自由な振る舞いに、ああだこうだ言っても感じられた、吉野さんやお母さんの口に出さなくとも分かるような、信頼の伴った愛情であり、そこには皆が読書好きであることが密接に関わっていたことも、更に感動を引き起こしてくれて、改めて本の力を思い知る。

     そして、タイトルからも感じられた、吉野さんのお母さんの、いわゆる普通が一番といったポリシーは、彼女自身の才色兼備で現実主義な一面と似通ったものもあったが、その一方で、吉野さんへの揺るぎない愛情を持っていたことも確かなのが、痛いほどに伝わったのが、『親不孝者』のひと言であり、これは、子どもの頃のエピソードだから関係ないんだと思いつつも、吉野さんの亡くなられた事が、ふと頭に過ってしまい、しんみりとしてしまったが、それだけ吉野さんにとっては、いかにお母さんが好きだったのか、よく分かるエピソードであった。


     本書は、111108さんのレビューにより、出会うことが出来ました。
    ありがとうございます。

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    2024年02月23日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    「本の雑誌」の連載がだいすきだった。
    この作品がなければ、春日先生や穂村さん、入江さんの著作を読むこともなかっただろうなあ。

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    2023年12月20日
  • period 1

    購入済み

    淋しくなる

    父親さえまともな人間であったなら、この兄弟はどれほど幸せな人生を送れただろう・・・
    そう考えずにいられない。
    彼らの強さが、かろうじて不幸という言葉を遠ざけているが、読後にとても淋しい気持ちになった。

    #切ない

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    2022年10月20日
  • 透明人間の失踪

    ネタバレ 購入済み

    短編集

    「霜柱の森」は「記憶の技法」に出てくる怜くんの少年時代が描かれています。
    「透明人間の失踪」は当時はなかなかの衝撃でしたが、マッチングアプリなどで出会う今の人にはあるあるかもしれないです…

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    2022年06月01日
  • period 4

    ネタバレ 購入済み

    養子

    ハルとヨキは脳死した父親の心臓を貰った資産家の宮澤の養子になり不自由のない生活を送るが宮澤の死でまたも養子縁組は解消されてしまう。
    出てくる子供たちがまいらも光国も過酷なんだけど必死に幸せをつかもうとしていて応援したくなる。

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    2022年06月01日
  • period 3

    ネタバレ 購入済み

    転々と

    火災になった施設を出て、叔父と従姉妹のまいらと暮らすことになったハルとヨキ。
    平穏な生活も一瞬だけで、叔父が失踪、父親が脳死、世話してくれることになった叔母の華はハルたちの父を愛していたためショックで自殺っていろいろありすぎw

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    2022年06月01日
  • period 2

    ネタバレ 購入済み

    壮絶

    父親の病気療養のため、自宅を売りに出し、施設に入ることになったハルとヨキ。
    そこで壮絶ないじめを受ける。
    ただ、教師の虐待からのヤクザの報復はちょっとあり得ない気がするw

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    2022年06月01日
  • period 5

    ネタバレ 購入済み

    完結

    長らく休載されてましたがIKKI廃刊に伴いやっと完結しました。
    ヨキの見える設定はよくわからなかったけど、ずっと居場所を求めてきたハルが家を作りたい、帰る場所を作りたいと思うのは自然なことなのかもしれない。
    光国の人を殺さないために幸せになるという考え方もいいなと思った。

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    2022年05月02日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 1

    購入済み

    初読から三十余年経ての再読。若いころ感じたラストへの流れのモヤモヤを、今はどう受け取るかと思いつつ読みました。ミナトの悲しみ、苦しさ、絶望といったものはより強く迫ってきました。その分蛍には毅然として撥ね退けてほしかった。もしかしたらそれがミナトの救いになったかもしれないと思うから…だからやっぱり納得したくない気持ちは残るのだけれど、そうなるしかなかった哀しさも、今はわかる気がします。読み手、少しは大人になったかな。30年前と変わらないのは、「下田さん素敵」。夜貴子、見る目はあるよ!

