吉野朔実のレビュー一覧

  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本棚に並んでいるだけで、背表紙をさするだけで幸せ。
    吉野さんの本読みと、私の感想は、月とスッポン、でも良いの吉野さんの感想が素敵すぎるだけ、このスッポンは、ずーと一緒にいられると思っていたのに、月が無くなるなんて
    淋しすぎます。

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    2021年08月04日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    『ついでに〝読書〟もひいてみました。すると!! なにっ こ…これによるとわたしのしているのは読書とはいえないってこと!?(中略)こ…これがウワサの"新解さんの謎"か!!』―『〝読書〟の定義/新明解国語辞典・新解さんの謎』

    好きな作家の書評集を何冊か持っている。川上弘美の「大好きな本」とか、堀江敏幸の「本の音」とか、蜂飼耳の「朝毎読」とか。そういう本は、読んでいなかった本への誘いを期待することももちろんあるけれど、大概は作家が本から感じたことがどんな言葉になっているのかに興味があって読んでいる気がする。回りくどいけれど、要は書評として読んでいる訳じゃないってことです。

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    2021年07月01日
  • 新訳 オズの魔法使い

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    オズの魔法使い、柴田元幸さんの新訳。

    オズの魔法使いは、絵本的なイメージがあり、メルヘンチックな幼児向けな話がしていたけど、きちんと小説を読んでみたら、思っていたよりも複雑な話だった。
    小学校中学年以上向けというのもうなづける。

    寓話的な話であることが印象的。
    夢に向かっていたアメリカで書かれた話。

    コンプレックスだらけの弱者たちが協力し助け合うことで未知の世界を開拓し、成功する。

    皆が足りないと思っている能力は、実は皆の中にある。
    経験と自信を得ることで、自分の力に気づき、堂々と振る舞えるようになる。

    カラフルな色の表現。(これは映画版でも大きな効果)

    カンザスは「なにもかも灰色

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    2021年02月20日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    大好きな吉野朔美の読書エッセイコミック、
    実は「悪魔が本とやってくる」のみ入手できずに未読であった。
    今回、作者急遽によって発刊されたのか、
    全作品にボーナストラックを加えた、ファンなら感涙ものの永久保存版の一冊が発刊。

    お陰でシリーズ唯一未読だった「悪魔…」も読む事が出来はしたが、
    悪魔…よりまだまだ続刊が読みたかった。
    本愛に満ち溢れた一冊。

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    2018年05月03日
  • 吉野朔実作品集 いつか緑の花束に

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    辛すぎて購入はできないのだが、最後のネームが収録されていて読みごたえがあった。
    私の中で永遠に、美しい吉野朔美の世界は続く。

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    2018年01月09日
  • 吉野朔実作品集 いつか緑の花束に

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    学生時代に『月下の一群』を読んでから大ファンだった。
    全部の作品を読んだわけではないけれど。
    人間の心の闇を垣間見させる一方で、コミカルなユーモアもあって、大好きだった。
    吉野朔実さんの新しい作品をもう読むことができないのが寂しくてならない。

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    2017年11月19日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 3

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    最後まで良かった〜。最終回の未消化感も逆にかっこいい。大人っぽい漫画だなと思う。ただ何というか、全体的に設定がちょっと盛り気味なんですよね……そこだけ……。

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    2017年08月21日
  • 恋愛的瞬間〔文庫版〕 1

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    <うーん すばらしい…! 思った以上の歯ごたえ!!> 男の子になりながら、女の子になりながら、ヒトの深層心理を大胆にめくり上げてゆく。絵も可愛らしい。第4話「大胆不敵な男」の、舞台劇のような構成が面白かった。

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    2017年08月19日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    斜め読みでも本が好きなら立派な読書?
    おすすめの本は何ですか?
    近頃、本の内容が頭に入ってこない
    スランプ状態なので、いま、面白いと
    思って読めた本は間違いなくおすすめ。

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    2017年04月29日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    シリーズ全巻が文庫になる日を心待ちにしていましたが、まさか一冊にまとまる日が来るとは…。
    分厚くて、巻末には索引もあって、裏表紙にはアンパンそっくりな後ろ姿があって。
    降参です。買わねば。本棚の整理をしなければ。

    一気に読むのがもったいない気がしてちびちび一週間近くかけて読みました。
    にやにや。
    にこにこ。
    ボーナストラック以外は全て読んでいるはずなのに、結構忘れているものなんだなぁと自分の記憶力のいい加減さを再確認。
    こんなに競馬ネタ多かったっけとか…。
    でも、いいんです。
    パラパラと何回も読みたい本ですから。

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    2016年12月18日
  • 吉野朔実作品集 いつか緑の花束に

