田辺イエロウのレビュー一覧

  • BIRDMEN 11

    購入済み

    第三の翼

    バルバラと共に城を出て第三の翼サクルに出会う話。

    前巻で旅の目的がはっきりしてから明らかに物語のテンポが良くなって面白い。
    あとイエロウさんは大きなモノを描くのが上手い。サクルの能力だったりアフリカで光鳳達が遭遇したブラックアウトの造形だったり、見ていてワクワクする。細かな造形もだけど見開きを描いた時の全体のバランスがすごく良い。デザイナーの作品って言われても通りそう。バードメンは表紙が色味少なめだけど、もうちょっとカラフルなポップ絵も見たいなあ。

    鷺沢はいつの間にか状況説明と場を和ます笑いを提供する面白キャラになっている。これはこれで好きだけど、ちょっと前まで彼は表の顔と裏の顔

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 10

    購入済み

    新たな光

    鷹山との再開を果たし物語は舞台をヒマラヤ、そしてヨーロッパへと移す。
    そして鷹山から告げられる新たな目標「はじまりの七人」。
    前巻でふんわりしていた旅の目的がはっきりして今後の旅の指標となる。

    前巻の描写で烏丸は鳥部の仲間たちと一緒にいるために鷹山の手をつかまなかったんだと思ったんだけど違ったのかなあ。
    今後の旅の目標がはっきりしたし七翼の二人目も出てきたしセカンドアビリティーも発現して物語は大きく動いているけれど、その分鳥部のメンバーの存在感が希薄になっているのが寂しい。
    人気低迷でテコ入れで分かりやすい内容にシフトしたのかななんて勘ぐってしまう。
    鷺沢とか鴨田の能力の設定は

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 8

    購入済み

    そうして僕らはオトナになる

    鷹山の失踪をきっかけに鳥部メンバー達の人間関係に変化が訪れる。
    徐々にベルウェザーとしての資質を開花させていく烏丸。同時にアメリカ、EDEN、そしてどこかにいる鷹山にも次のステップへと変化が訪れる。そうした中でついに海野も能力に目覚める。
    物語当初はリア充の化身に見えた鷺沢と海野にも、それぞれ悲しい背景があることが明らかになる。世の中完全に幸せな人も、完全に不幸せな人もいないんだよね。みんな幸も不幸もそれぞれ持ってて、出来るだけ幸の比率を増やそうと頑張ってる。そしてそうやってもがいているうちに勝手にオトナになる。

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 7

    ネタバレ 購入済み

    もう一つの鳥部

    もう一つの鳥部の経験した悲しい結末の物語。
    アメリカに点在する農場(ファーム)と呼ばれる施設に収容されているEDENのセラフ達。アメリカセラフのリーダーアーサーは彼らをかき集め旅に出る。しかし超人的身体能力を持つとはいえ中身はローティーンの少年少女たち。彼らの旅は人間社会に寄生したかたちとなり、最後は人間社会の理によって突然の結末を迎える。
    同じ世界ではあるけれど、近くて遠いパラレルワールドのようなアメリカで起きた悲劇。それは日本の我らが鳥部が同じように無軌道にただひたすら規模を拡大しても、同じような悲劇が起きるだけだという暗示なのか。
    アーサーいいやつだよなあ。ロビンかわいいなあ。
    こういう

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 4

    購入済み

    回り始める物語の歯車

    新キャラ続々登場。
    まずは龍目教授の仲間、スーパーハッカーの金髪オネエ、マリリン。教授よりも鳥部メンバーに近い位置で活動し、ストーリー展開的にもギャグ面でも美味しいとこを持っていく。なんだろう、オネエキャラってオカマって言う性別的にニュートラルな位置にいるせいか、他の人には言えないこと言われたくないことを言ってもいいみたいなとこあるよね。だから疲れたオトナがオカマバーに行ったりするんだろうけど。
    そしてこの作品で「悪」を担当する闇の科学帝国EDENからの刺客FOX登場。EDEN側のセラフフェアリーも出てくるけどまぁこっちはオマケ。可愛らしいけどね。オトナの知性、オトナの暴力をチャラいキャラで隠

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 2

    ネタバレ 購入済み

    いいとこ出てきた

    主人公のいいとこが出てくる。
    鳥男としての能力も伸びてくるが仲間内ではむしろその歩みは遅いほうだ。学校でも上手く馴染めずにいたのに、世界に5人だけの本当に数少ない仲間の中でもまたはみ出しそうになる主人公。
    そこから抜け出す力となったのは仲間たちのサポートもあるが、主人公自身の精神力、メンタルタフネス、ザ・負けず嫌いだ。
    僕がこの作品を好きなのは英司のこういうキャラクター。学校でも家庭でも居場所がなくて、数少ない仲間達の中でも孤立しそうになった時、「なにくそ!」と立ち上がり、それどころかものすごい勢いで走り出して辛い現実をノックアウトする一撃を繰り出すこのタフネス、すっげえカッコいい。

    0
    2020年10月18日
  • BIRDMEN 1

    ネタバレ 購入済み

    中学生ってこんなだったかな

    前作結界師が好きだった。前作と同じく中学生が主人公ということで似た空気感。ただしポジティブの塊だった前作主人公に比べ、コミュ障で勉強はそこそこできるけど運動音痴で家族とも上手くいっていない今作主人公が持つ空気は暗い。そこをスタートとして全体的にネガティブな空気が漂っている。
    とはいえほぼ主人公一人が動いていた前作と違い「ゴレンジャー」的な作りなので、1巻終了時点で続々と仲間が揃いそこまで話自体は暗くない。会話のテンポは良いし色々と今後の展開を予感させる伏線が散らばっていてワクワクする。田辺イエロウさんはこういうシッカリした世界観(設定?)を持った作品の作り方が好きだ。
    中学生男子の心理描写

    0
    2020年10月17日
  • BIRDMEN 11

    Posted by ブクログ

    結界師を読み作者熱が上がり、途中で止まっていたこちらを買ってきました。
    実は前巻で方向性がいまいち見えなくて止まってたのですが…念のため残りを買いそろえてから読み始めたのですが、やはり一気読みしてしまいましたわ、これはむしろ一気読みでよかった!