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    2022年04月03日
  • period 5

    終わり方が唐突な…

    驚きました。
    健全な部分が伸びて。
    人は生きる為に努力するから、恨みだけではなく、受け入れ、努力して、、

    幸せになることを選択するという台詞が良かった。

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    2022年01月16日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    亡くなる前も亡くなってからも、ずっと吉野先生のファンです。
    過去の作品のまとめですが、それらも購入していました。
    自分も読んだことのある本、自分の好きな作家、全く知らない作品など、たくさん網羅されていて、そこから次の本を選んだり、今も活用中…
    先生の作品に漂うあの静かな佇まいに惹かれ、憧れていますが、全く近づかない…
    でも、これからもこの本を読み続け、先生を追いかけていくことになりそうです。

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    2021年12月29日
  • 記憶の技法

    購入済み

    う~ん。

    何か一冊の推理小説を読み終えたような気がする本でした。この作者の絵も内容も秀逸で、読み終えた時、唸ってしまいました。神さまが人間に忘れやすい何か?力?を与えて下さらなければ生きられない存在だということも考えさせられた作品でした! 

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    2021年08月21日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本の雑誌の広告欄で本作の存在を知り、読んでみることに。直接的に各書籍を紹介するのではなく、同作にちなんだエピソードから、間接的に言及するという手法。又吉のブックガイドみたいな感じ。それもあってか、本作を読んで手に取りたくなった、という作品はほとんどなし。でもま、純粋に漫画を楽しませてもらったんで、そこは良し。

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    2020年12月01日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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     本好きで知られる吉野朔実さんが、本の雑誌に連載していたエッセイをまとめたもの。
     いろいろな本が紹介されるのかと思いきや、本が好きな吉野朔実さんの本にまつわる日常。本が当たり前にある日常が楽しい。
     そして、「その本を好きな人だけでは無くて、嫌いな人も合わせていろいろな視点を聞いてみたい」という言葉があり、なんだかしみじみする。

     そうしてこのエッセイの最初のほうの欲しい本があったら書店を巡る、人に探して貰うから、後半のネット書店で買う流れがあまりにも自然に変わることに驚く。確かに昔は、本を得たければ外に出なければならなかったのだ。

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    2018年01月31日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 2

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    中盤にある前後編のだけ首を捻ったけれど、前の巻に引き続き秀逸な作品集。誰でもそう言うだろうけれど、ハルタと司がいいです。最後の2話が好き。

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    2017年08月19日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本当に本大好きだった吉野さん。
    残念だなあ、デビッドボウイの死を驚いていた吉野さん自身が亡くなってしまうなんて。

    厚くて寝ながら読むのは大変だったよ吉野さん。

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    2016年12月09日
  • お母さんは「赤毛のアン」が大好き

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    故吉野朔実さんの母上様と、我が母親は非常に似ている。母と暮らした26年間を複雑な感情で振り返るほど、似ている。母も『赤毛のアン』が大好き、だけど数年前に終活だとあっさり処分した。母にとって物を溜め込む、とり置くことは罪悪かの如く物を持たない人である。だから子供の時のおもちゃも服も気が付けば消えていた。ただ父管轄下の書籍だけは魔の手から逃れられた(笑)そしてあの現実主義的性格で定年まで看護師を勤め上げたという・・・。ある意味天職だったのかな・・・・。
    母のことは全て過去形で書いているが、まだ健在であることを書き記しておく(笑)

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    2016年10月05日
  • period 5

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    もうこれで吉野朔実さんの漫画は
    読めないのかなぁ。と思いながら。

    たまにでいいから描いて欲しいです。

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    2014年12月11日
  • period 5

    Posted by ブクログ

    20141130
    面白かったー
    ようやく完結。
    インターバルが長くて忘れがちだったけど気づいてよかった。
    悟ったこどもが成長していくところの歪みたいなものが淡々と描かれて怖いような優しいような。
    本を読み続けた理由がなるほどって。

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    2014年11月30日