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    どれもいいのだけど、「MOTHER」が特に好き。
    いいなぁ。こういう世界観、本当に大好き。
    続編のネームが掲載されているのだけど、作品として完成しなかったのが残念でならない。
    吉野さんの世界がこんなに好きだったのだと実感。
    ああ、もう新作が読めないなんて、悲しくてたまらない。

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    2016年12月14日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    ネタバレ

    吉野朔実さんが急逝されたと知ってびっくり
    好きな漫画家さんだったので、とても残念
    わたしとはそんなに年も違わないのではないのかな
    そのためにまとめられたこの本は、
    色々な本についてのエッセイ漫画なのだけど
    とても興味深く、結構読むのに時間がかかり
    実はまだ読み終わってはいない
    気になる本のところに付箋をつけて
    少しずつ読んでいるので、あと何ヶ月かかかりそう
    面白いよ

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    2016年08月30日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本の雑誌は若い頃から読んでいる。あれ、漫画のページが、と思ったのも覚えてる。この隔月の漫画のページが好きだった。「お父さんは時代小説が大好き」から単行本も買い続けていた。
    「神様は本棚に住んでいる」と一緒に買おうと思っていたが、よく考えたらこれを買ったら要らないのか。本書は見本本があったが、「神様は~」はビニール巻きで中が確認できなかったので、本書のみ購入。
    全部本の雑誌掲載時に読んでいるが、パラパラと読み返す。書評もあるけど吉野さんのお友達付き合いや身辺雑記もあり、楽しい。
    吉野さん、もっと読んでいたかったよ。
    ご冥福をお祈りします。

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    2016年07月26日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    「本読みあるある」がたくさん。

    同じ本を読んでいると、「やっぱり?!やっぱり?!」と嬉しく、読んだことのない本だと読んでみようかなと思い、「そうだよねー」とか「ええ?そうかなあ?」とか、心の中で会話に参加している気になる。
    いつでもめくりたい。買って手元に置けるのが嬉しい本。

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    2016年07月18日
  • 吉野朔実は本が大好き 吉野朔実劇場 ALL IN ONE

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    本編は全部読んでいたので、ボーナストラックのみ。こねこのぴっちを永遠の心絵本と書かれていたので嬉しくなる。
    エッセイ漫画なので最初から最後まで通して読む必要はないし(全巻分なので重くはあるけど)一冊にまとまったソフトカバーで、気軽に読みやすくなった。

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    2016年07月16日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 3

    購入済み

    デビュー当時から存じ上げておりました。
    端正でありながらやさしい画風が大好きでした。
    この春、空に帰って行かれたのですね。
    この本を購入するにあたって、自分の無意識が
    ご逝去を悼んだ結果だと思わずにはいられません。
    どうか安らかに。

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    2016年05月23日
  • ジュリエットの卵〔文庫版〕 3

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    ネタバレ

    吉野氏を偲んで。
    繊細で美しい世界。
    美しい双子、蛍と水(ミナト)。
    2人の関係は、不道徳ではあるのだけれど、なぜか、美しい。
    なんて不健康。
    でも、言いようもなく美しいのだ。
    終盤、水ばかりを偏愛する母親の原点が明らかになることが、2人の悲劇を一気に加速させる。
    こんなにも繊細な物語を紡ぐ人だから、若くして天に召されたのだろうか、なんて埒もないことを思ってみたりする。

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    2016年05月03日
  • ぼくだけが知っている〔文庫〕 1

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    ぼく「だけ」が知っていると、自分は特別だと思っていた礼智の物語。
    共有することをおぼえて、人と関わることを知っていく。なんといっても最後十全で終わるあの突き放し方がもうたまらない。

    全3巻

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    2015年09月13日
  • period 1

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    胸が痛くて苦しい。
    ハルちゃんもヨキも子供なのだ。こどもなのに、彼らはどこまでも冷めている…。
    彼らがただ求めているのは安住の地。還る場所。

    2人一緒に幸せになってほしい。
    父の支配からは逃れられない。それでも、2人一緒に生きていくんだろうなあ。
    ただ欲を言えば、もっと兄弟間での感情や関係を描いて欲しかった。こんな状況の家族状態の中、ずっとただ1人お互いにいた兄弟なのだ、普通に幸せに暮らす兄弟とは全く違う関係性になってもおかしくないでしょう。

    もうひとつ気になったのは、このような少女漫画によく見られる愛への渇望がほとんど見られないこと。ハルちゃんもヨキも絶対淋しいと思う。かといって互いに依

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    2015年07月13日
  • period 5

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    第一巻の衝撃から11年。ついに完結しました。帰るべき場所を求める兄弟に安住の地はあるのか、心に残る結末だったと思います。吉野先生ありがとうございました。生きてるうちに最終巻が読めてよかった、、、。

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    2014年12月02日