    も本当細かいところをあげたらきりがないのですが、
    この巻だと
    リリーの、絶望しきってる破滅的なとこや、
    無駄にディティールの細かい下着仕様や、
    作者の描く兄弟の葛藤ほんといいな、や。
    マフ兄の俗物感いいな、と。

    0
    2020年09月10日
  • BIRDMEN 16

    Posted by ブクログ

    田辺イエロウ先生の描く主人公、陰キャっぽいのに意外と自分の周りの人々を大切にしてて闇落ちせず世界を必ずいい方向にもっていってくれるところが好きです。

    0
    2020年04月07日
  • BIRDMEN 16

    購入済み

    面白くはあったんだけど

    もうすこーし先の未来まで観たかったかなぁって言うか
    最後の最後までセラフに対抗する力を持つ存在がなく
    セラフ内でも鷹山以上のビジョンを持つ存在はなく
    まーなんて言うか
    予定調和のまま終わったかなぁって
    せめて人間関係がどうなるかーとかの結末知りたさがちょっとあったかなって思った
    ある意味始まって終わってしまった感じがしました

    0
    2020年03月19日
  • BIRDMEN 11

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    買い忘れていた~慌てて購入。
    ダークファンタジーがやっぱり好きなのかな、田辺さん。
    人の心の奥の暗い部分を描くのが上手なのか、こっちもぞくっとする時がある。
    新たな仲間、サクル。
    彼が知ってしまった、人間の暗い部分。
    知ってしまったから、知ってしまう前の自分にはもう戻れない…。
    でも、彼の周りには愛情も確かにあって。
    物語の終盤はうるっときてしまった。
    ゆったりした進みだな~と若干「うーん」と感じていたりもあったけれど、今回の巻はサクルのエピソードがけっこう好みだったので良かった。

    0
    2019年01月28日
  • 田辺イエロウ短編集 フェイク! 1

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●収録作品●
    *LOST PRINCESS…デビュー作
    *読切版結界師…その後連載作品となった『結界師』の元になった作品
    *フェイク!…増刊号掲載作品
    *バースデイ…ゲッサン掲載作品
    *闇の中…投稿作品、佳作受賞

    『結界師』の田辺イエロウ短編集。

    『LOST PRINCESS』、『フェイク!』は少年誌!って作品ではないかと。
    どちらかだと怪盗ものが好きだし、キャラクタ的にも『フェイク』の方が好みかな。

    『読切版結界師』は以前にも公式本に収録されたもの。
    主人公の名前や設定はほぼ一緒。

    『バースデイ』は完全にギャグ。
    両親に溺愛されている男の子のお話。

    この作品の中では『闇の中』のみち

    0
    2019年01月28日
  • BIRDMEN 1

    バードメン

    中々面白い!

    0
    2018年10月11日
  • BIRDMEN 12

    Posted by ブクログ

    ネットワーク化の方向に進化した新人類鳥男となる少年少女たちの話 12巻

    アフリカ編。
    誰が進化の方向を決めるか、3系統+旧人類のようになってきた。
    基本的には鳥男同士は争わないようで、この3系統がどのようになっていくかが今後か。

    この巻の主題である7人の次の一人は、もし間違っていたらびっくりだ。

    0
    2018年06月08日
  • 結界師 1

    Posted by ブクログ

    サンデーで読み始め、コミックスを買うほどにはまった作品。
    最終巻まで安定して楽しくみれました。
    結界師の能力がとても単純で、それゆえに汎用性がきいて、面白かったです。

    0
    2018年03月17日
  • 田辺イエロウ短編集 フェイク! 1

    Posted by ブクログ

    田辺イエロウ短編集。
    内容よりなにより、あとがきの「ギャップは想像で埋めろ」に納得と、それ言っちゃうんだという苦笑。
    「結界師」や「BIRDMEN」で、時折あるコメディシーンがリミット外れたら、ツタンカーメンお父さんになるんだな。
    いや、おもろいわ。

    0
    2018年02月24日
  • BIRDMEN 11

    Posted by ブクログ

    人類進化の可能性を考える鳥男。11巻。
    異形大好きイエロウさん。
    今回は7人の3人めサクルの話。
    家族からの旅立ち。

    世界が本気で軋みをあげている感が上手い。
    安っぽい絶望機関とは違う感触がちゃんとある。

    そして新人類もそれがそれであるなりに悩む。
    巣立ちに葛藤。
    あ、女湯覗きのエピソードは楽しかったです。

    0
    2017年12月29日
  • BIRDMEN 10

    Posted by ブクログ

    またいろんな能力が出てきたり、
    いい感じの男女双子が出てきたり、女王様だったり、と。
    やはりちょっと絵の感じが変わったところは気になりますが、彼らの旅がどうなるのか、スピードが速いです。

    0
    2017年07月11日
  • BIRDMEN 1

    これから面白くなるよ!

    9巻まで読みました。
    正直、初めの方は面白くないです。せめて3巻くらいまで読んでみてください。ハマりますよ!

    0
    2017年03月20日
  • BIRDMEN 9

    Posted by ブクログ

    ああ、人間を離れて行ってしまうの、とドキドキでした。

    彼女らのキャラ設定と、ガブリエルの性別が分かった巻。
    アメリカの3人組が好きで、また彼女らの関わり合いが気になります。

    0
    2017年02月10日