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初読から三十余年経ての再読。若いころ感じたラストへの流れのモヤモヤを、今はどう受け取るかと思いつつ読みました。ミナトの悲しみ、苦しさ、絶望といったものはより強く迫ってきました。その分蛍には毅然として撥ね退けてほしかった。もしかしたらそれがミナトの救いになったかもしれないと思うから…だからやっぱり納得したくない気持ちは残るのだけれど、そうなるしかなかった哀しさも、今はわかる気がします。読み手、少しは大人になったかな。30年前と変わらないのは、「下田さん素敵」。夜貴子、見る目はあるよ!
Posted by ブクログ
えーと、「いたいけな瞳」を読んで、感想に
「もしかすると、この人は短編の方が繊細かも。」
なんて書いたのですが、実は、長編を読んだ記憶というか、どんな作品があったのか、あんまり覚えていない……。
ということで、本棚から、「ジュリエットの卵」を出して読んでみる。
すごいフワフワした作風ですが、実は、けっこう悪意にみちているかも……いや、この言い方は、間違っているなぁ。出てくる人は、けっこういい人たちだと思います。
でも、それを外側から見る作者の目って、すごく厳しいような気がする。厳しいというか、突き放している?
ちょっと、これも違う気がするが……。
えーと、例えば、わたしは、苫子さんとか好きです。
「あなたキレイだもの。おなたのお兄さんもキレイだもの。それだけで充分、私には毒なのよ…」
そんな風に、恋敵に素直に言えてしまう人というのは、なかなか、すごいと思います。
あと、生きるためには、誰かに依存するだけではなくて、自分に依存してくれるだれかが必要なこととか、けっこうシビアなことをかいてます。
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