吉野朔実のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
こころに残った言葉
しかし 失恋自体が不幸であるとは限りません 不幸とは むしろ その処理の仕方にある
失恋を失恋として 痛みを痛みとして
結果を 事件を それはただひたすら 受け入れることしかないことに 納得できない時
不幸は始まるのです
恋をしたことがない それは恥ずかしいことですか?
恋をするのが当然だと思い込んでいませんか?
しなくたっていいんですよ 人が言うほど当たり前じゃないんだから
でなけばTVや映画に あれほど恋愛物が多いはずがない
運命の恋人に会った者に 他人の物語は必要が無いんです
本当に恋をしている者も 本物の恋人を持っている者も 人が言うほど多くはない
大多数は -
Posted by ブクログ
マスコミが、嬉々として子どもを殺している今この時期に、この本を読むというのも、なんともタイムリーというか……。
子どもの世界は、残酷で、偏見に満ちていて、そして、本人たちにとって「どうしようもないこと」でできている。かつても、いまも、これからも。
そんな、当たり前で、多分、子どもの時代には知っていた、そして、大人になるにつれて目をそらしてきた。そんなことでできているマンガです。
だから、礼智は、けっして特別な子どもではありません。例え大人にとって、それがどんなに非論理的で、ワガママ、子どもっぽく見えたとしても、それぞれ子どもたちは、自分の事情と、理屈の上で行動しています。
特に、大人と子